『転生したらバーバリアンになった』小説版・第145話ロングあらすじ【初心者向け・保存版】

転生したらバーバリアンだった

転生したらバーバリアンだった 偉大なる遺産(2)|詳細完全版あらすじ

Surviving the Game as a Barbarian | Chapter: 145 | MVLEMPYR
A Great Legacy (2) A Great Legacy (2) Karui, the ancient evil god. Unlike the three gods who remain in the world, he demands an infinite price from his follower...

1. 邪神カルイとの契約 – 老司祭ルートヴィヒの決断

迷宮の通路。
ビョルンたちが満身創痍の状態で、レガル・ヴァゴス(ドラゴンスレイヤー)に追い詰められたその瞬間──
闇の奥から黒き存在の声が響き渡ります。

カルイ(邪神):「望みを言え」

カルイはこの世界に存在する三大神とは異なる古代の邪神
「善悪」には一切関与せず、“対価さえ払えば” 願いを叶える存在です。

老人の司祭ルートヴィヒは、震える手を胸に当てながら答えます。

ルートヴィヒ:「……奴を殺す力を……与えてくれ……」

しかし返ってきた答えは──

カルイ:「不可能だ」

ここでいう「不可能」は、「力がない」という意味ではありません。
「その願いを叶えるには、あなたの身一つでは代価が足りない」
そういう無慈悲な宣告です。

けれどもルートヴィヒは諦めませんでした。

ルートヴィヒ:「……ならば……せめて……彼らを守る力を……」

その願いに、カルイは愉快そうに笑い──

カルイ:「よかろう。願いを叶えよう」

黒き闇から異形の腕が伸び、ルートヴィヒの両腕、両耳、両足を次々と喰らい尽くす。
激痛は想像を絶するものでしたが、老人の表情はむしろ安らかでした。


2. 黒きゲートの出現とレガル・ヴァゴスの強制退場

ルートヴィヒの犠牲により、通路中央に**「黒き転移門」**が現れます。
次元そのものをねじ曲げ、迷宮から別の世界へと通じる危険な門。

レガル・ヴァゴス:「……この俺を排除するつもりか、老人……」
ルートヴィヒ:「これは……もっと早くやるべきことだった」

激怒したレガルは、床に落ちていたアクロ・ロングソードを引き寄せようとします。
剣はまるで磁力に引かれるかのようにレガルの手元へ──

しかしその前に、ビョルンが地面に身を投げ出して剣を押さえ込みます。

ビョルン(内心):「……これを奴に渡したら、次は絶対に仲間が死ぬ」

剣は灼熱のように熱く、握るだけで皮膚が焼け焦げる。
痛みに歯を食いしばりながら、ビョルンはアクロ・ロングソードを引き寄せる力と必死に拮抗します。

レガル・ヴァゴス:「貴様ァァ……!」

黒きゲートの力がレガルの体を徐々に吸い込んでいく。
レガルは振り返り、鋭い殺意を込めて告げます。

レガル:「……また会うぞ、バーバリアン」
ビョルン:「ああ、必ずな」

次の瞬間、レガルの姿は完全に闇に呑まれ、消え去りました。


3. 老司祭ルートヴィヒの最期

戦いが終わったあと、温かな光がビョルンたちを包み込みます。
先ほどまであった深い傷が、奇跡のように癒えていく。

ビョルンはその光の源を探し、そして見つけます。
──ルートヴィヒでした。

彼の身体は、もはや「人の形」を保っていません。

  • 両腕・両足は失われ
  • 耳もなく
  • 眼窩からは血が流れ
  • 腹部は大きく裂かれている

それでも、老人はまだわずかに息をしていました。

ルートヴィヒ:「……手紙を……ポケットに……」
ビョルン:「任せろ。レトラス教会に……必ず届ける」

ルートヴィヒは安心したように目を閉じます。
皺だらけの顔は、血に染まっているのに、どこか穏やかで、安らぎに満ちていました。


4. ビョルンの葛藤と“約束”の意味

レガルとの死闘を生き延びた安堵と同時に、ビョルンの胸には大きな虚しさが広がっていました。

戦いの中で、彼は仲間たちに言いました。

ビョルン:「俺が必ず……全員を連れて帰る」

しかし──
仲間のドゥワルキーは、もうこの場にはいません。

仲間を守るために、魂を燃やし尽くしながら戦い抜き、
最後の言葉を遺して、彼はこの迷宮で命を落としました。

ドゥワルキー:「“魔法”を……」

未完の言葉を残して。

それはきっと、この先の物語で「大いなる遺産」として紐解かれるのでしょう。


5. 145話の重要ポイント

項目詳細
ルートヴィヒの決断邪神カルイと契約し、自身の四肢・耳・命を代価に「仲間を守る力」を得た
レガル・ヴァゴス撤退黒き転移門により強制的に異界へ飛ばされる
アクロ・ロングソード奪取ビョルンが命を懸けて剣をレガルから奪う
ルートヴィヒの遺言「レトラス教会への手紙」を託し、安らかな表情で息を引き取る
ドゥワルキーの遺産未完の遺言「魔法」が、次章以降の伏線となる

6. 考察:145話は“転換点”

145話は、物語の大きなターニングポイントです。
特に次の3つが重要です。

  1. レガル・ヴァゴスとの再戦フラグ
     → 「次は守護者の均衡なし」の地獄戦になる。
  2. ルートヴィヒの自己犠牲
     → 彼の死が「レトラス教会」と「カルイ」の伏線につながる。
  3. ドゥワルキーの魔法
     → 彼の“最後の言葉”が後の物語で重要な役割を果たす可能性大。

ここまでをまとめると、145話は
**「別れ」「再戦」「遺産」**の3つを軸にした、超重要回です。

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