『転生したらバーバリアンになった』小説版・第46話ロングあらすじ【初心者向け・保存版】

転生したらバーバリアンだった

【ネタバレ解説】『Bjorn Yandel the Barbarian』Episode 46|偽りのバーバリアンとの決別と新たな仲間探し

Surviving the Game as a Barbarian | Chapter: 46 | MVLEMPYR
Drawing a Line (3) Tarikan Lien. Of course, it wasn't his real name, but I decided to ignore that. 'It'd better to have this conversation over a meal.' Since my...

目次

  • 【前回のおさらい】黄金の仮面と“悪霊”の存在
  • 【偽りのバーバリアン】タリカン・リエンとの出会い
  • 【境界線を引く】「一緒に迷宮には行かない」
  • 【偽善か現実か】150,000ストーンの意味
  • 【ギルドでの違和感】“五つ星”の正体とは?
  • 【新たな出会い】ヒクロッド・ムラドの名前を発見
  • 【まとめと考察】Episode 46が描く「線引き」の意味

【前回のおさらい】黄金の仮面と“悪霊”の存在

Episode 45では、ビョルンが 「黄金の仮面(ゴールデンマスク)」 を発見。
ゲームでは無価値な装飾品が、現実では“顔を変える”切り札になり得ると判断します。

さらに、路地裏で出会った“武器を持たぬバーバリアン”。
彼の正体は―― 新たにこの世界へ降り立った“悪霊(転移者)” でした。


【偽りのバーバリアン】タリカン・リエンとの出会い

その“偽りの戦士”は、自らを 「タリカン・リエンの息子」 と名乗ります。
しかし、ビョルンはすぐに偽名だと察知。

食事を共にしながら彼の話を聞き出すと、驚くべき事実が判明しました。

  • 彼はビョルンより 1ヶ月早く この世界に転移していた
  • 成人の儀式でも“悪霊”として現れ、処刑寸前を 「最後に呼ばれた幸運」 で回避
  • 迷宮には一度も挑まず、街で彷徨い続けていた
  • ついには 武器すら売り払い、生存のために小銭を繋ぐ生活

「俺も最初は同じように恐怖した。だが、もし選択を誤っていたら、ああなっていたのかもしれない」

ビョルンの胸に去来するのは、もし自分が“逃げ”を選んでいたら、という 鏡像的な恐怖 でした。


【境界線を引く】「一緒に迷宮には行かない」

タリカンは「一緒に迷宮へ行こう」と懇願します。
しかしビョルンは断固として線を引きました。

「俺は決して、お前と一緒に迷宮には行かない」

これは、仲間を選ぶビョルンの 絶対的な価値観 の表れです。
弱者を背負う余裕はなく、迷宮は「知識」や「希望」ではなく「力」と「覚悟」でしか生き残れない場所。

似た境遇だからといって手を取り合うことは、 共倒れの未来 にしかならないと理解していました。


【偽善か現実か】150,000ストーンの意味

とはいえ、完全に見捨てることはできなかったビョルン。

彼は自らの財布から 150,000ストーン を差し出し、こう告げます。

「武器を買え。そして、自分で生き延びろ」

これは冷酷さと温情の狭間にある行動。

  • 本当に助けるならもっと面倒を見るべき
  • 完全に突き放すなら一銭も与えないべき

ビョルンはそのどちらでもなく、“境界線上の偽善” に身を置きました。

「結局、俺はただの偽善者だ」

そう自嘲しながらも――
彼は「タリカン、長く生きろ」と心の中で祈るのです。


【ギルドでの違和感】“五つ星”の正体とは?

翌日、再び冒険者ギルドを訪れたビョルン。

ここで奇妙な現象が再び発生します。
職員が彼の身分証を確認した途端――

「……五つ星?」

昨日と同じく、態度が一変し、まるで VIP扱い
しかし「五つ星」の意味を問いただしても、職員は惚けるばかり。

おそらく、何者かが彼のIDに「特別待遇の印」を付与したのでしょう。
それは領主か、あるいは塔の大魔導師の仕業かもしれません。


【新たな出会い】ヒクロッド・ムラドの名前を発見

求人リストを再度確認するビョルン。
そこで目にしたのは――

「第三階層探索 ― ヒクロッド・ムラド」

  • 種族:ドワーフ
  • 現メンバー:本人のみ(7等級・盾役)
  • 募集人数:4名(役割自由)
  • 分配:完全平等

ヒクロッドといえば、過去に「ブラッド・シタデル」で共闘した実力者。
ビョルンにとっては、数少ない“信頼できる冒険者” でした。

「一度、会ってみる価値はあるな」

ここから新たなパーティ形成が始まる予感を残し、章は締めくくられます。


【まとめと考察】Episode 46が描く「線引き」の意味

今回のテーマは 「線を引く」

  • ビョルンは タリカンとの未来を断ち切り、自らの生存を優先
  • しかし完全に突き放せず、偽善とも言える施しを選択
  • その結果、彼自身の人間性と価値観がより鮮明になった

一方で、新たな仲間候補 ヒクロッド の登場は大きな転機。
信頼できる盾役と共に、三階層以降の本格的な冒険が始まろうとしています。


今後の展開予想

  • タリカンは150,000ストーンを得て「自力での生存」に挑むが、果たして生き残れるのか?
  • ギルドの「五つ星」評価の裏には、領主や魔法塔の意図が隠されている可能性が高い
  • ヒクロッドとの再会で、いよいよ 新パーティ編成 が物語の軸に

Episode 46は、ビョルンの価値観が改めて描かれた“決断の章”。
次回以降、彼がどんな仲間と共に迷宮を進むのか、大きな見どころとなります。

タイトルとURLをコピーしました