妻が妊娠したので、まずは第一子妊娠出産時の様子について書く。③

Couple Elderly Walking Fall Trail  - EddieKphoto / Pixabay その他
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前回子供が産まれてからの愚痴でしかないな。

今考えるとなんで大変だったのか、なんで疲れていたのかよくわからなくなってきている。

お互い今まで社会人生活を自由気ままに謳歌してきたのに、突然抑圧されたことによってストレスを感じ、お互いを思いやることができなくなったのかもしれない。

素の自分になってしまうというのが正しいのかもしれない。

子供がいないときは余裕があるので、多少相手のことを気遣ってもストレスはほぼない。

しかし、体力気力ともに回復できないさなかにあっては、相手に気を使えず、素の自分になってしまうんだろう。

私の場合について書こうと思う。

私は、家事全般やりたくないし、やらなくても良いと考えているタイプの人間である。

やりたくないので、やらないためにはどうすればよいのか、やるにしても最小限に抑えるためにはどうすれば良いのか考え、そのためには多少の金銭はいとわない。

洗濯で言うと、下着は2週間分(各14枚以上)用意し、2週間に一回洗濯するといった感じで、食事で言うと外食か、皿にサランラップを引き、そのうえでレンチンして、割りばしと紙コップで食事し、最後に捨てていた(要は食器を洗わなくて良いスタイル)。

会社の寮に住んでいて、寮は24hごみ捨て可能だったのだが、まとめて捨てに行くのも面倒で、部屋は必然的にごみが多かった。

どこからか部屋にコバエが沸いて、その時はめんつゆトラップでコバエを100匹以上捕獲したこともある。(どこからかというかバナナの皮なんかをごみ袋に放置していたらそこからわいたりしていて、そりゃそうだろといった状況ではあった。)

妻が部屋に遊びに来た時も、炊飯器にいつから入っていたのか不明なカビが生えたご飯が入っていたこともある。(我ながらこれでよく結婚まで行ったものだと感心する)

寮には洗濯機と乾燥機が備え付けてあり、そこでためにためた洗濯物を2,3回洗濯機を回し、乾燥機に放り込むといった具合だった。(この時に乾燥機の便利さを初めて知った。)

乾燥機が終わった後も、洗濯物はたたまずにタンスに入れるか、そのままかごに入れたままで、そこから取り出して着るといった具合である。

とまあ、私は要は家事全般に関して怠惰な人間である。

からして、結婚してからは妻に任せたい、というか妻が家事全般やらなかったとしても、私と同じ考えならば私もそうだししょうがないと考えるので、ストレスもない。はずだった。

ここで妻について書いてみたい。

妻の家は、お父さん、私からすると義父にあたるわけだが、この人が割とまめな人で、家事を割とこなすタイプ。

妻の実家にお邪魔した時に驚いたのは料理をしていたことである。

今でこそ料理男子なんて言葉があるが、驚いたというのは私の家では母親が料理をしている姿しかほぼ見ておらず、父親は母親が帰ってくるまでご飯を食べないか、遅くなる場合は寝てしまうといった具合であった。

しかも、娘に甘く、娘が車で送ってというと、はいよーといって送って、しかも迎えにまで行く。

うちだったら、申し訳ないんですがって感じでお願いするのが、妻の家だとさも当然のように父親を動かすわけである。

私はそもそもその光景を見ているのがストレスだし、嫌だった。

義父は何もお金が稼げないとかそういったことはなく、むしろ国から賞をもらったりしている人物で、家族のために稼いで持ち家まで購入しているのに、そういった人物を軽んじている妻やその家族を見るのがとてつもなく嫌だった。

正直私は能力のない人を見下す傾向にあると思う。友人からはナチュラルに悪意なく見下すよねと言われたりもする。

この能力のない人というのは、要はお前は何ができるんだということである。

例えば美容師であれば髪を切って客を満足させることができる。大工なら家を作って客を満足させることができる。タクシー運転手であれば目的地までスムーズに連れて行って客を満足させることができる。などなど

要は人様が満足にできることができれば、能力があるということなのだが、うちの妻やその家族が、義父に何かやってもらえるほど何かしてあげられているのかということである。

私は生活の一部を垣間見たに過ぎないが、その感謝の念というか、そういったものが感じ取れないのが非常に苦痛であった。(義父はよく耐えているなとも思っていたが、彼からするとそれが普通なのだろう。というか私の家の考え方が古く、厳格なのかもしれないが、、、)

私の実家と妻の実家の家族像の違い、価値観がそもそも異なるなと思ったのもこの時である。

結婚する前に相手の家族は見ておいた方が良いというのは、こういうことがわかるからなのだろう。私はこの時に自分の身で体感できたわけである。(私は結婚する報告をするまで、一度も妻の実家に行ったことが無かった。関係ない人だから行く必要はないと考えていたからだ。)

とまあ、すでに軋轢のありそうな土壌が既にあったわけだが、結婚当初は余裕があるのでお互い大丈夫であった。

余裕がなくなったときに本性というか、その人の考え方、価値観が出てくるわけである。

結論から言うが、私は妻を泣かしている。泣いてしまったという方が正しいのか。まあ、何が正しいのか、正解なのかわからない。夫婦それぞれの形があるだろう。

例えば洗濯だが、私はまとめてやる派、妻はこまめにやる派だ。すでに火種があるのがわかる。

洗濯物をするのも、干すのも、たたむのも面倒なんだからやらないようにしようと考える私と、面倒だが毎日やらないとなんだか気持ち悪いと考える妻。

気持ち悪いんだったら、気持ち悪いと思う方がやれば良いじゃんと私は思ってしまうのだが、妻は実家でもそうだったのか、私に強要してくる。

私が気持ち悪いと思っているんだから、あなたも協力するべきといった考えなんだろう。これは妻の実家の価値観からきていると思う。

子育てで疲れているんだったら毎日やらなくていいじゃん、週末まとめてやれば良いじゃんと私は思ってしまうのだが、そこは私が毎日するべきとの考えに至ってしまうのがすごいなと思うところである。(逆に見ると私がすごいということになるのだろうが笑)

そこで折れないのも私のすごいところで、やりたい奴がやればいい、俺はやりたくないで通した。洗濯物をたたんでいる横で本を読んでいるし、初めは多少良心が痛みもしたが、1年以上も続けるとお互いになれたものである。(妻はそう思っていないかもしれないが、、、)

また、食器洗いもしない、ただしないのではよくないので、大きめの食洗器も買ったし、欲しい食器も買っているし(全部ではないが)、必要なものは買うから言ってくれと言っている。

妻は食洗器の中が汚れるのは嫌だからと食器の予洗いをするのだが、妻はそれも俺に求めてくる。

私は面倒だから食洗器に突っ込めと言っている。そのためにかっているからだ。食洗器が壊れたらまた買えば良いし、食器洗いで私にストレスが溜まるのであれば、食洗器を買った意味がまるでない。

俺が洗ってもいいが、その場合は食洗器に突っ込むだけになるし、突っ込みやすい食器にする。それが嫌なら妻が自分でやるしかない。

そもそもそこでストレスをためる理由がわからない。

自分の思った通りに行動しないことにストレスをためる前に、自分でやればいいんじゃないのと私は思ってしまう。妻がやってくれたことに対して私は文句を言わないし、妻も自分の思った通りにできるのだからいいじゃないかと思うわけである。

妻からするとやってあげているという気持ちが強いのかもしれない。やってあげているのに感謝されない。そういった意識があるのかもしれない。私は家のお金をすべて払っているが、それに感謝は正直なくても良いと思っている。

お金を稼ぐのが私の仕事で、家事するのが妻の仕事と考えているからだ。

こうして書くと考え方が古いんだと思われるんだろうな。というか仕事だとお金で感謝の気持ちがあらわされるが、家事はその感謝が形として表れにくいんだろうな。私が逆の立場だとそう思ってしまうかもしれない。

形が大事なのかもしれないな。今度財布が欲しいなと言われているし、たまに買うだけで機嫌がとれるなら楽なもんか。それを見たときに妻がうれしい気持ちになるのであれば。

そう思って過去にパナソニックのドライヤー「ナノケア」を買ったが、これの費用対効果は大きかったな。

男性諸君、妻に言われたものを、ここぞというときに買う、家とか車とか高価なものではなく普段使うものが良い。

ドライヤーも、これから私が買うであろう妻の財布も毎日見ないことはないだろう。それだけで妻は私に感謝するのである。

と、またいつものように脱線したが、洗濯や食器洗い、その他もろもろ私がやらないもんだから妻は切れてしまうんだろう。私も切れていたが。

お互い言いたいことを言い、その日や次の日は多少口をきかなくても、夜は一緒に寝て、朝起きれば徐々に忘れる(寝ると忘れちゃうんだよねと言っている人が良い。ただ、そのほかのことも忘れてしまうのだが笑)。

そしてふとしたことでまた妻が切れて、私も切れる。で、大体妻が泣いてしまう。私が悪いのねみたいな感じで。そうすると私もそうはいってないとなって終わるのだが。こう書くとなんかやばいな。

なんでやらないの、やらなくていいって言ってるのがなんでわかんねーんだ。大体これなんだが。

これを何回か繰り返すうち、いつの間にかお互い気にならなくなってくる。こう書くとお互いの気持ちが離れたんじゃないのかと心配にもなるが、そうならないと常にストレスが溜まる状態になってしまうからなのか、お互いの価値観が徐々になじんでくる。

ストレスはよく桶に入った水に例えられるが、小出しにしておかないと、まずい気がする。決壊する=離れるになりかねない。

お互い言いたいことを言う。多少は我慢するかもしれないが、少し溜まったら言う。

たまに言い争うこともあるだろう。でもそれが夫婦の価値観、ピースを滑らかにそろえてくれる(と勝手に私は思っている。妻がそう思ってなかったら笑えるな。)

って何書いてるのかよくわからなくなったので、この辺で終わりにしておくか。

今度は初めてのオムツ替えとかについても書いておこうかな。2021/12/17現在、第二子はちょうど8週間を経過した。その現在の妊娠の様子もまとめておきたいんだが、、、まあ、ごっちゃにならないように適当に書いていくか。

夫婦は大変だけど、独身だったら何もないわけで、たまに楽しい時もあるし、総合的にはしてよかったとは思っている、硬く考えすぎか笑

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