前回まで私の就職活動について書いてきたが、おそらく当時の就職活動としては楽な方だったと我ながら思う。
入った会社が良い悪い、人気があるないを無視すれば、こんな簡単に入れるんだと言う感じであろう。年収も30歳を超えてくれば1000万円に到達するし、残業も多い方ではあるが、考え方次第ではお金が稼げてよいということでもある。
ここで一つの教訓は親のすすめてきた会社に素直に入ったことである。
私は小さい時から親はなんて馬鹿なんだと思いながら育ってきたかと思うが、この時はあまり覚えていないが素直に従った形になっている。
大学の学部で入社した会社の給料が高くて、でもブラックだから入らないほうが良いよという噂もあって、気になる存在であったことは確かにある。
が、ここで従って入った事で、割とお金を得ることはできた。他に若い頃の何かを失った気もするが、それはそれだろう。最悪東芝とかに入って苦労していたかもしれない。
親は社会経験が豊富で、大学卒業から働いているとすると、子供が大学卒業までに少なくとも20年は働いているのが大半だろう。30歳で生まれた子供であれば、社会人経験が30年ということもザラだろう。そんな社会経験豊富な親から素直にどこの会社がおすすめか聞くのは非常にコスパが良いと思われる。
私もそうだが、今の会社がクソだなと思うことは沢山あったし、他の会社のほうが良かったかなとか思ったことは山程ある。その度にネットや他の人の話を聞いて、今の現在地があるわけだが、その経験を親身に教えてくれて、協力してくれるのは親しかいないだろう。
親にどこに就職すればいいか一緒に調べてよと言うだけで、個人ごとに経験は異なるが、その経験をもとに調べてくれるのだからそれは有意義だろう。40,50にもなってくるとひまだろうし、きっと親身に調べて教えてくれるだろう。
もう一つの教訓は大学の推薦である。一部大学の推薦は意味をなしていないこともあるが、一応は調べておいて損はないだろう。どんな会社があるのか名前だけでもわかれば年収等調べることはできる。良い大学に入れば候補はたくさんあるだろうし、そんなになくても調べる価値はあるはずだ。私は早々に今の会社に決めたので、網羅的に調べてはいないが、調べることは大事だろう。
また教授につてを聞いて見るのも良いかもしれない。私は大学の名前だけに意味があると思っていたので、講義や卒論研究は真面目にはやっていない。そのため大学教授とかとさほとんど話をしていないが、少し相談できるくらいになるのは良いことだろう。まあ、これは当時の私に言っても無意味なことだが。。。
あとは高速なパソコンを入手しておくことも大事だろう。会社をインターネットで調べる際、めんどくさくなるとおしまいなので、サクサク動くパソコンは少なくともほしい。まあ、これは今の時代当たり前か。当時は遅くて使い物にならんと思っていたが、今はスマホもあるし十分か。まあ、図書館でホワイト企業ランキングとかの本を片っ端から借りて調べるのも一つか。これで知った企業を調べてメモしていくのもよいだろう。社長やその企業の人のコラムなんかも面白かったりするので、参考にはなると思う。が、これも今の私が見て面白いだけで、当時言われてもピンとこないかもな。
そして最後にきにする年収の件だが、これは高いに越したことはない。多少残業が多くても、給料が高ければ結局やめない気がする。
私も残業が多くてやだなと思ったことは何度もあるし、他にも選択肢があるのではないかとも何度でも思ったが、結局今の会社よりも給料が高いところは殆どなかった。給料が低いところに行ったらいったで、また何かしら不満が出そうと思われたので、結局今の会社がズルズル続いている。私の友人の話を聞いていると、やはり給料が低くて転職している人はいる。がしかし、高給取りになったからと言って楽になるわけではなく、結局仕事漬けになっている人が多いのが現状だと思う。
何処かの研究で男女の給与差を調べたら残業の量で給与差があるだけで、男女の格差はないと発表されていた気もするが、それはそうだと思う。私も残業をして、給料が1.5倍になっている。年収400万円であれば600万円になる計算だ。おそらく私は新人の1月目から残業しているので、この600万円以下には新人の時からなっていない。結局高い給料がほしければ残業するしかないのかもしれない、その覚悟はいるだろう。まあ、ないところはなさそうだが、周りであまり聞いたことはない。化学系とか食品開発とかならあるのかもしれない。
とにかく給料は高そうなところに行く分には、やめないモチベーションにはなる。モチベーションもどう保つかは自分次第な気もするので、就職活動では少なくとも給料の高そうなところには行ったほうが良いか。
まとめると以下だ。他にも細かい点はあるが、以下が揃えば少なくとも置かれた環境で調べられ得る最善の会社にたどり着くだろう。
1.親を利用する。
2.大学推薦を利用する。
3.高速なパソコンを入手する(デスクトップパソコンなら安くて早い)
4.給料は高いほうが良い。(残業は考え方次第でどうにでもなる。)
ベスト・オブ・ベストに就職できるかは結局運と実力次第なので、企業選びで部分最適になったとして、結論はそんなに変わらず、最適な場所に受かるはずだ、というか受かったのだと思って、少しその企業で頑張るのが良いだろう。
その企業で何か面白い経験ができるかもしれないし、結局ずっとそこにいるかもしれない。まずは縁だと思って、頑張るのが楽しいと思う。
会社での楽しみ方は今度書きたいと思う。
以上、就職活動へのアドバイスだ、と書いてみて思ったがつまらない結論だったな。
まあ、35歳の私が今思うことを書いてみただけなので、また数年後は変わっているかもしれない。その時はまた書いてみるかな。
以上