【徹底解説】『転生したらバーバリアンだった』177話あらすじ＆考察｜アメリアとの緊迫再会と“記憶消去の丸薬”
はじめに
今回の『転生したらバーバリアンだった』第177話は、
ビョルンとアメリアが再び遭遇する、物語全体の伏線に大きく関わる重要回です。
特に、
- アメリアの「記憶消去の丸薬」の意味
- ビョルンの選択と心理戦
- ダブルの伏線（ドッペルゲンガー能力）
が描かれており、後の展開に直結するポイントが多くあります。
本記事では、原作をベースにしつつ、
要約＋セリフ引用＋考察を交え、初心者にもわかりやすく解説していきます。
あらすじ：予期せぬ“再会”と一触即発の空気
ビョルンが宿の廊下で遭遇したのは、かつて地底都市ノアークで対峙した赤髪の女──アメリア・レインウェイルズでした。
「ここであなたに会うなんて思ってなかったわ」
「……お互い、面倒なことになったな」
互いに顔を知ってしまっている以上、
「存在がバレる」こと自体がリスクとなる状況。
しかし、アメリアも今回の遭遇は想定外らしく、焦りを隠せない様子です。
ここで重要なのは、アメリアの反応から、
彼女がビョルンを探してきたわけではないことがわかる点です。
つまり、偶然の遭遇──しかし、それでも危険は消えていません。
緊張走る攻防：記憶消去の丸薬とビョルンの決断
アメリアはビョルンにある提案をします。
「この薬を飲めば、今日のことは忘れられる」
差し出されたのは記憶消去の丸薬。
飲めば安全に解放される……かもしれません。
しかし、ビョルンはここで「疑念」を抱きます。
- 本当に安全か？
- 眠らされた後、装備を奪われる可能性は？
- サブスペースリングを見られたら、ドラゴンスレイヤー装備が発覚するのでは？
この不安を拭えないビョルンは、あえて挑発的に返します。
「どうして俺が、お前を信じなきゃいけない？」
ビョルンは記憶を消されるリスクよりも、
生きたまま状況を把握する道を選択したのです。
ドッペルゲンガー能力の奇襲！防御成功のカギは“音”
アメリアは諦めず、ドッペルゲンガー能力「自己複製（Self-Replication）」を発動。
静寂の廊下に、もう一人のアメリアが現れます。
「アメリア・レインウェイルズが《修羅蹴り（Sura Kick）》を発動！」
分身は背後から急襲し、必殺の蹴りを繰り出す──
しかし、ビョルンはこれを察知して防御に成功します。
ポイントは「音の違和感」。
普段なら聞こえるはずのアイナルの寝息が突然消えたことで、
「何か仕掛けてきた」と直感。
この判断が、ビョルンを致命的な一撃から救いました。
互いの譲歩：戦闘回避の条件とは
奇襲を防がれたアメリアは、想定外の展開に一瞬動揺します。
ここでビョルンは再び交渉を持ちかけます。
「俺はお前に興味がない。だから、お前も俺を放っておけ」
すると、アメリアはしばし沈黙の後、頷きます。
「……いいわ。今回はここまで」
ビョルンは安堵しますが、アメリアの最後の一言が引っかかります。
「“アメリア・レインウェイルズ”を甘く見ないことね」
これにより、今後もアメリアが絡む可能性が高いことが示唆されます。
サイドシーン：ミーシャ登場でさらにカオスに
戦闘寸前の張り詰めた空気の中、
隣室のミーシャが眠そうな顔でドアを開けます。
「……ねぇ、誰と話してるの？」
ビョルンは即座にドアを閉め、
「営業の人だ！」と苦しい言い訳をして場を収めます。
しかし、このときの一連の動きが、
ビョルンとアメリアの間に一種の“信頼”を生んだ瞬間でもありました。
考察①：アメリアの「任務」とビョルンへの興味
今回のやり取りで見えてきたのは、
アメリアがビョルンを追っているわけではなく、
別の任務で動いているという事実です。
ただ、彼女の態度やセリフから推測すると、
- ビョルンの存在は“計画外の変数”
- 彼女は命令よりも「約束」を重んじる性格
- ノアーク地下都市に関連する大きな任務を遂行中
この3点が浮かび上がります。
考察②：ドッペルゲンガー能力の謎
アメリアの使用した「自己複製」についても重要な情報が判明しました。
- 分身の召喚距離は約5メートル
- 分身は一撃で消滅するが、威力は本体並み
- “無音状態”を利用して奇襲を狙う戦術
この能力は、今後の戦闘でも脅威になる可能性が高いです。
特に、暗所での戦闘では非常に危険なスキルでしょう。
まとめ：第177話のポイント
- ビョルンとアメリアが偶然の再会
- 記憶消去の丸薬で心理戦
- ドッペルゲンガー能力「自己複製」で急襲 → ビョルンが察知して防御
- 戦闘は回避されたが、アメリアとの因縁は続く可能性大
- アメリアの任務は別に存在する
今回のエピソードは、
「ビョルン vs アメリア」という構図よりも、
**“互いに干渉しないための駆け引き”**が描かれた回と言えます。
そして、この遭遇が後の展開で大きな伏線になる可能性は極めて高いです。
次回（第178話）は、
いよいよ再びラビリンスに突入する直前の緊迫した展開に突入します。
ビョルンたちの選択が物語を大きく動かすので必見です！
