診断機はどの機種を買えば良い? -目的別おすすめ診断機-

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  1. 【目的別おすすめ診断機】
    1. ◆ DIY整備+カスタム+副業も視野に入れているあなたに最適
      1. Autel MP808S(またはMS906)
    2. ◆ ガイド機能も欲しいけど、予算を抑えたいなら
      1. Autel MK808S
    3. ◆ スマホで簡単にライトカスタム中心
      1. Carista / OBDeleven / BimmerCode(対応車種限定)
  2. 【本気の診断+イモビ+将来業務対応まで見据えるなら】
      1. Autel IM508 or IM608(鍵登録・ECU交換対応)
  3. 【Launch X431シリーズも検討すべき?】
  4. 【選び方のまとめ】
  5. 【まず押さえておくべき!日本車診断の特徴】
  6. 【結論】日本車ユーザーにおすすめの診断機ベスト3
    1. ① Autel MP808S
    2. ② Autel MK808S(予算を抑えつつ整備メイン)
    3. ③ Launch X431 PROS V5.0(または PRO3)
  7. 【目的別診断機の選び方:日本車編】
  8. 【まとめ】
  9. 【1】なぜ「日本車で診断機選び」は難しいのか?
    1. ① 日本車は整備性が良すぎて、診断機の出番が少なかった
    2. ② 純正診断機(GTS、CONSULT、HiDSなど)が強すぎる
    3. ③ 海外診断機は欧州車を主眼に設計されている
  10. 【2】実際に「日本車でできること・できないこと」一覧
  11. 【3】日本車の中でも“診断が必要な車種”は?
    1. 診断機必須の作業がある車種:
  12. 【4】整備マニュアルを「診断機で置き換える」方法
    1. 例:プリウスZVW30のブレーキフルード交換
  13. 【5】「ガイド機能が効きやすい日本車」とは?
  14. 【6】診断機でしか見れない!日本車の“裏パラメーター”例
  15. 【7】「日本車 × 診断機」選びの最終結論(まとめ)

【目的別おすすめ診断機】

◆ DIY整備+カスタム+副業も視野に入れているあなたに最適

Autel MP808S(またはMS906)

特徴内容
ガイド機能◎ 全車種に対応(日本語OK)
アクティブテスト◎ 各部品の動作確認が可能
ECUコーディング◎(対応車種なら深く変更可)
イモビライザー登録△(MP808Sでは一部車種)/◎(MS906IMならフル対応)
通信性能高速&安定、クラウド連携あり
価格帯MP808S:約10〜13万円、MS906:約18万円〜
将来性ソフト更新で機能がどんどん増える(年契あり)

プロも使う実力+家庭でも使える万能機種


◆ ガイド機能も欲しいけど、予算を抑えたいなら

Autel MK808S

特徴内容
ガイド機能△(車種により簡易的)
アクティブテスト
ECUコーディング×(読み取りのみが主)
イモビ対応×
価格帯約6〜8万円

→ 軽整備+診断を気軽に始めたい人向け。


◆ スマホで簡単にライトカスタム中心

Carista / OBDeleven / BimmerCode(対応車種限定)

特徴内容
ガイド機能×(操作は自分で)
コーディング△〜◎(車種による)
対応車種限定(VW/Audi/BMWなど)
価格帯数千円〜1万円台+年契

気軽に隠し機能をいじりたい人向け。診断や整備には不向き。


【本気の診断+イモビ+将来業務対応まで見据えるなら】

Autel IM508 or IM608(鍵登録・ECU交換対応)

モデル機能価格
IM508IMMO・診断・整備フルカバー(対応国多)約13〜17万円
IM608さらにJ2534 PassThru付き(再プログラミング可)約25〜30万円

→ 本気で副業・出張整備・法人対応もしたい人向け。


【Launch X431シリーズも検討すべき?】

モデル特徴
X431 PRO3高機能+ADAS対応+ガイド豊富(UIはやや玄人向け)
ガイド機能◎(Autelより車種によっては詳しい)
価格15〜25万円程度

→ 整備工場・プロ向け。個人でも十分使えるが、Autelよりややクセあり。


【選び方のまとめ】

あなたの目的機種
整備+診断+カスタム+学習Autel MP808S or MS906
診断だけでOK/費用抑えたいAutel MK808S
コーディング中心/手軽に遊びたいBimmerCode / Carista / OBDeleven
イモビライザーやECU交換もしたいAutel IM508 / IM608
店舗・副業本格対応/整備教育もしたいLaunch X431 PRO3 or Autel MS906BT以上

日本車で考えるとどうか。

【まず押さえておくべき!日本車診断の特徴】

特徴内容
ECU数が比較的少ない欧州車よりもシンプルな構成が多い(例外あり)
セキュリティ制御が緩いSGW(セキュリティゲートウェイ)が未搭載の車種が多く、作業がしやすい
ガイド機能が効きづらい車種もあるトヨタ・スズキ・ホンダなどはガイド機能対応が限定的なことも
HV/EVシステム独自の診断が重要プリウス、アクア、e-POWERなどにはHV系パラメーターやバッテリー診断が必須
IMMO系は未対応車が多い鍵登録はディーラー専用端末が必要なケースも多い(トヨタ・スズキなど)

【結論】日本車ユーザーにおすすめの診断機ベスト3

① Autel MP808S

日本車を幅広く診断したい人に最もバランスの取れたモデル

項目内容
DTC読取/消去◎(全ECU対応)
サービスリセット◎(オイル、EPB、TPMS等)
アクティブテスト◎(ファン、EGRなど作動確認)
ガイド機能△〜〇(車種によるが基本対応)
カスタムコーディング△(トヨタ系は一部可能)
価格約10〜13万円

おすすめ用途:プリウス/アクア/ノア/セレナ/フリード/エルグランド など幅広い対応


② Autel MK808S(予算を抑えつつ整備メイン)

診断+簡易リセットだけで良ければ最高コスパ

項目内容
DTC読取/消去
サービスリセット
アクティブテスト
ガイド機能△(かなり簡略)
コーディング×
価格約6〜8万円

おすすめ用途:オイル交換/電動パーキング解除/SRSリセットなどが自宅でできる!


③ Launch X431 PROS V5.0(または PRO3)

日本車のアクティブテスト&作動確認に強い

項目内容
日本車対応力◎(トヨタ、ホンダ、スズキにも強い)
ガイド機能◎(車種により超詳しい)
ECU初期化/リセット
コーディング△(一部のみ)
価格13〜18万円

おすすめ用途:整備工場レベルの診断+パーツテストをしたい人向け


【目的別診断機の選び方:日本車編】

やりたいことおすすめ診断機
オイル/パッド交換後のリセットMK808S or MP808S
DPF再生(軽ディーゼル・ハイエース等)MP808S or Launch
ハイブリッド状態監視MP808S(HVバッテリーモニターが優秀)
コーディング(オートライト感度など)一部可能(MP808S/Carista/OBDeleven)
出張整備・副業対応Launch PRO3 or Autel MS906

【まとめ】

  • 日本車は「診断+学習+リセット」を重視するのが最適
  • コーディングは限定的(主にトヨタ/マツダ/日産の一部)
  • MP808Sが最もバランス良く、コスパと機能性が高い

【1】なぜ「日本車で診断機選び」は難しいのか?

理由は大きく3つあります:

① 日本車は整備性が良すぎて、診断機の出番が少なかった

→ 昔から“壊れにくい”“構造が単純”=工具で直る車

② 純正診断機(GTS、CONSULT、HiDSなど)が強すぎる

→ トヨタの**GTS(Global TechStream)**などは極めて詳細な診断が可能
→ その分、社外診断機は一部機能が制限されやすい

③ 海外診断機は欧州車を主眼に設計されている

→ VCDS、Autel、LaunchなどはBMWやVWでの使用を前提に開発


【2】実際に「日本車でできること・できないこと」一覧

機能トヨタホンダ日産スズキマツダ
DTC読取・消去
オイル/EPBリセット
アクティブテスト(ファン等)△〜〇◎(新世代Mazda3以降)
DPF再生◎(ハイエース等)◎(軽ディーゼル)
BMS登録△(対応車種少)××××
ECUコーディング△(上級機で可)××◎(一部対応)
イモビライザー登録×(ディーラー専用)×△(旧型OK)×

→ 結論:整備・診断はOK、鍵・再プログラミング系は難しい


【3】日本車の中でも“診断が必要な車種”は?

意外かもしれませんが、以下のようなハイブリッド/ディーゼル/ADAS付き車両は、診断機がないと整備できないことも多いです。

診断機必須の作業がある車種:

車種理由
プリウス系(ZVW30〜60)HVバッテリー・ブレーキ・SASなど電子制御が満載
アクアバッテリー寿命・回生ブレーキ学習が鍵
ハイエース(軽油)DPF再生が必須。診断機での再学習が必要
ノートe-POWERモーター系学習や電圧監視が必要
スズキ ディーゼル車(エスクード等)DPF・EGR・AdBlueリセットが不可欠
CX-5(SKYACTIV-D)DPF+スート学習+燃料学習が複雑

【4】整備マニュアルを「診断機で置き換える」方法

例:プリウスZVW30のブレーキフルード交換

従来のやり方診断機を使ったやり方(MP808S)
1. 手動でエア抜き「ブレーキ → エア抜き」ガイドを選択
2. ペダル操作 → バルブ開放自動でABS作動+バルブ開放
3. ワンマンで繰り返し作業「完了」表示まで待つだけ
4. 試運転してエラーがないか確認診断機でDTCスキャン&履歴保存

作業時間:20分短縮+ミスなし+履歴も残る


【5】「ガイド機能が効きやすい日本車」とは?

日本車でも、以下の条件を満たすと“欧州車並みにガイド機能が効く”ことがあります:

条件解説
CAN通信に完全移行している(2017年以降)例:新型ヤリス、RAV4、ノア90系など
海外展開されている車種(グローバルモデル)例:カローラクロス、ハイラックス、C-HRなど
ADASやTPMSなど高機能化された車センサーキャリブレーション機能がガイドに含まれる

【6】診断機でしか見れない!日本車の“裏パラメーター”例

車種隠しパラメーター
プリウスZVW30HVバッテリー温度×6セル、出力電流、冷却ファン回転数
アクアモーター駆動トルク、回生ブレーキレベル
ノートe-POWERエンジン発電比率、補機電源状態
ハイエースディーゼルDPF差圧、スート蓄積量、強制再生履歴
CX-5インジェクター噴射補正値、スート蓄積傾向

→ ディーラーでしか見られなかった情報が手元で見られる時代


【7】「日本車 × 診断機」選びの最終結論(まとめ)

目的ベスト診断機
日常点検+軽整備+DTC対応Autel MK808S(入門機)
整備+アクティブテスト+HV/DPF対応Autel MP808S(王道)
整備+イモビ/再学習含む対応Autel MS906 or Launch X431(上級)
キー登録や深いECU設定までやりたいAutel IM508 or IM608(フル対応機)
スマホでお遊びカスタム(VWなど)Carista / BimmerCode(限定用途)

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