バーバリアンとして生き残る – 第142話「覚醒(5)」要約・考察【完全版】
◆今回の要点
- ドゥワルキーの《覚醒》状態での猛攻が本格始動
- レガル、アクロ剣を酷使しながらも反撃
- ミシャ重傷・ロトミラー瀕死・ビョルン魂疲弊中
- レガルの《第二の心臓》が発動、絶望的展開へ
- 仲間全員が限界を迎えながらも、再起の兆しが見える
◆前半 ― ドゥワルキーの《覚醒》で戦況が一時的に好転
魂疲弊で動きが鈍ったビョルンに迫るレガル。
その瞬間、後方から光の雨が降り注ぐ。
――ズドドドド!!
ドゥワルキーが放つ《覚醒》状態の《マジックミサイル》だ。
- 通常威力の3倍
- 誘導性能強化 → 敵を自動追尾
- 弾数30発以上 → 防御困難
「すまない、ビョルン。決心するのに時間がかかった。」
ドゥワルキーは、過去の自分の弱さを断ち切り、命を削る覚悟で立ち上がった。
しかしレガルも異常だった。
アクロ製ロングソードで魔力弾を片っ端から切り裂く。
「お前、何者だ……魔導士、答えろ!」
「……後で話す。今はこいつを倒す。」
ビョルンはドゥワルキーの変貌に驚きつつも、今は戦いに集中するしかなかった。
◆中盤 ― アクロ剣と氷魔法のぶつかり合い
ドゥワルキーは立て続けに高位魔法を放つ。
- 《アイススピア》:巨大な氷槍を2連射
- 《ブリザード》:氷塊と吹雪で視界を完全封鎖
しかしレガルは、
火傷で手がただれているにも関わらずアクロ剣を握り直し、氷槍を一撃で粉砕。
「これが……アクロか……!」
アクロは魔力耐性特化の第6級素材。
氷魔法を相殺し、突撃を再開したレガルはビョルンに肉薄。
◆ビョルン vs レガル ― 最前線での死闘
ビョルンはあえてレガルに密着、「盾」役に徹する。
- 目的:ドゥワルキーに詠唱の時間を稼ぐ
- リスク:魂疲弊中で受けるダメージは甚大
「防御だけじゃダメだ。……攻めろ!」
ビョルンは、片手メイスを槍のように突き出す戦法に切り替える。
さらにドゥワルキーは、小型マジックミサイルを精密制御し、ビョルンを避けつつレガルを狙う。
この連携で一時的に優勢を確保。
しかし、レガルの表情に不気味な余裕が残っていた。
◆転機 ― レガルの秘策《第二の心臓》
ビョルンの突きが胸を貫いた瞬間、システムメッセージが鳴る。
《No.3120 第二の心臓》発動
- 発動条件:心臓への致命傷
- 効果:48時間の絶対防御+心臓自己再生
レガルの身体を赤い筋肉状の膜が覆い、物理・魔法すべて無効化。
「嘘だろ……どうやって倒すんだ、こんな化け物……」
ビョルンは吐血しながらも、すぐに状況を切り替える。
◆仲間たちの惨状と必死の治療
レガルを一旦牽制し、ビョルンは後衛へ退く。
ロトミラー
- 腹部を深く裂かれ瀕死
- ビョルンは高級ポーションの半分を注ぐ
- 呼吸は弱いが、ギリギリ生存
ドゥワルキー
- 《覚醒》の反動で鼻・口・耳・目から大量出血
- 心拍は異常な速度で暴走
- ポーションを半分だけ与え、意識は依然なし
ミーシャ
- 肋骨骨折+内臓損傷
- 戦線復帰は不可能、壁際で座り込む
ヒクロド
- 頭部を強打し気絶していたが、ようやく覚醒
- まずドゥワルキーを抱えて後方へ退避
「……全員ボロボロじゃねえか。」
◆ドゥワルキーの限界と《魂疲弊》解除
ドゥワルキーは完全に意識を失い、攻撃魔法は止まる。
頼みの綱である《覚醒》はもう使えない。
そしてビョルンにも危機が迫る――
魂疲弊は残り時間わずか。
《魂疲弊の効果が解除されました》
ついにビョルンのステータスが完全復帰。
重かった身体が軽くなり、反撃の準備は整った。
◆今回の戦況まとめ
項目 | ビョルン | レガル・ヴァゴス | ドゥワルキー |
---|---|---|---|
状態 | 魂疲弊解除、回復中 | 《第二の心臓》発動で絶対防御 | 覚醒反動で重体 |
火力 | 中 | 高(防御貫通持ち) | 高(ただし再使用不可) |
耐久 | 高(鉄の外皮+回復) | 無敵(48時間限定) | 低 |
戦況 | ギリギリ持ち直し | 攻勢維持 | 戦線離脱 |
◆次回(143話)の見どころ
- レガルの《第二の心臓》に対抗する手段はあるのか?
- ドゥワルキーが再び立ち上がれる可能性は?
- ビョルンが《魂疲弊解除後》にどこまで通用するのか