自分の子供が就職活動する際に30代半ばの今アドバイスできること①

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現在会社に入って13年ほどになるが、これからさらに年を取ると考え方が変わり、アドバイスする内容も変わってしまうと思うので、35歳の今、メカ系エンジニアとして中堅として働いているが、その立場で娘や息子にアドバイスする。

アドバイスの内容は私の個人的な感想満載なので、一般論として広く受け入れられるものではないことを予めご了承頂きたい。

まず、私の就職活動だが、今の会社に大学の推薦で入っただけなので、正直参考にならないと思うが、一応当時を思い出して書いてみることにする。

私は当時、東京大学の理系の大学四年生で、周りの友人は大学院に行くのが当然といった感じだったが、お金がとにかく欲しかったというのもあって大学院には行かないと決めていた。

理系の院に行っても行かなくても、日本の企業では収入は変わらないと思っていたし、専攻がそのまま活かされるようなところに就職することもないと思っていたからである。

そんな思いもあって、東京大学に入ったのだし、就職活動は楽勝とまではいかないまでも、難しくはないだろうと考えていた。

卒業時は2013年だったような気がするが、当時は就職氷河期と言われていて、2024年現在のように大量に大手に就職するような時代では無かった。

結果論ではあるが、当時の私の同期は30人ほどで、私の上の世代もしばらくは30人以下の時代が続いていたようで、中堅が割といなかった気がする。それから4-5年後には採用人数が200−300人毎年とるようになり、最近採用人数が80人ぐらいになったようだが、それでも当時よりかなり人数が多いので今はまだ30人という人数の少なさではない。

また同期の大学も私の時は東京大学、京都大学、大阪大学、東京工業大学、東北大学などの国立大学のみで、九州大学や名古屋大学、北海道大学等や早稲田や慶應義塾、関関同立などの有名私立はいなかった。

しかし、300人くらい採用していたときには九州大学、名古屋大学、北海道大学等はもちろん早稲田、慶應義塾、関関同立、東京理科大学、あと知らない大学名の人も採用されていた。

少し話がそれてしまったので、私の就職活動の話に戻そう。私の就職活動時はリクルートのエントリーシートが出てきてしばらくした時代で、私の就職した会社ではリクルートのエントリーシートなんかはなく、大学推薦のみという状況であった。

リクルートのエントリーシートは現在どうなっているか知らないが、自己PRとか色々なことを書く形式だった気がする。

私はそのエントリーシートを書くのがまずだるくてやる気が失せた。今まで勉強してテストで程々の点数をとるのには長けていたのかもしれないが、人に点数をアピールすることもなかったし、むしろそんなことをするのはダサいと思っていた。努力している姿を見せるのもダサいし、何もしてない風にしつつも陰で努力し、そつなくこなすのがかっこいいと思っていた。

私以外の大学の同期も基本的にはそんなだった気がする。普段の様子からは勉強している様子などはあまり感じないが、本番では何気に好成績を残すような人らが多かった気がする。そういう意味で、地頭が良いというか、当時の入試形式にマッチした人間が大学に入っていた印象だ。

とまあ、私もアピールすることは当時からダサいと思っていたので、アピールする術を知らなかった。

そんな私にいきなりエントリーシートがきたもんで、これは書くのに非常に苦労した。当時はスマートフォンも出たばかりだし、アイフォンも4Sとかだったかな?私は日本の企業を応援しようかという気持ちで富士通のスマートフォンを使っていたと思うが、Wi-Fiをオンにすると再起動を繰り返すクソバグスマートフォンで、アイフォンにすれば良かったなと思ったりもしていた笑 余談だが、その後富士通がARROWSと言われるスマートフォンをだして、アップルを矢で撃ち落とそうという意味らしい?が、ARROWSシリーズも7とか8とか出して粘っていた気もするがそのうち撤退して、結局アイフォンやその他中華フォンに撃ち落とされてしまったな、私の友人はソニーのエクスペリアを使っていたが、高い割に性能がそこそこで、私はアイフォンや安い中華フォンに手を出していたな。

当時はスマートフォンといえど、性能は低く、ガラケーと言われる二つ折りの携帯も同時に共存していた。

また話がそれてしまったが、スマートフォンでインターネットが見れるようにはなったが、まだそれは主流ではなく、ネットは基本的にはパソコンで見るものだった。

しかし、私の家にあったのは家電量販店で買うようなしょぼいノートパソコンで、インターネットで情報を集めようにも動作が遅く、手間が非常にかかって、一つのエントリーシートを出すのもめんどくさい状況だった。当時の一つの後悔として、デスクトップパソコンを買っておくべきだったなと言うのはある。20年後にパソコンというツールがあるかどうかわからないが、ツールを調べるに越したことはないだろう。当時はインターネットについて私は疎かったのでもっと触れておけば良かったというのも後悔の一つだ。今は情報過多の時代なので、20年後はそんなことはないのかもしれないが、私からアドバイスできるよう、私もなるべく最新の情報に触れるようにはしたい。

そんなめんどくさいエントリーシートを書くのがだるくなり、どうしようかなと思っていたときに、親に、特に母親に今の会社を教えてもらったわけである。

私の父親はスポーツウェアやアウトドアウェアのアパレル(ゴールドウィン)で働いていて、母親は銀行員(みずほ)であった。

母親の勤めていた支店は、私が勤めることになる会社のメインバンクで、私の会社の社員に電話したり、資産運用の相談をしたりと営業をかけていて、後で知ることだが、私が会社の部活に所属した際には、先輩にも営業で付き合いがあったらしく、私と知り合う前から、私の母親とは知り合いだったようだ。

そんなこともあり、私の会社の社員の懐具合は知っていたようで、母親は私にその会社を勧めてきたようではある。

私の学科では、その会社の創業者がその学科出身ということもあり、推薦があれば不問で入れるという噂もあった。そういう意味で困難な道を好む人達の集まる大学なだけあって、そんな会社入りたくね〜よなみたいな空気は多分にあった。これは今でももしかしたらあるかもしれないし、私が大学のOBとして、大学訪問した際は、こんな会社入らないほうがいいぞと触れ回ったりしたので、これは今も脈々と続いているかもしれない。

結局周りの声を聞かずに、というかエントリーシートとかだるいなと思って推薦をとって、就職する会社の面接等を受けていくわけだが、長くなったので、次の回で書くことにする。

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