【あらすじ】『Bjorn Yandel the Barbarian』Episode 5|這いずってでも生き延びるバーバリアン
目次
- 足を引きずり、三肢で進む男
- 出会いと冷たい判断
- 「百年に一度」の現象
- 生き残りの代償と意志
- パーティ視点で語られる“化け物”の根性
- Q&A(初心者向け解説)
- 用語集
足を引きずり、三肢で進む男
ゴブリンの罠で右足を負傷した主人公ビョルンは、三肢(両手+片足)で這うという、人間の尊厳を捨てた移動方法に切り替える。
その姿は犬のようだが、罠を踏むリスクはなく、スピードも向上。
生き延びるためなら泥水でも飲む覚悟で、血を流しながら進む。
途中、脳裏に浮かぶのは自分と同じく転生してきた“あの男”のこと。
彼は生き延びたのか、それとも――?
出会いと冷たい判断
暗闇の先に光と人影を発見。
安堵と期待を胸に近づくが、彼らはベテラン冒険者パーティだった。
リーダーの金髪男は状況を見て「初心者だな」と判断。
しかし、治療の依頼は神官エルシナに拒否される。
代わりに仲間の一人が渋々ポーションを提供。
治癒と同時に、今まで麻痺していた激痛が一気に押し寄せ、主人公は地獄のような苦痛に耐える。
「百年に一度」の現象
回復後、金髪の男から衝撃の言葉を聞く。
「百年に一度、次元の不安定性で予想外の地点に出現する現象がある。」
つまり、ビョルンが暗闇の外れスタートを引いたのはほぼ雷に打たれるような確率の不運。
他のバーバリアンが松明を持たないのも、この現象が稀すぎるからだった。
生き残りの代償と意志
パーティは盾を返し、「ポーション代は不要」と告げて去っていく。
残されたビョルンは、生き延びた安堵と、どこか拭えぬ虚しさを抱きながら再び進む。
一方で、彼のステータスには精神力+1の成長が刻まれていた。
這ってでも進み続けた意志は、確実に彼を強くしていた。
パーティ視点で語られる“化け物”の根性
去り際、パーティの会話から明かされる真実――
ビョルンが這ってきた距離は約15km。
暗闇の中、出会える保証もない状況で、彼は片足を失いながらも魔石を握り締め、「助けと引き換えに差し出す」ために生き延びたのだ。
ベテラン剣士はこう結論づける。
「ああいう狂人は滅多に死なない。」
Q&A(初心者向け解説)
Q1. 三肢移動はなぜ有効?
足を負傷しても両手と片足を使えば前進可能で、罠回避にもなるため。
Q2. 百年に一度の現象とは?
迷宮入場時のランダム転送で極端な外れ地点(暗闇地帯)に配置されるバグのような現象。
Q3. 魔石を握っていた意味は?
助けを求めた際の“対価”として差し出す準備。交渉材料を常に持ち歩くサバイバル戦術。
用語集
- 暗闇地帯(Dark Zone)
光源がなく、視界ゼロになる迷宮の危険エリア。 - ポーション(Potion)
回復薬。戦闘中使用すると激痛で動けなくなるため、基本は安全地帯で使用。 - 百年に一度の現象
ごく稀に発生するスタート位置の異常現象。高難易度の位置からゲーム開始となる。
次回予告
Episode 6では、回復したビョルンが再び迷宮探索へ。暗闇を抜けた先で待ち受ける新たな敵とは――。