【ネタバレ注意】『転生したらバーバリアンになった』第72話あらすじ
〜「リトル・バルカン」の名を得た男〜
目次
- 第72話の概要
- 目覚めたビョルンとミーシャの看病
- 治療費と guild の支援
- 生還者との再会と休息
- 商業地区での金勘定と損失
- 宿泊事情と二人の奇妙な同居
- 街に広がる新たな噂
- 「リトル・バルカン」という称号
- 用語解説
- Q&A（初心者向け）
1. 第72話の概要
第72話「ゴーストバスターズ（1）」では、リアキスとの死闘から生還したビョルンが目を覚まし、街に戻ってからの余波が描かれます。
肉体は修復されたものの、経済的損失と社会的な「注目」という新たな現実が彼を待っていました。
2. 目覚めたビョルンとミーシャの看病
目を開けると、そこは臨時の治療用テント。
腹の上にはミーシャが眠っており、ずっと看病していたことが分かります。
「ビョルン！起きたの？体は？大丈夫なの？」
「見ての通りだ」
失われた腕も足も、聖職者の治療により元通りになっていました。
3. 治療費とギルドの支援
治療費は 30万ストーン。
高額ながら、ギルドの「災害救援基金」が適用され、通常よりも安価で済んでいました。
「金より命が大事」
そう語るミーシャに、ビョルンは複雑な表情を浮かべます。
4. 生還者との再会と休息
仲間のヒクロド一行も無事で、彼らはすでに眠りについていました。
ビョルン自身も宿に戻り、久しぶりの柔らかいベッドに身を沈めます。
「生きて帰った。まただ」
そんな独白と共に、深い眠りに落ちました。
5. 商業地区での金勘定と損失
翌日、ビョルンとミーシャは商業区で装備や戦利品を整理。
しかし出費は膨大です。
- 治療費 30万ストーン
- ラエティウム装備修理費 50万ストーン
- 高級ポーション使用
- ダーウィ一族への「保護料」として装備200万ストーン分
効率厨のビョルンにとって、これほどの損失は肉体の傷よりも痛烈でした。
6. 宿泊事情と二人の奇妙な同居
市街中心部の宿は1泊 9000ストーン。
二人で2部屋を取ろうとするビョルンを、ミーシャが慌てて止めます。
「馬鹿！一部屋でいいでしょ！」
結果、広々とした部屋をシェアすることに。
石鹸や浴室に喜ぶミーシャを横目に、ビョルンは「もっと稼がねば」と決意を新たにします。
7. 街に広がる新たな噂
その夜、酒場はいつも以上の熱気に包まれていました。
- 「3階層にフロアマスターが現れたらしい」
- 「ダーウィ一族でも30人以上が死んだそうだ」
- 「死者は総計で数百人規模だとか…」
そして、もう一つの噂が広がり始めます。
「一人のバーバリアンが、ダーウィ一族を救ったらしい」
8. 「リトル・バルカン」という称号
名はまだ知れ渡っていません。
しかし噂は脚色され、やがて一つの結論に至ります。
「彼は英雄バルカンの再来だ」
「まだ若いが、その背中は英雄の足跡を辿っている」
そしてついに、新しい二つ名が口にされます。
「リトル・バルカン」
ビョルンの名声は確実に広まり、世界が彼に注目し始めました。
9. 用語解説
- ダーウィ一族
大規模クラン。今回のリアキス戦で甚大な損失を受ける。 - ラエティウム装備
高級防具。修理費だけで50万ストーン以上かかる。 - 称号（Title）
実力と名声を兼ね備えた者に探索者の間で付与される呼び名。バルカンは伝説的なバーバリアン英雄。
10. Q&A（初心者向け）
Q. なぜ「リトル・バルカン」と呼ばれるようになったの？
A. ビョルンがフロアマスター戦で前衛を務め、多数の命を救った勇気が、英雄バルカンの姿を彷彿とさせたため。
Q. 経済的には赤字なのに、なぜ成功とされるの？
A. 戦利品よりも「名声」という無形の資産を得たからです。探索者にとって名声は依頼や支援に直結します。
Q. 今後のビョルンはどうなる？
A. 名声が高まるほど「特別イベント」が増え、より危険で重要な局面に巻き込まれる可能性が高まります。
まとめ
第72話は、死闘の後日談として「生還者の現実」と「街に広がる噂」が描かれました。
ビョルンは多大な出費と引き換えに、「リトル・バルカン」という称号を得たのです。
次回、第73話「ゴーストバスターズ（2）」では――
この名声が新たな試練を呼び込むことになるでしょう。
