『転生したらバーバリアンになった』小説版・第17話ロングあらすじ【初心者向け・保存版】

転生したらバーバリアンだった

【あらすじ】『Bjorn Yandel the Barbarian』Episode 17|ラフドニアの夜、エルウェン姉妹との邂逅

Surviving the Game as a Barbarian | Chapter: 17 | MVLEMPYR
Rafdonia (1) Slowly, I opened my eyes. I closed them again, and told myself. 'Get up and get to it.' As I recalled all t...

目次

  • 夜のラフドニア ― 初めての街歩き
  • ブラックホエール酒場は消えていた?
  • エルウェン姉妹との再会
  • テルシアの試すような態度と「誓い」
  • 二人のパーティ解散、そして金銭の清算
  • “初めての帰還”の祝杯
  • 能力の使用をめぐる提案
  • Q&A(誓い・報酬・街のルールについて)
  • 用語集

夜のラフドニア ― 初めての街歩き

ビョルンはベッドでの深い眠りから目覚める。
迷宮から出て半日程度眠ったつもりが、実際には30時間以上眠っていたことが判明。
身体を清め、新調した服を着て街に出ると、夜のラフドニアは昼間より落ち着いた雰囲気を見せていた。


ブラックホエール酒場は消えていた?

エルウェンと再会するために向かった「ブラックホエール酒場」。
しかし現地で耳にしたのは驚愕の事実――
その名の店はすでに存在せず、別の名で営業しているという。
ここでビョルンは、ゲーム世界と現実との“時間差”の可能性を考える。


エルウェン姉妹との再会

新しい店「ピデンプス」に入り、ようやくエルウェンを見つける。
しかし隣には姉・テルシアの姿があった。
彼女は警戒心を露わにし、「なぜ妹をここに呼んだ?」と詰問する。


テルシアの試すような態度と「誓い」

会話の中で、テルシアはビョルンに“金で手を切る”提案を持ちかける。
さらに去り際、彼に課したのは奇妙な条件――

「妹と寝るなと誓え」

ビョルンは戦士の誇りにかけて誓い、緊張感に包まれた対話は幕を閉じる。


二人のパーティ解散、そして金銭の清算

結論として、エルウェンは今後姉と行動することを選ぶ。
二人で築いた関係はここで一区切りを迎えた。
ただし報酬分配は正しく行われ、
精髄の報酬+戦利品の石=合計63,000石が渡される。


“初めての帰還”の祝杯

重い空気を和らげるように、エルウェンは明るく言う。

一緒に“初めての帰還”の酒を飲もう!

デミヒューマンにとって迷宮から初めて帰還した一週間は特別な意味を持つ。
彼女はその大切な時間をビョルンと共有したいと願うのだった。


能力の使用をめぐる提案

歓談の後、ビョルンはエルウェンに一つの依頼をする。

「街中で能力を使えるのか?」

本来は禁止されているが、彼女は代案を出す。
――「あなたの部屋でなら」
次なる検証の舞台はすでに決まった。


Q&A(誓い・報酬・街のルールについて)

Q. テルシアが課した「誓い」とは?
→ 「妹と肉体関係を持たないこと」を条件に関係を許すというもの。
フェアリー社会における家族の結束を示している。

Q. 報酬はどう分配された?
→ 精髄の代価として63万石のうち、約63,000石がビョルンに渡った。
さらにテルシアからの補填で正しい分配が確保された。

Q. なぜ街中では能力を使えない?
→ 守護兵による監視があり、治安維持のためスキル発動は禁止。
代わりに「人目のない場所」でなら可能。


用語集

  • ブラックホエール酒場
    ゲーム中の拠点酒場。現実では「ピデンプス」という別名で存続。
  • テルシア(Tersia)
    エルウェンの姉。気性が荒く、妹を守るためビョルンに強く当たる。
  • 初めての帰還(First Return Week)
    デミヒューマンが初めて迷宮から生還した一週間を祝う伝統的慣習。仲間との酒宴が通過儀礼となる。

次回予告

Episode 18では、エルウェンとともに「能力の実験」が開始される。
ゲームでは当たり前だった“スキル発動”が、現実ではどう作用するのか。
新たな謎と危険が、ビョルンを待ち受ける。

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