『転生したらバーバリアンだった』あらすじ&徹底解説
第173話「Choice(1)」|迷うべきか、進むべきか
1. 遠征後の決算:過去最高額の大収入!
遠征を終えた翌日、チーム「アップル・ナーク」のメンバーは酒場で最終決算を実施しました。
今回の収益は過去最高額に達し、内訳は以下のとおりです。
- 魔石:2,519万ストーン
- 拡張バックパック&装備類:301万ストーン
- イフリート精髄(試験管代控除済):900万ストーン
- ミラロッデン素材売却益:75万ストーン
総額はなんと3,795万ストーン!
ただし、この金額がそのまま均等に分配されるわけではありません。
事前に決めた分配ルールに基づき、魔石・装備・特殊戦利品で配分が異なります。
◆ 分配ルール
- アイナル:魔石取り分 15% → 今回より20%へ昇格
- アヴマン(熊男):25% → 本人希望で20%へ自主減額
- レイヴン:特殊戦利品(精髄・レア素材) 40%優先権
- ビョルン&ミーシャ:魔石収益は同額分配
結果、ビョルンとミーシャはそれぞれ710万2500ストーンの収入を得ました。
2. アイナルの借金問題とチーム方針の変化
今回の遠征で最も得をしたように見えるのがアイナル。しかし実情は複雑です。
ビョルンが立て替えていたイフリート精髄代金や、以前購入した高性能装備代などが積み重なり、総額1,150万ストーン以上の負債を抱えることに。
「頑張って稼いだはずなのに……ゼロ!?」
アイナルの表情は一瞬で絶望に変わります。
しかし、借金はあれどアイナルの戦闘力は大幅に向上しました。
5階層でも通用する高火力アタッカーに進化した彼女は、もはやチームの中心戦力。
それを踏まえ、ビョルンはアイナルの魔石分配率を15%→20%へ引き上げることを提案。
アヴマンも同意し、自分の取り分を減らす形でバランスを取ることに。
チームは実力主義で評価される――その方針が明確になった瞬間でした。
3. 今後の戦略:「1年で5層を制圧」計画
遠征後、ビョルンは宿で1人、これからの長期計画を整理します。
- 当面の目標:5階層で1年間稼ぎながら装備を整える
- 次のステップ:6階層へ進出
- 理由:6階層以降は戦闘力だけでは攻略できず、持久戦・情報戦・資源管理が重要になるため
さらにビョルンには、6階層に到達した時点で狙う「ある精髄」があります。
その精髄はドラゴンスレイヤー対策の切り札にもなり得るため、準備は必須です。
4. 王家の布告:ノアーク討伐戦への招集
そんな矢先、ミーシャが血相を変えて王家からの通達を持ち帰ります。
その内容は衝撃的なものでした。
「王国直轄軍による“ノアーク討伐作戦”を実施」
- 対象:地下都市ノアーク
- 募集:6級以上の探索者
- 特典:
- 参加報酬金の支給
- 3年間の税・両替手数料免除
- 功績に応じた王家所有精髄の授与
さらに、大手クランの名前がずらりと並ぶ“参加者リスト”まで公開。
王国が本気で動いているのが伝わってきます。
5. ビョルンの決断:参加拒否
魅力的な報酬に心を動かされる探索者が多い中、ビョルンの答えは明確です。
「俺たちは……参加しない。」
理由は単純。
- 事実上の戦争に巻き込まれるリスク
- チームは既に十分成長中で、あえて危険を冒す必要がない
- 師イ・ベクホからの忠告「ノアークには近づくな」
レイヴンも「権力闘争に関わりたくない」と同意。
アヴマンは「妻と来年生まれる子供のため、3年の税免除は不要」と不参加を表明。
最終的にアップル・ナーク全員一致で不参加が決定しました。
ただし、名声志向のアイナルは参加に前向きな様子。
この調整はミーシャに任されることになり、チーム内での役割も見えてきます。
6. 都市全体を覆う不穏な空気
今サイクルの4階層で471名の死亡者が出た――。
原因は魔物ではなく、人為的な大量殺戮。
探索者業界は極度の緊張状態に陥っています。
図書館で出会ったラグナは、王家について口を滑らせたあと慌てて撤回します。
「……王家は信用できません。ノアーク討伐は大きな犠牲を伴います。」
ビョルンは核心に迫らず言葉を飲み込みますが、事態の裏に巨大な権力闘争があることを察します。
7. 社交デビュー:5階層探索者の懇親会へ
その夜、アヴマンの誘いで5階層探索者の懇親会に参加。
会場は8地区の高級酒場、集まったのは15名の中堅~上級探索者たち。
主催者はペルフェ・デルベス
- 愛称「ペペ」
- 人当たりが良く、参加者のまとめ役
- ビョルンを「リトル・バルカン」として認識しており高評価
大半の探索者はビョルンに好意的ですが、1人だけ空気を壊す男がいました。
8. 不穏な火種:ジャック・ジョンソンビルの挑発
ネビスウルフ所属の探索者ジャックは、序盤から終始ビョルンに絡んできます。
- 「うちのクランの酒場はもっといい」
- 「ノアーク討伐、参加しないの?」
- 「まぁ小規模チームじゃ怖いよな」
- 「君はチーム運がよかっただけでしょ?」
表面上は笑顔ですが、見下しと挑発が露骨。
デルベスが何度も場を和ませますが、火種はくすぶり続けます。
9. ビョルン、ついに反撃
普段のビョルンは、現代日本人らしい「耐える」選択肢も持っています。
しかし、今回は違いました。
「……お前、バカか?」
「は? 俺に言ってるのか?」
「ここにバカはお前しかいないだろ。」
静かに、しかし鋭く言い放つビョルン。
一気に場の空気が張り詰め、次回への波乱を予感させます。
10. 今回のポイントまとめ
- 過去最高収益:総額3,795万ストーン
- アイナル大躍進:分配率20%昇格、戦力大幅強化
- ノアーク討伐は不参加:リスク回避とチームの安定を優先
- 都市の不穏な空気:王家と地下都市の関係に暗雲
- 懇親会で初の社交デビュー:人脈作りと同時に、初の対立も発生
次回予想
- ジャックとの対立が激化
- 懇親会で思わぬ情報交換の成果
- ノアーク討伐を巡る王家とクランの裏取引が明らかに?
- 次サイクルで狙う「新たな隠し要素」が登場する可能性大
今回の一言まとめ
大金・大義・大クラン――魅力的な誘惑の中で、ビョルンは「チームの未来」を優先し、
**「必要な時は耐え、必要な時は戦う」**というリーダー像を鮮明にしました。