『転生したらバーバリアンになった』小説版・第7話ロングあらすじ【初心者向け・保存版】

転生したらバーバリアンだった

【あらすじ】『Bjorn Yandel the Barbarian』Episode 7|夜の仲間の裏切りと初めての人間殺し

Surviving the Game as a Barbarian | Chapter: 7 | MVLEMPYR
Give and Take (3) I'm snoring right now. The very image of a mighty savage, all conked out after an arduous day. Zzzzzz! … Um, is this a bit over…

目次

  • 信頼と警戒の間で迎えた夜
  • 音と直感――殺意の察知
  • 裏切りの理由
  • 迷宮での人間関係の教訓
  • Q&A(初心者向け)
  • 用語集

信頼と警戒の間で迎えた夜

ハンスと交代で見張りを行う“夜の仲間”として二晩目を迎えたビョルン。
見た目は安らかに眠るバーバリアン――しかし実際は、相手の行動を警戒しながら寝たふりをしていた。

「笑裏蔵刀(しょうりぞうとう)」――笑顔の裏に刃を隠す。
信用される存在を装い、逆にその隙を突く。

ビョルンにとって、初対面の相手を完全に信じるなどあり得ない。
それは迷宮で生き残るための鉄則だった。


音と直感――殺意の察知

静まり返った暗闇の中、かすかな「カチッ」という音。
バックルか、腰ベルトか、あるいは靴の金具か――正確な場所は分からない。

だが、バーバリアンの本能が即座に告げる。

「危険だ。」

目を開けると、そこには笑顔を浮かべたハンス。
だが手には、ゴブリンの血肉がこびりついた大槌が握られ、振り下ろされる直前だった。


裏切りの理由

間一髪で回避し、反撃の「シールドスマッシュ」を叩き込む。
ハンスは戦闘不能に追い込まれ、ついに口を割る。

  • 表向きの理由:魔石と盾を奪うため
  • 本当の理由:バーバリアンの心臓は高値で取引される「新種の魔法薬の素材」

さらに、襲撃のタイミングを遅らせたのは「自分も眠りたかったから」という効率重視の浅はかな理由だった。


迷宮での人間関係の教訓

ハンスの命乞いにも、ビョルンは冷徹に答える。

「俺は何度も背中を刺された。だから、許すことはできない。」

迷宮は法も秩序も存在しない世界。
情けは時に命取りとなる。
ビョルンはこの日――迷宮に来てわずか1日で、初めて人間を殺した。

報酬として得たものは、ハンマー、防具、食料、魔石32個などの物資、そして精神力+1というゲーム的成長だった。


Q&A(初心者向け)

Q1. なぜ迷宮で人間同士の殺し合いが起こるの?
資源不足と金銭欲が原因。魔石や特殊素材(例:バーバリアンの心臓)は高額で取引される。

Q2. 信頼できる仲間の見極め方は?
出会って間もない相手には警戒を怠らない。寝る前後の挙動や荷物への視線をチェック。

Q3. 裏切られた時の対処は?
即応できる距離で武器を構え、相手を戦闘不能にしてから情報を引き出すのが理想。


用語集

  • 夜の仲間(Night Companion)
    夜間に交代で見張りを行い、睡眠を確保するための即席協力者。
  • 笑裏蔵刀(しょうりぞうとう)
    中国の三十六計の一つ。「笑顔の裏に刃を隠す」という意味の警句。
  • バーバリアンの心臓
    新種魔法薬の素材として高値で取引されるため、狙われやすい。

次回予告

Episode 8では、初めての人間殺しを経たビョルンが、迷宮での生き残り方をさらに研ぎ澄ませていく。
次なる脅威はモンスターか、それとも再び人間か――。

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