私は妻と結婚して、子供が出来て、色々話が食い違うことが多々あるが、それは元々育ってきた環境が違うんだからしょうがないと思っていた。
元々の家庭の考え方が違うんだから、夫婦とはいえ、元々の育った環境の違いによって、食い違う部分は必ず出てくるということである。
しかし、私は三人兄弟の長男で、一個下に次男、3個下に長女がいて、年齢も近く、大学を卒業するまで同じ家庭環境で育ってきたわけだが、その3人ですら考え方が割と異なることに実感として気づいた。
確かに似通った部分はあるけれども、各々に子供が出来て、守るべき家庭ができたことも影響しているのかもしれないが、かなり異なってきている。
家庭が同じだった人ですらそうなんだから、もともと他人だった妻は違うのは当然だよなと改めて気づくことが出来た。
全ての他人が自分とは異なる中で、日々一緒に暮らしてくれて、生活を共有出来ていることに対して、妻には感謝しないといけないなとゴールデンウィークで気付かされた。
元々俺はこうなんだからと思わずに、相手が要求したことに対して謙虚にその通りにしてみる。そうすることで相手も譲歩してこちらの要求を聞いてくれる。そういう関係が夫婦にとっては良いのかもしれない。
考え方が違うのはしょうがない、だからそれに合わせてくれと頭ごなしに言うと衝突するだけなので、日々少し譲歩することで関係がスムーズになるのかもしれない(勿論、譲れない部分もあると思うが、それは話し合いが必要だろう。特に妻に関して言えば、どういう思いでいるのかを伝えることが大事だろう。)
また、これから兄弟仲を取り持つ身としては、私はなるべく話を聞いたほうが良いこともわかった。
妻との話もそうだが、自分の意見を持つことは大事だが、それを話さない方が上手くいく気がする。
聞いて受け入れてくれたと相手は思ってくれるし、それで相手方は譲歩する余裕が出てくる。
相手の話を聞く際に持論を言う必要はないし、聞かれたら答えるくらいの持論は持つようにする。
それが相手の話を聞くと言うことなのかもしれない。
妹が旦那にイラッとすることの一つに相槌をうってはいるが、実は上の空で話の内容を聞いていないことがイラッとするようで、これは私も気をつけていることではある。
妻と話す時はスマホや本は見ないようにしているし、その上で今後は相手の話を遮ってまで持論を言わないように、まずは相手がしゃべるのを引き出すようにする。
これが有効であることがわかったゴールデンウィークであった今日このごろである。