『転生したらバーバリアンになった』小説版・第32話ロングあらすじ【初心者向け・保存版】

転生したらバーバリアンだった

【ネタバレ&解説】『Bjorn Yandel the Barbarian』Episode 32|血の城塞(3)― 思わぬ守護者、吸血鬼公爵カンボルメアの目覚め

Surviving the Game as a Barbarian | Chapter: 32 | MVLEMPYR
Blood Citadel (3) Click. When Raven pushed a stone embedded in the walls, the candles in the stone chamber lit up at onc...

目次

  • 魔導書『ネクロノミコン』の入手
  • 悪魔の祭壇と骨の騎士
  • アイナルが聖水を吸収 ― 力と引き換えの代償
  • 新たな戦闘力と仲間たちの反応
  • 守護者 ― 本来のデスナイトではなく…
  • 現れたのは「吸血鬼公爵カンボルメア」
  • まとめ

魔導書『ネクロノミコン』の入手

レイヴンが仕掛けを作動させると、天井から落ちてきたのは禁断の魔導書 『ネクロノミコン』
本来は高額で取引される黒魔術の書物だが、彼女は当然のように戦利品として確保。

「これは私が見つけたものだから、約束通り私のものよ」

悔しさを噛みしめつつ、ビョルンは黙って見送るしかなかった。


悪魔の祭壇と骨の騎士

祭壇を探索する一行は「ガーゴイル」「デスフィーンド」「キメラ狼」などを掃討。
そして現れたのは 骨の騎士(Bone Knight)

このLv7モンスターは、

  • 憎悪(ソウルスラッシュでレベル低下の危険)
  • 悲嘆(精神錯乱の霧を撒く)
  • 渇望(ライフドレインで回復)
    の3種に分かれるが、今回は最も対処が容易な「渇望タイプ」だった。

「再生阻害の魔法で無効化できるわ」 ― レイヴン

幸運にも、楽に討伐が進む。


アイナルが聖水を吸収 ― 力と引き換えの代償

骨の騎士を討伐した後、なんと 聖水がドロップ

ビョルンは迷わず、それを仲間のアイナルに譲る。

「お前は強くなりたいと言ったな。これはお前のものだ」

感激したアイナルは聖水を吸収。
しかし副作用で、彼女の身長は約2mから一気に170cm台後半へ縮小。

【骨の騎士の聖水】効果

  • 切断力 +12
  • 骨密度 +55
  • 敏捷 +15
  • 耐久 +15
  • 柔軟性 -7
  • 身長 -25
  • (P) 防腐:毒・出血・腐敗の悪化を半減
  • (A) ライフドレイン:攻撃時に大幅な再生効果

強力だが、見た目が大きく変化するリスクも伴っていた。


新たな戦闘力と仲間たちの反応

小柄になったアイナルは激しく動揺するが、戦闘力は飛躍的に上昇。

ザシュッ!
― 一撃でデスフィーンドの頭蓋を割り、即死させる。

「私は…まだ戦士でいられるのか?」
「いや、ただの戦士じゃない。もっと強い戦士だ!」 ― ビョルン

この言葉に励まされ、アイナルは再び戦意を取り戻した。


守護者 ― 本来のデスナイトではなく…

祭壇の奥に進み、いよいよ 守護者との決戦
ビョルンも「ここまでは幸運続きだったが、最後に必ず何かある」と嫌な予感を覚える。

そして、石扉が開いた瞬間――

「扉を閉めろッ!」 ― ビョルン

遅かった。


現れたのは「吸血鬼公爵カンボルメア」

本来なら出現するはずだったのは 守護者デスナイト
だが、そこに立っていたのは異形の存在だった。

「血の城塞の主が眠りから目覚める」

現れたのは――
吸血鬼公爵カンボルメア

  • 高位吸血鬼(ネームドモンスター)
  • 黒魔術と近接戦闘の両方に精通
  • レベル5難易度の「真の混成型」

ゲームでは超低確率でしか遭遇できない存在が、なぜかここで覚醒したのだ。

「久しいな、生者よ。どこから来た?」
― 吸血鬼公爵カンボルメア

凍り付く仲間たちを前に、ビョルンが放った言葉はただ一つ。

「――逃げるぞ」


まとめ

Episode 32では、

  • レイヴンが「ネクロノミコン」を獲得
  • アイナルが聖水を吸収し、姿を変えつつ大幅に強化
  • そして守護者戦直前、想定外の事態が発生
  • 本来のデスナイトではなく、吸血鬼公爵カンボルメアが降臨

「血の城塞」編は、ついにクライマックスを迎える。

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