車のメーカー別おすすめ診断機

car ride engine machine road 7153508 趣味
car ride engine machine road 7153508

ここでは、日本車メーカー別(トヨタ/ホンダ/日産/マツダ/スズキ/スバル/三菱)に対応力の高い診断機を比較しつつ、おすすめモデルを明確に提案します。


【メーカー別おすすめ診断機一覧】

メーカー特徴おすすめ診断機理由
トヨタ(プリウス、ノア等)HV系診断/カスタム設定が豊富Autel MS906 or MP808SHVバッテリー診断、DPF再生、SAS、デイライト設定などに強い。Launchも◎
ホンダ(ヴェゼル、フリード等)ECUの仕様が独特で一部作業は不可Autel MP808S診断・リセット系は対応◎、コーディングは困難。LaunchだとTPMSが強め
日産(セレナ、エルグランド等)イモビが強固、コーディングは厳しいLaunch X431 PRO3アクティブテストや設定項目が比較的多く、旧型にも強い
マツダ(CX-5、MAZDA3等)Skyactiv制御とパラメータ診断が重要Autel MS906BTアクティブテストとDPF/燃料学習、BMSなどの再学習も可。Launchも強い
スズキ(ソリオ、ジムニー等)軽・普通車混在、DPF車種に注意Autel MP808SDPF再生、EGR制御、SASなど十分対応。整備中心でコスパ◎
スバル(フォレスター、レヴォーグ等)ADASが複雑、診断がやや特殊Launch X431 PROS V5.0アイサイト関連のECUにアクセスできる唯一の汎用ツール。ADASキャリブレーション対応モデルもあり
三菱(デリカ、ekクロス等)診断項目は少なめだが再学習多しAutel MP808Sイグニッション学習、SAS、エアバッグ、HVパラメータ確認などに対応

【診断機タイプ別 × メーカー別対応早見表】

メーカー \ 診断機Autel MP808SAutel MS906Launch PRO3Carista / OBDeleven
トヨタ△(一部対応)
ホンダ◎(診断のみ)×
日産◎(旧型にも強い)×
マツダ△(海外向け)
スズキ×
スバル△(一部ECU不可)×
三菱×

【選ぶ時の“超実践アドバイス”】

  • 「HV車」「ディーゼル車」ならAutel系が強い(特にMS906)
  • 「ADAS・スバル車・イモビ系」ならLaunchがやや有利
  • カスタム中心/軽整備+低価格ならMP808Sが最適バランス
  • スマホ型(Carista等)は日本車には基本的に不向き(対応車種が極少)

【モデル別まとめ】

モデル対象ユーザー概要価格目安
Autel MP808Sコスパ重視/DIY整備診断・リセット・DPF/HV対応もOK約10〜13万円
Autel MS906 / BT整備+カスタム+一部コーディングガイド機能+深い診断/書き換えに対応約18〜25万円
Launch X431 PRO3/PROS V5.0店舗・副業/多車種対応したい人ガイド豊富、旧型日本車やADASに強い約15〜22万円
Carista / OBDelevenスマホで遊びたい人日本車にはほぼ対応していない約5,000円〜1万円+課金制

【トヨタ車向けおすすめ診断機 3選】

① Autel MS906 / MS906BT

トヨタ車でコーディングや診断を本格的にやりたいなら、このモデルが最強

機種特徴対応機能価格目安
MS906高機能診断機、Wi-Fi対応、強力なガイド機能DTC読取、ECUリセット、コーディング(トヨタに対応)約18〜20万円
MS906BTMS906のBluetooth版Bluetooth対応でワイヤレス診断が可能、より自由度が高い約20〜22万円

おすすめ理由

  • トヨタ車のHV(ハイブリッド)バッテリー診断DPF再生が可能。
  • オートライト感度設定、アイドリングストップ記憶など、トヨタ車の基本的なコーディングに対応。
  • デイライト、ウィンカー回数変更など、カスタマイズができる。

できること

  • ハイブリッド車専用設定(プリウス、アクア、クラウン等)
  • リセット作業(オイル、EPB、タイヤ空気圧リセット)
  • スロットル学習、エアバッグリセット
  • ECU学習、パラメータ確認、車両設定変更(コーディング)

② Autel MP808S

高機能でありながらコスパ重視、トヨタ車の日常診断やリセットに最適

機種特徴対応機能価格目安
MP808S高機能でコスパの良いモデル、初心者にも最適DTC読取、リセット、簡易コーディング約10〜13万円

おすすめ理由

  • MP808Sオイルリセット、EPB、SRSリセットなど、基本的な作業がしっかりこなせます。
  • 日本車対応が豊富で、特にトヨタ車の基本的な整備には十分な性能を発揮します。

できること

  • 基本的な診断(故障コード読み取り、消去)
  • バッテリー学習、サービスリセット
  • エアバッグやタイヤ空気圧リセット
  • ハイブリッド車専用設定(プリウスなど)

③ Launch X431 PRO3 / PROS V5.0

トヨタ車のアクティブテスト・診断をプロレベルで行いたい方向け

機種特徴対応機能価格目安
X431 PRO3強力な診断ツール、ガイド機能が豊富DTC読取、アクティブテスト、リセット約15〜18万円
X431 PROS V5.0高度な機能、ADAS対応高精度診断、センサーキャリブレーション、車両設定変更約20〜22万円

おすすめ理由

  • **アクティブテストや設定変更(デイライト、ウィンカー設定、ドアロック時間設定など)**が豊富で、整備・カスタム両方に対応。
  • **トヨタ車のハイブリッドバッテリー学習や、センサーキャリブレーション(車高、ステアリング角度など)**も得意。

できること

  • ハイブリッド車の設定や学習
  • アクティブテスト(ファン、EGRバルブ、ミラー、ワイパーなど)
  • バッテリー登録、ディーゼル車のDPF再生
  • エアバッグリセット、パラメータ確認

【トヨタ車向け診断機選定のポイント】

① コーディングや設定変更をしたいなら

  • Autel MS906Launch X431 PRO3が最適。これらはトヨタ車のカスタム設定に対応しています。

② 予算を抑えつつ基本的な診断・リセットを行いたいなら

  • Autel MP808Sが最もコスパが良く、日常整備には十分対応できます。

③ ハイブリッド車(プリウス、アクアなど)をしっかり診断・整備したいなら

  • Autel MS906が特におすすめ。ハイブリッドバッテリーの状態監視や制御が可能。

【まとめ】

診断機適用車種主な機能価格帯
Autel MS906 / MS906BTプリウス、ノア、アクア、クラウンハイブリッド診断、コーディング、DPF再生約18〜25万円
Autel MP808Sトヨタ全般(特にアクア、プリウス等)基本診断、リセット作業、簡易コーディング約10〜13万円
Launch X431 PRO3トヨタ全般アクティブテスト、設定変更、ハイブリッド車診断約15〜18万円

【ホンダ車の診断における特徴】

特徴解説
診断通信が独特(ISO規格ベース+Honda独自プロトコル)一部の社外診断機ではアクティブテストや詳細パラメーターが読み取れないことも
純正診断ツール(HDS/HiDS)でしかできない作業も多いイモビ登録、リプロ、ECU書換は非公開
電動パーキング・ADAS・HV系の設定が必要なモデルが増えているフリード、ステップワゴン、ヴェゼルなど新型車で重要
診断項目は少なめだが、確実な作業品質が求められる安全装備が絡む誤操作は致命的になるため、ガイド機能は大きな安心材料になる

【ホンダ車向けおすすめ診断機 3選】

① Autel MS906 / MS906BT

ハイブリッドやADAS付きの新型ホンダ車に対応したいなら最有力

項目内容
DTC診断・消去◎(すべてのECUに対応)
サービスリセット◎(オイル、EPB、TPMSなど)
アクティブテスト◎(エアコン、スロットル、ファン等)
ガイド機能〇(日本語対応・車種による)
コーディング△(Hondaは基本不可)
価格帯約18〜25万円

おすすめ理由

  • フリード/ヴェゼル/ステップワゴン/N-BOXなど幅広く対応
  • エアバッグ、電動パーキング、スロットルリセットなどに加え、
  • アクティブテストや「冷却ファン作動」「エアコンモード切替」など細かい動作確認も可能

② Autel MP808S

基本整備・診断に強く、価格も抑えたいなら最適の選択

項目内容
診断・リセット◎(必要十分)
アクティブテスト〇(車種によっては制限あり)
コーディング×(ホンダは基本非対応)
ガイド機能△〜〇(日本語あり/内容は簡素)
価格帯約10〜13万円

おすすめ理由

  • オイルリセット、EPB解除、バッテリー再学習などホンダ車の日常整備には十分
  • フィット・N-BOX・フリードなどホンダの主要車種に対応

③ Launch X431 PROS V5.0 / PRO3

ADAS関連や複雑なECU初期化、旧型ホンダ車にも強い万能モデル

項目内容
DTC診断・リセット
アクティブテスト◎(ホンダ独自項目にも対応)
ECU初期化/学習
ADASキャリブレーション◎(対応モデルなら可能)
価格帯約15〜22万円

おすすめ理由

  • ステアリング角センサー、Gセンサー、ミリ波レーダーなどセンサー類の初期化が得意
  • 「HDSじゃないと無理」な作業の一部がLaunchなら代替できる場合あり
  • 旧型インサイト/シビック/アコードなどにも幅広く対応

【ホンダ車で実際にできる作業例(MP808S / MS906)】

作業内容対応可否
オイルリセット(メンテナンスランプ)
電動パーキングブレーキ解除
スロットルバルブ初期化
ステアリング角センサーキャリブレーション
バッテリー状態確認・登録(BMS)△(一部非対応)
エアバッグECUリセット
アクティブテスト(ファン、A/C、ワイパー等)〇(年式と車種による)
ECU書き換え/リプロ×(ディーラー専用)

【まとめ:ホンダ車におすすめ診断機】

用途機種ポイント
DIY+整備・診断重視Autel MP808S日常整備には十分。コスパ◎
本格整備+ハイブリッド+高精度診断Autel MS906 / MS906BTプロレベル作業も可能
店舗業務・センサー初期化・旧車含むLaunch X431 PRO3 / PROS V5.0ADASや旧型車への広範対応が魅力

■関連記事

タイトルとURLをコピーしました