1. このサービスの概要とニーズ
配送業者や建設会社、訪問介護サービスなど、社用車を複数台所有している中小企業では、車両管理の負担が意外と大きいです。特に小規模事業者では「チェックランプがついていても忙しくて見ていない」「車検まで放置」というケースも。
そこで役立つのが、MK808Sなどの診断機を活用した「定期診断サービス」。法人契約で月1回の点検を行い、DTCのチェックや簡易レポートを提供することで、企業側に安心を提供しつつ、こちらは安定収入を得られる副業になります。
2. サービス内容と料金の一例
サービス内容 | 料金例 |
---|---|
月1回のDTCチェック(3〜5台) | 月額 5,000〜10,000円 |
レポート提出(PDFまたは印刷) | 料金に含む |
トラブル発見時の整備工場紹介サポート | オプション対応 |
車検前診断オプション | +2,000円〜 |
例:法人3社と契約すれば、月3万円前後の継続収入も可能。
3. 必要な準備と道具
- MK808SなどのOBD2診断機
- 診断レポートテンプレート(Excel/Googleスプレッドシート)
- プリンター(紙レポート用)
- 簡単な名刺やパンフレット(信頼感アップ)
4. 集客・営業の方法
- 近所の配送業者・介護事業者・建設会社へ直接営業
- 知人に法人を経営している人がいれば紹介してもらう
- 地元商工会議所の会員リストを活用(挨拶状やメール営業)
- ジモティー・地域情報サイトに「社用車診断代行」として掲載
5. 導入企業側のメリットを明確に伝える
- 突然の故障リスクを減らせる
- 車検・整備のタイミングを把握できる
- 点検記録が残ることで社内管理が楽になる
- 修理内容を業者に説明する際に役立つ
6. 注意点と契約時のポイント
- 契約書または覚書を作成し、「診断のみで修理は行わない」旨を明記
- 万一重大な故障が出た場合は、整備士やディーラーに対応を依頼
- 契約は3ヶ月や6ヶ月単位で様子を見ながら更新提案する
7. まとめ
法人向けの「定期診断サービス」は、MK808Sを活かした非常に安定的かつ信頼性のある副業モデルです。
車両が命の事業者にとって「予防的な診断」は強いニーズであり、契約が取れれば毎月の収入がほぼ固定化されます。
営業のハードルは少し高めですが、契約が決まれば長期的に安定した副収入を狙えるのが魅力です。