『転生したらバーバリアンになった』小説版・第120話ロングあらすじ【初心者向け・保存版】

転生したらバーバリアンだった

バーバリアンとして生き残る – 第120話 「暗雲(4)」要約と考察【大ボリューム・完全版】

Surviving the Game as a Barbarian | Chapter: 120 | MVLEMPYR
Dark Cloud (4) Dark Cloud (4) A heavy scent of wood filled the office. Nile Urbans, the 7th Regional Manager of the Explorer's Guild, chuckled. He remembered wh...

第120話は、大きく3つの流れで物語が展開します。

  1. ギルド上層部を巡る権力闘争
  2. ビョルンの将来を見据えた決断
  3. エルウェンとミーシャ、二人の「再会」から始まる衝突の予兆

これまでの戦闘中心の展開から一転し、人間関係と政治的対立、そして恋愛火種が同時に動き出す非常に重要な回です。


ギルド上層部の動き ― ナイル・アーバンズの決断

物語冒頭では、探検者ギルド第7地域の総責任者である ナイル・アーバンズ の内面が描かれます。

  • 娘アーバンズ嬢が、父の影響下を離れ独自の勢力を構築していることが発覚。
  • ギルド内部で独自に人脈を作り、支部長までも取り込んでいる。
  • さらにビョルンとも接触を試みていると知り、ナイルは強い警戒を抱きます。

「……支部長め。娘に取り込まれ、私に背を向けるか」

本来ナイルは、ビョルンに対して敵対的ではありませんでした。
しかし「娘がビョルンと接触した」という事実が、彼の決断を変えます。

  • 娘の目的が分からない以上、ビョルンは潜在的な脅威。
  • **「邪魔になる前に排除する」**という結論に至る。

ここで、今後の展開に繋がる大きな布石が打たれました。
ギルド上層部とビョルンとの関係は、一気に不穏な空気へと変わっていきます。


ビョルンの決意 ― 新しいチーム体制を模索

場面は変わり、ビョルンは大雨に見舞われて入ったレストランで思案にふけります。

  • トロル戦での激闘を経て、現在の仲間たちの限界を痛感。
  • 上層階へ進むためには、新しいチーム編成が必要であると確信します。

現状の仲間たちへの評価は以下の通り:

仲間評価上層階での限界
ドワーキー呪術中心で奮闘するが、魔力量不足が深刻6階層前後が限界
ロトミラー有能なスカウトだが、戦闘力は低め4階層以降は厳しい
ヒクロド(ドワーフ)タンクとして優秀。装備さえ揃えば活躍可能高階層も対応可
ミーシャ大きな成長を遂げたが、まだ不安定今後の伸びしろに期待

ビョルンは、全員を切り捨てるつもりはないものの、
次の遠征では新戦力の導入が不可避だと判断します。


ウリクフリート(ビーフケーキ)との再会

そんな中、偶然レストランで再会したのが、以前救った熊のような男ウリクフリート

「やっぱり間違いない。ビョルン・ヤンデル、俺を仲間に入れてくれ」

かつてビョルンが命を救ったことで、ウリクフリートは絶大な信頼を寄せています。
彼は高い戦闘能力を持つ「物理アタッカー」で、上層階でも戦力になる可能性大。

しかし、ビョルンはすぐには承諾せず、現状では丁寧に断ります。

「今は固定チームがある。だが……いつか空きが出たら声をかける」

この会話が、後の新チーム結成編への伏線となるでしょう。


エルウェンの帰還 ― ミーシャとの再会、そして火花

物語後半は、読者待望のエルウェン視点で進みます。

トロル戦の混乱を経て、ビョルンが生きていると知ったエルウェン。
感極まって宿を訪ねますが、そこで思いがけない人物と出会います。

ミーシャとの初対面

ドアを開けたのは、濡れた髪の赤毛の獣人ミーシャ

「あの、ビョルンさんは……?」
「ちょっと出かけてるよ。部屋で待っていく?」

この瞬間、エルウェンの胸に走るのは嫉妬と不安

  • ミーシャの髪は濡れており、「さっきまで一緒にいた」ことが明白。
  • ビョルンの部屋に自然に出入りしている様子に、エルウェンは動揺。

「……人のものを欲しがるのは、罰を受けても仕方ないですよね?」

一見柔らかな微笑みを浮かべながらも、言葉には強い棘。
この一言で、二人の間に静かな緊張感が走ります。


会話に潜む心理戦

二人は表面上は笑顔で会話を続けますが、
互いに探り合い、ビョルンとの距離感を確かめるやり取りが続きます。

  • エルウェン:「ミーシャさん、彼氏はいますか?」
  • ミーシャ:「へっ!? いや、ビョルンとは仲間なだけだから!」

しかし、ミーシャが「ビョルンとは仲間」と強調すればするほど、
エルウェンは逆に「親しい関係」を確信してしまいます。

さらに会話は次第に激化。

ミーシャ:「ビョルンと私は特別。初めての探索も一緒で、最初に飲んだお酒も彼と」
エルウェン:「でも、それってあなたにとってだけの思い出じゃないですか?」

ここでミーシャの尾が苛立つように揺れる描写が入り、
互いの敵意が明確になります。

「この人は敵だ」
――エルウェンの心中に、決定的な認識が芽生えた瞬間です。


第120話の重要ポイントまとめ

項目内容
ギルド動向ナイル・アーバンズが「ビョルン排除」を決意
ビョルンの心境上層階攻略へ向けて新チーム結成を本格検討
ウリクフリートの加入提案強力な戦力候補だが、即時加入は見送り
エルウェンの再登場宿でミーシャと鉢合わせ、関係性をめぐる探り合いが始まる
新たな火種ビョルンを中心に、ミーシャとエルウェンの対立構造が顕在化

考察と今後の展開予想

  1. ギルド編の本格始動
    ナイル・アーバンズとアーバンズ嬢、そしてビョルン。
    ギルドを巡る権力闘争に巻き込まれる可能性が高い。
  2. 新チーム結成編への布石
    ウリクフリート加入、あるいは別の強力メンバーの参入により、
    次章以降「上層階攻略編」が動き出す。
  3. 恋愛火種の拡大
    ミーシャ vs エルウェンの対立は決定的に。
    ビョルンをめぐる関係性が物語をさらに複雑にする可能性大。
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