2019年のスペインが“最後の自由旅”だった――

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パンデミックと子育てが重なった私たち家族のリアルと、いまの若い世代へのエール




1. プロローグ:2019年、バルセロナの風を受けて

あの頃、マスクをつけた観光客なんてゼロ。サグラダ・ファミリアの足場を見上げ、ランブラス通りでタパスをハシゴし、深夜0時過ぎのフラメンコに胸を打たれた――。
「海外旅行はいつでも行ける」と信じ切っていた2019年の私たちは、世界がたった数か月で激変するなど想像もできませんでした。




2. パンデミックと出産スケジュールが奇跡的にフィット

年 家族イベント 世界の動き

2020年春 第1子誕生(Stay Home期) 日本初の緊急事態宣言、海外渡航ほぼゼロ
2022年秋 第2子誕生(国境再開前) 日本は水際緩和中だが新型株警戒で不安定
2023年 育休延長&在宅ワーク併用 5類移行で国内移動は自由化
2024年 家族旅行を再開(沖縄) インバウンド復活、海外ツアーも戻り始める


> “動けない時期”と“動けない世界”が重なった

新生児期はどうしても外出が制限される。
皮肉にも、**世界も同じく“巣ごもり”**だったため、行動制限によるストレスは最小限で済みました。






3. 2020〜22年生まれの子育て“あるある”

1. オンライン健診・両親学級

助産師さんのZoom指導で沐浴を習得。



2. お宮参りも家族でリモート集合写真

神社の境内でスマホを持った親戚がバーチャル参加。



3. 在宅ワーク×夜泣き

ミュートボタンと抱っこヒモのコンボは最強。



4. マスクが普通、むしろ外すと不安

成長アルバムの前半は“家族全員マスク姿”がデフォルト。







4. “いま結婚・出産を迎える人は可哀想”なのか?

☑︎ 旅行・イベントのハードルは依然高め

円安・燃油高で海外旅行コストが2019年比+30%。

一部国では入国時ワクチン証明や追加保険を求め続けている。


☑︎ でも悪いことばかりじゃない

ポジティブ要素 実例

リモート◯◯の定着 オンライン保育相談・テレ小児科で時短
育児休業の柔軟化 男性育休取得率が20%超(2025厚労省速報)
自宅エンタメの進化 VR動物園・メタバース図書館で子ども歓喜
ワーケーションOK職場が増加 家族で沖縄1か月滞在+在宅勤務の同僚多数


> 結論
旅行しづらいぶん、暮らし側の自由度が上がっているのは間違いない。
“可哀想”ではなく、“違う選択肢を手にした世代”と捉えるべきかもしれません。






5. もし2025年に結婚・子育てを計画するなら

1. “いつか”を前倒しする行動計画

渡航条件は変動する前提で、行ける時に行く。



2. 旅行と出産の“バッファ期間”を意識

妊活→安定期前の海外遠征→出産後は国内…とフェーズ分け。



3. 変動費より固定費の見直し

旅行代UP分を捻出するために通信・保険を整理。



4. テクノロジーを味方に

オンライン両親学級、ベビーシッターアプリ、遠隔医療をフル活用。







6. エピローグ:写真フォルダが教えてくれたこと

2019年のスペイン旅行アルバムはマスクのない笑顔であふれていた。

2020〜22年のフォルダは**おくるみ姿の赤ちゃんと家族全員の“おうち写真”**でいっぱい。

どちらもかけがえのない時間。

前者は「世界が自由だった奇跡」。

後者は「世界と歩調を合わせて家族に向き合えた贅沢」。



> 過去のタイミングに感謝しつつ、これからの柔軟な時代を楽しむ。
それが、“コロナ前最後の旅行世代”であり、“巣ごもり育児世代”でもある私たち夫婦がたどり着いた結論です。どうかこれから結婚・出産・旅行を迎える皆さんも、自分なりのタイムラインを信じて、今できるベストを選び続けてください。

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