【あらすじ】『Bjorn Yandel the Barbarian』Episode 22|二度目の迷宮挑戦と秘密のレベルアップ
目次
- 絆の魔法 ― アイナルとの正式チーム結成
- 出発準備 ― 食事・装備・休養
- 次元広場 ― 数万の冒険者と開かれるゲート
- 秘密の戦略 ― 不安定な瞬間を狙う突入
- ポータル直行 ― 二階層へのショートカット
- レベルアップの仕組み ― 実績とソウルパワー
- Ainarへの誓い ― 秘密保持と冒険の決意
- Q&A(バインディング魔法・実績システム・危険性)
- 用語集
絆の魔法 ― アイナルとの正式チーム結成
迷宮突入の朝、冒険者ギルドで**「絆の魔法(バインディング)」**を受ける。
これにより、ビョルンとアイナルは同じ場所からスタートできるチームとなった。
- 料金:15,000石
- 効果:24時間限定の同時出発保証
資金は痛かったが、必要不可欠な投資である。
出発準備 ― 食事・装備・休養
ギルドを出た二人は宿に戻り、最後の豪華な食事(肉・シチュー・クリームパイ)を堪能。
「甘い」という新しい味覚に驚いたアイナルは、涙を浮かべながら誓う。
「ビョルン! もうあなたについていく!」
その後、装備を整え、二人同じベッドで仮眠。
夜20時半、迷宮突入に備えた。
次元広場 ― 数万の冒険者と開かれるゲート
真夜中、**数万人の冒険者が集まる「次元広場」**に到着。
中央に光の球が生まれ、次元ゲートが開く。
冒険者たちは雪崩のように飛び込んでいく。
通常なら即突入だが、ビョルンは違った。
「次元が不安定になる瞬間を待つ」
彼だけが知る裏技を狙っていた。
秘密の戦略 ― 不安定な瞬間を狙う突入
数万人が突入した後も待ち続け、ゲートが縮小し始めた瞬間――
「今だ、行くぞ!」
制止を無視し、アイナルを押し込む形で突入。
これはゲーム経験者だからこそ知る「次元不安定バグ利用」だった。
ポータル直行 ― 二階層へのショートカット
通常はコンパス探索と戦闘を繰り返し、数日かけて到達する二階層。
しかし二人が飛ばされたのは――二階層直通のポータル前。
「何だこれは!?
族長は三日かかると言っていたのに!」
アイナルは驚愕するが、これこそが狙い通りの「バグ利用」だった。
レベルアップの仕組み ― 実績とソウルパワー
ポータル起動と同時に、ビョルンの魂が反応。
- レベルアップ → Lv.2
- ソウルパワー +10
- 吸収可能エッセンス +1
通常の「モンスター討伐経験値」とは違い、**実績(Achievement)**による成長である。
これにより、同じ敵を狩るだけでは成長できない世界で、効率的な「抜け道」を掴んだのだ。
Ainarへの誓い ― 秘密保持と冒険の決意
しかし、もしこの方法が広まれば大問題になる。
「アイナル、これは秘密だ。二日かかったことにしておけ」
真剣な表情に押され、アイナルも戦士の誓いを立てる。
こうして二人は、**第二階層「ゴブリンの森」**へと足を踏み入れた。
Q&A(バインディング魔法・実績システム・危険性)
Q. バインディング魔法とは?
→ チームメンバー全員が同じ場所に転送される保険のような魔法。費用は冒険者ランクに応じて上がる。
Q. 実績による経験値とは?
→ 特定の条件を満たしたときに得られる成長ポイント。モンスター討伐だけでなく「初めての到達」などでも発生する。
Q. 不安定ゲートの危険性は?
→ 成功すればショートカットになるが、失敗すれば迷宮内部での転送事故も起こり得る。だからこそ一般冒険者は避ける。
用語集
- 次元広場(Dimensional Plaza)
毎月、迷宮が開く際に数万人の冒険者が集う広場。 - 不安定ゲート現象
次元ポータルの終盤に稀に発生する現象。転送地点が変動し、運が良ければショートカットとなる。 - 実績(Achievement)
特殊条件を満たしたときに得られる経験値源。唯一、何度でも稼げる成長要素。
次回予告
Episode 23では、ゴブリンの森での初戦闘が始まる。
未知の階層、未知の敵。ビョルンとアイナルのコンビはどんな戦いを見せるのか――!