投資指針②

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株式投資を始めて数千円ほどしか動かしていない時、失敗したくないという思いから、先行して始めていた友人に度々アドバイスを求めた。

何か勉強できるものはないかと聞いて、最初に教えられたのが三菱サラリーマンのブログである。

当時はまだ三菱サラリーマンは豚舎に勤めていて、日々その鬱憤がブログに込められていて、勝手ながら同じような境遇だと思い、毎日のように更新されるブログを見るのが楽しかった。

(今は豚舎を卒業されて書籍も出し、毒がなくなってしまったのか、以前まで私が感じていた楽しさが少しなくなってしまったように感じる。書籍を出してからブログの内容やバックナンバーも削られたように感じるが、それは逆に三菱サラリーマンが充実していることの表れなのかもしれない。)

三菱サラリーマンの当時の方針は給料の8割を投資するというものだったが、これは当時狂気だと思っていた。が、その投資先は配当金重視ということで、これはかなり共感できた。

配当金は自動的に利確してくれることに等しいということで、売りのタイミングを考える必要もないし、買うタイミングも給料日ということで考える必要もないので、これは日々の生活を疎かにすることもなく私に合っていると感じた。

また、配当金が積み重なっていくことに着目することで、日々の株価に惑わされることなく投資を続けられるということで、これまた私の性に合っていた。

ということで、三菱サラリーマンが買っている米国株をいくつか給料日に買うのを始めた。当時は月に10万円ぶち込むようにしていたと思う。ボーナス時は50万程入れていたかもしれない。(これは今度確認してみよう)

そして2019年の後半から積立投資を続けていたが、2020年に入ってすぐにコロナショックで大暴落した。

コロナショックで株価が日々激しく上下し、ジェットコースターのようだという表現もあったがまさしくそんな感じだった。一日に動く値動きを日々更新していたが、株価とはこんなに動くものなんだなと悠長に思っていた。

この時はまだそこまで投資していなかったが、それでも評価額のトータルは-50万円くらいにはなっていたと思う。Twitterでもマイナスになっている人が多くいたように思うが、毎日のようにナンピンしている人が多くいた。
この時会社でも株を始める人が多く、資金力のある人は割と大金を突っ込んでいたように思う。(確か株式の口座を開く人の伸びがすごかったんじゃなかろうか。)

正直、私の周りでは、このコロナショックで絶望するというよりかは何か面白いことが起こっているというワクワク感のほうが強かった気がする。

恐慌時の様子を書籍で読むとナンピンしている人が絶望するほどの下落があるのが恐慌のようだが、私も他の人同様チャンスだと思い、しばらくしてから定期預金の300万円を解約し、少しずつ毎月投資額を増やしていった。

おそらくこの時あたりから、入金する額に抵抗がなくなってきたように思う。というのもコロナショックの回復が思ったよりも早かったからである。入金すればするほど、評価額がプラスになり、恐怖感は多少マヒしていた。毎月投資することの意味として、株価が高騰する機会を逃さないためといったことを何かの書籍で読んだが、そのためにも入金したほうが良いのではないかと考えていたのもある。

この時GAFAMの伸びがすごかったので、多少買ってみたが、当初の方針通り、配当株を中心に買い集めるようにした。投資は最初の投資方針を守ることが大事、そしてそれを守ることが難しいと読んだので、これをなるべく守り、給料日(もしくは権利落ち日の関係で、少しずらす時もあるが、基本的には月に1回)に投資する方針は変えずに投資を続けた。

投資額はその時に一時的に増やすつもりだったが、給料もそれなりにもらえていたのと、配当金が積みあがっていくのが楽しかったのとでそのままになり、現在月30万円投資するスタイルが続いている。

その中で誤算だった株があったりもしたが、それは次回ということにする。

2021年10月20日

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