【ネタバレ&考察】『Bjorn Yandel the Barbarian』Episode 25|ピリジャー編(後編)生き残るための決断
目次
- 追撃と絶望の邂逅
- 冒険者パーティとの遭遇 ― 救いか罠か
- 石化のような「抑制(サプレッション)」
- 首を裂かれた死線と「不死の刻印」
- アイナルの逆襲とパーティ壊滅
- 生き残りの処遇 ― 大地ノームの力
- 解説:石ゴーレムのエッセンスと抑制スキル
- 用語集
追撃と絶望の邂逅
ビョルンとアイナルはピリジャー女から必死に逃走。
モンスターをものともせず走り続け、偶然にも**別パーティ(人間4人組)**と遭遇する。
希望を見出した二人は助けを求めるが――
冒険者パーティとの遭遇 ― 救いか罠か
その冒険者たちは表向き協力を了承。
だが次の瞬間、**エッセンスによる拘束スキル「抑制(サプレッション)」**を発動し、二人の身体は完全に停止する。
彼らの真の目的は、ビョルンたちが稼いだ大量のマナストーンと装備の略奪だった。
「やっと捕まえた女がバーバリアンとはな」
「心臓は高く売れるぞ」
仲間と思った相手が一転して人間の敵となる、最悪の展開。
石化のような「抑制(サプレッション)」
この拘束能力は8階層モンスター・ストーンゴーレムのエッセンス由来。
「体が石のように硬直」し、一切の行動が不可能になる恐怖のスキル。
弱点は **「ダメージを受けると解除される」**こと。
だが当然、相手はそれを知っている。
首を裂かれた死線と「不死の刻印」
リーダーのバルド(禿頭)が刃を振り下ろし、ビョルンの首を裂く。
普通なら即死――
しかしその瞬間、抑制が解除。
咄嗟に渾身の力でメイスを振り下ろし、バルドの頭を粉砕する。
血を吐きながらも立ち上がるビョルン。
致命傷により「体力0.1%以下」の条件を満たし、
実績ボーナス:精神力+3を獲得。
さらに**不死の刻印(Undying Imprint)**が発動し、ポーションと合わせて奇跡的に生還する。
アイナルの逆襲とパーティ壊滅
ビョルンは最後の力で短剣をアイナルに投げつけ、彼女の拘束を解除。
解放されたアイナルは狂戦士のごとき猛攻で――
- アーチャーを真っ二つ
- 剣士の頭を粉砕
圧倒的な火力で瞬時に敵を葬り去る。
残ったのは**逃げ出した金髪の男(ノーム能力持ち)**のみ。
生き残りの処遇 ― 大地ノームの力
金髪の男は捕縛され、命乞いをする。
彼の持つ能力は**「大地ノームの隠蔽」**。
周囲3mの範囲で完全に環境に同化できる強力なステルス能力。
その力を利用するため、ビョルンは彼を生かす判断を下す。
だがアイナルは「殺した方がいい」と反対。
この「甘さ」が後の火種となることを示唆して物語は締めくくられる。
解説:石ゴーレムのエッセンスと抑制スキル
- 抑制(Suppression)
- 効果:対象を完全拘束(移動・攻撃・回避不可)
- 解除条件:対象がダメージを受ける
- 出典:8階層モンスター「ストーンゴーレム」
拘束系スキルは迷宮内でも非常に危険。
味方の裏切りや奇襲と組み合わせることで冒険者殺し(ピリジャー)の常套手段となっている。
用語集
- 抑制(Suppression):石ゴーレムのエッセンスによる拘束スキル。冒険者殺しが多用。
- 不死の刻印(Undying Imprint):ビョルンが取得した特別な印。瀕死状態からの復活を可能にする再生能力。
- 大地ノームの隠蔽:周囲3mを同化し、完全に姿を消す能力。偵察・奇襲に有効。
まとめ
Episode 25は、シリーズ屈指の死線突破回。
ビョルンは「不死の刻印」と奇跡的な判断力で生還し、アイナルは真価を発揮。
だが残された「金髪の男」と「ピリジャー女」の存在が、次なる不安を呼び起こす。