【あらすじ】『Bjorn Yandel the Barbarian』Episode 19|図書館で知った“150年後の世界”と精霊契約の真実
目次
- アイナルとの再会 ― 図書館で学ぶバーバリアン
- 魔法図書館と便利すぎる検索魔法
- 読み解かれる世界の歴史と150年のズレ
- “次元の不安定”と自身の転移の謎
- 精霊契約 ― エルウェンが手に入れた新たな力
- Q&A(歴史・図書館の仕組み・精霊石)
- 用語集
アイナルとの再会 ― 図書館で学ぶバーバリアン
ラフドニアの図書館で本を漁るビョルンは、意外な人物と遭遇する。
同胞バーバリアンのアイナルだった。
彼女は「怪物との戦闘よりも、人との駆け引きの方が辛かった」と吐露。
そして「もっと知識をつけなければ」と図書館に来ていた。
別れ際に彼女は、**「助けが必要なら〈怒れるサイ亭〉を訪ねて」**と約束を残して去る。
魔法図書館と便利すぎる検索魔法
館内は国家議事堂並みの規模。
利用者は少ないが、司書が唱えた一言「Parstyev」により、ビョルンの体に魔法が流れ込む。
→ 思い浮かべたキーワードに関連する本が“勝手に見つかる”。
現代の検索エンジン顔負けの魔法で、効率的に資料を収集していく。
読み解かれる世界の歴史と150年のズレ
次々と読み漁った本から浮かび上がるのは――
- 「大地は魔女の呪いで荒廃し、ラフドニアだけが生き残った」
- 王族が異界に穴を開け、そこが迷宮となった
- 妖精とバーバリアンの対立の歴史
- 悪霊=異界から来て人間に憑依する存在
そして決定的な一冊、『王の死』に記されていたのは――
「不死王ラヴィギオン三世の死は150年前の出来事である」との記録。
つまり、今の世界はゲームの舞台から150年後の未来だった。
“次元の不安定”と自身の転移の謎
『次元不安定観測記録』には、稀に“外れた場所”に落ちる事例が記されていた。
しかし「100年に一度」とされる頻度は、実際にはもっと多いはずだとビョルンは推測。
著者の見解では――
「ポータルが閉じかける瞬間に侵入すると不安定に巻き込まれる」
まさに自分自身の状況と一致していた。
精霊契約 ― エルウェンが手に入れた新たな力
翌朝、扉を叩いたのはエルウェン。
彼女は姉から与えられた精霊石で、風の精霊との契約に成功したと報告する。
- 矢の軌道をわずかに曲げる
- 発射速度を上げる
など、応用次第で戦闘力を飛躍させる能力だった。
しかしビョルンは冷静に指摘。
「まだまだ工夫の余地がある。借金返済も終わっていない。訓練だ」
部屋を閉ざし、彼はエルウェンに新スキルの実践検証を命じるのだった。
Q&A(歴史・図書館の仕組み・精霊石)
Q. ラフドニアの図書館はどうやって本を探すの?
→ 司書の魔法「Parstyev」により、思考に反応して関連本が浮かび上がる。現代検索の魔法版。
Q. なぜ150年後だと分かったの?
→ ゲーム開始時点=王ラヴィギオン三世の死の翌日。書籍には「死から150年」と記されていたため。
Q. 精霊石とは?
→ 妖精が属性精霊と契約できるアイテム。価格は15万石以上、成功率は10%前後と極めて低い。
用語集
- Parstyev(パルスティエフ)
図書館の検索魔法。利用者の思考に反応し、関連書物を導く。 - ラヴィギオン三世
“不死王”と呼ばれた初代国王。死はゲーム開始の基準点だが、現在はその150年後。 - 精霊契約(Spirit Contract)
妖精が精霊石を用いて行う儀式。成功すれば新たな戦闘スキルを得る。
次回予告
Episode 20では、エルウェンの風精霊スキルの検証が本格化。
そしてビョルンは新たな“仲間探し”へと動き出す――。