【転生したらバーバリアンだった】ビョルンに下された“ビフロン20日間”の決定|第191話あらすじ&考察
※この記事は『転生したらバーバリアンだった』第191話の内容を、ブログ向けに要約・解説したものです。
ネタバレを含みますのでご注意ください。
遠征11日目 ― 疲れ切った一行の休息
長いラビリンス遠征を終えたビョルンたちは、“ドッペルゲンガーの森”を突破し、ついに外界へと帰還しました。
11日目の朝7時、緊張の糸が切れたように全員が疲労困憊の状態。
「とりあえず飯にしない?」
「そうだな……」
簡単な食事を取ると、すぐに襲ってくる睡魔。
そのまま全員が深い眠りに落ち、気づけば丸一日以上寝続けていました。
過酷な戦闘続きだった今回の遠征。
疑心暗鬼の“第三章”、PvP戦、そしてドッペルゲンガーとの死闘――心身の限界を迎えていたのです。
森での報酬回収と「魔法耐性」強化
目覚めた一行は、再び森を歩き回りながら希少素材を収集します。
特に重要なのは「封印された邪悪の欠片」。
このアイテムは、封印石を破壊した際に一定確率で手に入り、使用すると魔法耐性が恒久的に上昇します。
「一つ100万ストーンか……五つは買うな。」
ビョルンは7つのうち5つを購入し、残り2つはミーシャ・カルシュタインに譲りました。
「私がもらっていいの?」
「魔法耐性はお前の方が必要だろ。遠慮すんな。」
一方で、アイナルは少し不満げな表情。
しかし将来的なスキル構成を考えれば、魔法防御に特化したミーシャが吸収する方が合理的と判断されました。
さらに、魔導薬の超高級素材“マンドレイク”も発見。
高値で取引されるこの薬草は、後の戦力強化に大きく影響しそうです。
レイヴンの「好奇心」から始まる追加調査
森を離れる直前、魔術師レイヴンがこう言います。
「もう少しだけ時間をくれない? この森の仕組みを調べたいの。」
純粋な研究目的とのこと。
仲間たちも「もしかしたら隠しアイテムが見つかるかも」と期待を寄せ、追加調査を決定します。
その後、
- 影の洞窟
- 侵略者の隠れ家(ボス部屋)
まで徹底的に探索しましたが、特別な収穫はなし。
しかし、探索中に多くの疑問が浮かび上がります。
- なぜ最初は檻に閉じ込められたのか
- 「供物の記録」は何を意味するのか
- なぜ第三章以降、クローンは帝国兵の姿に変わったのか
- そもそも“帝国”とは何者なのか
答えは出ませんでしたが、こうした疑問が次章以降への伏線になる予感がします。
第5層「ヘルファイア渓谷」での狩りと収益
追加調査を終えた一行は、第4層“天の塔”を抜け、第5層“ヘルファイア渓谷”へ。
ここでは高額素材の収集とモンスター狩りを両立させ、経験値を稼ぎながら探索を続けます。
今回の目標は希少モンスター“ミラロッデン”でしたが、狩れた3体はいずれも外れ。
変質魔法の成功率は20%と低く、成果は限定的です。
とはいえ、
- ストーンバーン
- レッドマッド
- ヘルフレイム
などの高経験値モンスターを効率よく狩れたため、戦力は確実に向上。
そしてついに、遠征最終日――。
転送魔法によって、冒険者拠点ラフドニアへと帰還しました。
魔石換金と“モセラン”の影
帰還後、報酬精算を終えた一行。
「708万ストーンです。お一人あたり141万6千ストーン。」
前回に比べて報酬は約4分の1。
今回は純粋な稼ぎよりも探索とデータ収集が目的だったため、仕方ない結果でした。
しかし、精算を終えて帰ろうとしたその時――。
「お待ちください!」
係員に呼び止められたビョルンたちは、一瞬で緊張感に包まれます。
現れたのは、上流貴族のみで構成された強権機関“モセラン執行局”の騎士エルメラス。
冒険者たちにとっては恐怖の象徴ともいえる存在です。
ビョルンに下された“ビフロン20日間”の決定
「ビョルン・ヤンデル殿、あなたには拘束命令が出ています。」
理由は――
- 都市内での能力使用
- 迷宮への無許可侵入
本来であれば罰金で済むはずの軽微な違反。
しかし今回は「王家への不敬」と解釈され、冒険者への見せしめとして厳しい対応が取られることに。
「……つまり、俺を吊るし上げたいわけか。」
仲間たちは困惑するものの、処分はビョルン一人に限定。
他のメンバーは罰金のみで済むとのことでした。
唯一、ミーシャが「代わりに私が……」と声を上げますが、ビョルンはそれを制止。
「大丈夫だ。俺がやる。」
そして告げられた処分内容は――
「ビフロンで20日間の強制滞在」
ビョルンはラフドニアから離れ、過酷な“ビフロン”での生活を余儀なくされることになります。
第191話の考察 ― ビフロン編の始まり
今回の191話は、今後始まる「ビフロン編」への大きな転換点です。
- モセラン執行局の介入
- 王家と冒険者ギルドの対立
- “ビフロン”での新たな試練
さらに、前章でレイヴンが抱いた疑問――
“帝国”や“供物の記録”などの謎も、ビフロン編で動き出す可能性があります。
次回は、ビョルンが“ビフロン”へ送られた直後から始まるはず。
新たな勢力やキャラクターの登場も濃厚です。
まとめ
- 遠征後、ビョルンたちは報酬回収と追加調査を実施
- 希少素材“封印された邪悪の欠片”と“マンドレイク”を入手
- ラフドニア帰還後、モセラン執行局の介入で波乱の展開
- ビョルンに“ビフロン20日間”の処分が下される
次回192話では、ビフロンでの過酷な生活と、新たな陰謀が描かれることは間違いありません。