【あらすじ】『Bjorn Yandel the Barbarian』Episode 9｜妖精エルウェンとの契約と不穏な足音

1. 負傷した妖精との信頼構築

前回の出会いで命乞いしてきた妖精の少女はエルウェン・フォルナッチ・ディ・テルシア。
バーバリアンと妖精は敵対関係だと思い込んでいた彼女に、ビョルンは薬草と包帯を渡し、「まずは治療だ」と告げる。

エルウェンの恐怖心の背景には、10年前の戦争による種族間のわだかまりがあった。
ビョルンは「自分にも恨みはない」と告げ、彼女との距離を縮めようとする。

ビョルンは提案する。

「今夜だけでいい、夜の仲間にならないか？」

エルウェンは条件として「先に自分を傷つけない」と戦士の誓いを求め、ビョルンも了承。
こうして相互不侵害の契約が成立し、二人は交代で見張りを行うことに。

深夜、ビョルンはエルウェンが自分の額に手を伸ばしているのに気づくが、
それは「悪夢で汗をかいていたから拭こうとしただけ」だった。
少しずつ、彼女が自分を恐れなくなっているのを感じる。

夜明け前、二人組の冒険者が通りかかり、エルウェンを見てひそひそ話。

「あれ、妖精じゃないか？」
「弓の形も一致する。」

彼らは短いやり取りの後、去っていったが、ビョルンは不穏な予感を覚える。
まるで「狙いを定められた」ような感覚に、即座にエルウェンを起こす。

Q1. なぜエルウェンは最初ビョルンを恐れたの？
→ 種族間戦争の影響で、バーバリアン＝敵という刷り込みがあった。

Q2. 戦士の誓いって何？
→ 種族や氏族の名にかけた不侵害の誓約で、破れば名誉を失う重大な約束。

Q3. 冒険者二人組は何者？
→ 明言されていないが、エルウェンの弓を特定し、興味を示す動きは危険の兆候。

Episode 10では、エルウェンを巡る不穏な動きと、迷宮三日目の試練が描かれる。
果たして二人の「夜の仲間」関係は、この脅威を乗り越えられるのか。