会社の同僚が仮想通貨を買っているというので私も興味が出てきてしまった。
現在いろいろ本を読んだり同僚に話を聞いたりしているが、とにかくまずは口座を持たないとできないので、まずは口座を開設することにした。
開設した口座は以下の通り。
①コインチェック(CoinCheck)
②DMM Bitcoin(DMM ビットコイン)
③ビットフライヤー(bitFlyer)
④GMOコイン
⑤楽天ウォレット
①コインチェックは同僚におすすめされたから口座を開いてみたが、他のは適当に開設してみた。ただ、同僚が言っていたのだが、どうも日本の取引所は手数料が高いらしいので、BINANCE(バイナンス)にリップル(XRP)を送金して取引したほうが良いとのことだった。
仮想通貨の取引の順序は以下の通り。
①国内の取引所に日本円を入金
②販売所もしくは取引所で、日本円でリップルを購入
③リップルをBINANCEに送金
④BINANCEで違うアルトコインを購入
日本円に戻すときは上記と逆の順番で取引していけばよい。
ここで日本の取引所にとられる手数料は以下の5つ
①入金手数料
②出金手数料
③仮想通貨入金手数料
④仮想通貨出金手数料
⑤スプレッド(売値と買値の差)
例えばコインチェックを調べると以下の通り。
①コインチェック(CoinCheck) | |
①入金手数料(銀行振込) | 無料 |
②出金手数料 | 407 |
③仮想通貨入金手数料 | 無料 |
④仮想通貨送金手数料 | 下表参照 |
⑤スプレッド(売値と買値の差) | 後日検討 |
割と無料で、出金手数料がかかるくらい。スプレッドは他のサイトと比較するが④の 仮想通貨送金手数料 について確認する。仮想通貨を送る際の手数料は仮想通貨で払うことになる。
④仮想通貨送金手数料は以下の通り (2021.11.13現在)
ビットコイン(BTC) | 0.0005 BTC |
イーサリアム(ETH) | 0.005 ETH |
イーサリアムクラシック(ETC) | 0.01 ETC |
リスク(LSK) | 0.1 LSK |
ファクトム(FCT) | 0.1 FCT |
リップル(XRP) | 0.15 XRP |
ネム(XEM) | 0.5 XEM |
ライトコイン(LTC) | 0.001 LTC |
ビットコインキャッシュ(BCH) | 0.001 BCH |
モナコイン(MONA) | 0.001 MONA |
ステラルーメン(XLM) | 0.01XLM |
クアンタム(QTUM) | 0.01QTUM |
ベーシックアテンショントークン(BAT) | 63.0 BAT |
アイオーエスティー(IOST) | 1.0 IOST |
エンジンコイン(ENJ) | 30.0 ENJ |
オーエムジー(OMG) | 5.0 OMG |
パレットトークン(PLT) | 72.0 PLT |
このままでは日本円ではないのでわかりづらい。下記の2021.11.13の夜のとある時刻の仮想通貨の日本円での価格を調べると以下の通り。
これから掛け算で日本円の手数料を計算すると以下の通り
手数料 | 手数料[円] | |
ビットコイン(BTC) | 0.0005 BTC | 3643.7 |
イーサリアム(ETH) | 0.005 ETH | 2624.2 |
イーサリアムクラシック(ETC) | 0.01 ETC | 62.8 |
リスク(LSK) | 0.1 LSK | 38.8 |
ファクトム(FCT) | 0.1 FCT | 18.3 |
リップル(XRP) | 0.15 XRP | 20.1 |
ネム(XEM) | 0.5 XEM | 10.8 |
ライトコイン(LTC) | 0.001 LTC | 29.8 |
ビットコインキャッシュ(BCH) | 0.001 BCH | 75.1 |
モナコイン(MONA) | 0.001 MONA | 0.2 |
ステラルーメン(XLM) | 0.01XLM | 0.4 |
クアンタム(QTUM) | 0.01QTUM | 18.0 |
ベーシックアテンショントークン(BAT) | 63.0 BAT | 8663.1 |
アイオーエスティー(IOST) | 1.0 IOST | 5.4 |
エンジンコイン(ENJ) | 30.0 ENJ | 10664.4 |
オーエムジー(OMG) | 5.0 OMG | 7304.0 |
パレットトークン(PLT) | 72.0 PLT | 3435.8 |
上記は送金一回当たりの手数料ですが、こうしてみると、なぜリップルを同僚が勧めてきたのかがわかる。手数料が20円とかなり安いです。また送金にかかる時間も10秒と早く、ビットコインでは10分かかるのと比較してかなり使い勝手が良い。
ネムは手数料は安いが送金完了までの時間が読めないので、1回の送金当たり10円の差であれば送金完了まで10秒のリップルを選べばよいということだろう。
今度はリップルで他の取引所も含めて比較したい。
手数料を比較すると以下の通り。
①コインチェック(CoinCheck) | ②DMM Bitcoin(DMM ビットコイン) | ③ビットフライヤー(bitFlyer) | ④GMOコイン | ⑤楽天ウォレット | |
①入金手数料(銀行振込) | 無料 | 無料 | 330(一部無料) | 無料 | 無料 |
②出金手数料 | 407 | 無料 | 550(一部220円) | 無料 | 300 |
③仮想通貨入金手数料 | 無料 | 無料 | 記載なし | 無料 | 無料 |
④仮想通貨送金手数料 | 下表参照 | 無料 | 無料(リップル、モナコイン、ステラルーメン) | 無料 | 有料 |
⑤スプレッド(売値と買値の差) | 後日検討 | 後日検討 | 後日検討 | 後日検討 | 後日検討 |
予想通りというか、出金手数料を取っているところが多く、手数料が無料なのは② DMM Bitcoin と ④GMOコインだ。この手数料だけを見ると②か④が良いように思う。が、まだ肝心のスプレッドについて 見れていない。
リップルを買うことを想定して、ある時点での価格を見ると以下のようになっている。
販売所 | ①コインチェック(CoinCheck) | ②DMM Bitcoin(DMM ビットコイン) | ③ビットフライヤー(bitFlyer) | ④GMOコイン | ⑤楽天ウォレット |
買値 ASK | 140.27 | 136.554 | 134.15 | 135.043 | 134.068 |
売値 BID | 127.93 | 131.697 | 126.83 | 132.555 | 133.619 |
販売所で買った場合、コインチェックが一番高く、楽天ウォレットが一番安い。その差は6円(4~5%)あるので、例えば10,000円で購入した場合、約500円の差が出てくるということであるので比較的大きい。
また、売値で考えた場合、楽天ウォレットが一番高く、ビットフライヤーが一番安い。この差は7円(5~6%)くらいあるので、この場合も 10,000円で購入した場合、約600円の差が出てくるということであるので比較的大きい。
ここでスプレッドについてみてみると以下の通り。
販売所 | ①コインチェック(CoinCheck) | ②DMM Bitcoin(DMM ビットコイン) | ③ビットフライヤー(bitFlyer) | ④GMOコイン | ⑤楽天ウォレット |
買値 ASK | 140.27 | 136.554 | 134.15 | 135.043 | 134.068 |
売値 BID | 127.93 | 131.697 | 126.83 | 132.555 | 133.619 |
スプレッド | 12.34 | 4.857 | 7.32 | 2.488 | 0.449 |
10,000円で購入し、すぐに売った場合の差 | 880 | 356 | 546 | 184 | 33 |
スプレッドはコインチェックが最大で、楽天ウォレットが最小。
わかりやすくするために、10000円で購入し、すぐに売った場合の損失についても計算した。
これを見ると楽天ウォレットが最も良いことがわかる。33円であれば、安く買うことのできる取引所ではなく、販売所で購入してしまってもよい気もする。まあ、1万円で33円、10万円で330円、100万円で3300円と考えると馬鹿にはできないので、取引所で購入したほうが良いとは思うが、よくわからないという人は楽天ウォレットで購入するのが最も良い選択だろう。
ただ、楽天ウォレットは現金にしろ仮想通貨にしろ出金するのに手数料がかかる。現金であれば300円なので、10000円しか購入しないとかであれば、スプレッド+出金手数料で333円かかることになるので、スプレッド184円+出金手数料無料のGMOコインが良い選択になる。
しかもGMOコインには販売所ではなく取引所があり、リップルの場合、販売所よりも1円ほど安く買えるし、スプレッドという意味では実質0円となる。ただし手数料が以下のようになっている。
Makerは-0.01%、Takerは0.05%の取引手数料がそれぞれ発生します。
取引所(現物)の板に出ている指値注文について売買が成立した際に、その指値注文を出していた取引参加者を「Maker」と呼び、その相手方となる注文を発注した側を「Taker」と呼びます。
引用元:https://support.coin.z.com/hc/ja/articles/360001782187-Maker-Taker%E3%81%A8%E3%81%AF
買う場合で考えると、買う側が0.05%の手数料を払い、売る側は0.01%の手数料を得ることになる。0.04%はGMOコインに入るということだろう。
ということは取引所で購入し、販売した場合、合算した0.04%を支払うことになるが134円で計算すると0.0536円となり、これがスプレッドと同様であるが、0.0536円はかなり安い。
わかりやすくするために、10000円で購入し、すぐに売った場合の損失についても計算すると4円となる。これは先ほどの楽天ウォレットの場合の33円よりもかなり安い。
そのほかの入出金の手数料も無料だし、メインに使うのはGMOコイン一択なのではないか。まあ、取引所の安全性はどうなのかとかそういった考えはあるが、GMOコインはコールドウォレットで管理しているようだし、その辺の安全性はありそうな気もする。自分で管理する方法もあるがその辺は疎いのでよくわからない。
引用元:https://coin.z.com/jp/corp/about/security/
ひとまず、GMOコインでリップルを取引所で購入することから始めればよいのかな。
だめだなと思っても入出金の手数料は無料だし、無料じゃなかったとしても勉強になるかもだしでいいか。
手数料のみで考えた場合、おすすめの取引所は以下の通り
1位: GMOコイン (すべての手数料において優秀、取引所もあるのでかなり良い)
2位: 楽天ウォレット (取引所はないがスプレッドはかなり小さい、楽天ポイントも使えるしいいかも)
3位: DMM Bitcoin(DMM ビットコイン) ( すべての手数料において優秀、だが販売所のスプレッドが高い、取引所はない気がする。)
4位: ビットフライヤー(bitFlyer) (手数料が高めで、リップルの取引所があるのでスプレッドは関係なくなるかも。上級者は手数料使いこなせるのかな、3位とどっこいどっこい)
5位: コインチェック(CoinCheck) (手数料も高いし、販売所のスプレッドも大きい。取引所もあるがリップルの取り扱いがない。取引所では仮想通貨送金手数料が安いのはネムとファクトムだがなぜこの二つしかないのか、よくわからん。まあ、これは最下位だろう。)
2021年11月14日