【ネタバレ&解説】『Bjorn Yandel the Barbarian』Episode 33|戦士(1)― 吸血鬼公爵カンボルメアとの死闘前夜
目次
- モンスターの4分類と「高位変種」
- 血の城塞からの必死の逃走
- レイヴンの閃光魔法と代償
- ビョルンの記憶力とリーダーシップ
- 女神の涙の発見
- レイヴンの症状と「痛み共有」
- 最終決戦への準備 ― 日没迫る
モンスターの4分類と「高位変種」
ビョルンの解説で、モンスターは大きく4つに分類される。
- 変種:例)ゴブリン、ゴブリンアーチャー、ゴブリンソードマン
- 上位種:平均より一段階強いモンスター(例:死霊兵)
- 希少種:リフト限定の屍食鬼ゴーレムや、低確率で出現するミミックなど
- 高位変種:固有の名前・記憶を持つ個体、さらに「聖水の力」を扱う存在
その最たる例が、今まさに彼らを追う 吸血鬼公爵カンボルメア だった。
血の城塞からの必死の逃走
仲間たちは守護者の間から一目散に脱出。
「誰なんだあの化け物は!? なんで吸血鬼がここに…!」
「黙って走れ!」 ― ビョルン
水路、迷宮を全速力で駆け抜ける。
吸血鬼のホームグラウンドで戦うのは自殺行為、なんとしても地上へ出なければならない。
レイヴンの閃光魔法と代償
追跡してきたカンボルメアは黒霧と化し、超速で迫る。
その時、レイヴンが即座に詠唱。
「目を閉じて! ― Aheschenbert tu!」
光爆発(Radiant Explosion) が炸裂。
霧状の追跡を遮断し、数分間の猶予を得る。
しかし代償は大きく、レイヴンは吐血し失神。
「痛み共有」という特異能力を吸血鬼が使った可能性が示唆される。
ビョルンの記憶力とリーダーシップ
ルートを案内していたレイヴンが倒れたが、ビョルンは迷いなく言う。
「心配するな。俺が覚えている」
実際、ゲームで何百回も「血の城塞」を攻略してきた彼は地形を完全に把握していた。
仲間を導き、ついに地上への出口に到達する。
女神の涙の発見
合流後、ビョルンはひそかに隠しアイテム 『女神の涙(Tear of the Goddess)』 を回収。
「キャラクターは【女神の涙】を手に入れた」
これは後の戦いに重要な切り札となる可能性を秘めていた。
レイヴンの症状と「痛み共有」
目覚めたレイヴンは、自らの異常を説明する。
「おそらく…あれは『痛み共有』よ」
通常は八級モンスター「ナイトフライヤー」が持つ能力で、相手のダメージを共有し、魔法を使う度に術者の体に負荷を与える恐ろしい特性だった。
完全回復は不可能だが、20分後には七級魔法を5発撃てる程度まで回復できると見込まれる。
さらに、彼女は「太陽魔法」を一つだけ使えることを明かす。
「サンスポット・スフィアなら撃てるわ」
吸血鬼の弱点に直結する、数少ない切り札だ。
最終決戦への準備 ― 日没迫る
夕暮れが迫り、血に染まった空はさらに暗さを増していく。
あと30分で完全な夜。
「夜が訪れる」
仲間たちは決意を固める。
――この先は退路なし。
吸血鬼公爵カンボルメアとの決戦は避けられない。
まとめ
Episode 33では、
- 吸血鬼公爵カンボルメアの追跡から必死に逃走
- レイヴンの光魔法で時間を稼ぐが、彼女は重傷に
- ビョルンの記憶とリーダーシップで地上へ到達
- 秘宝「女神の涙」を獲得
- レイヴンの「痛み共有」によるダメージと、残された魔法の切り札判明
- そして日没、吸血鬼との決戦前夜へ――
次回、Episode 34|戦士(2)。
ビョルンたちはいかにしてカンボルメアに立ち向かうのか?