【ネタバレ＆解説】『Bjorn Yandel the Barbarian』Episode 34｜戦士（2）― 吸血鬼公爵カンボルメア戦突入

夜の到来と吸血鬼公爵の出現

日没と同時に現れたのは――
守護者として待ち構えるはずの「死霊騎士」ではなく、高位変種の吸血鬼公爵カンボルメア。

「お前たちの存在を見るだけで、殺意が沸き立つ…！」

冷たい殺気と狂気に支配された存在。対話は不可能、戦闘は避けられない。

ムラドの奮闘と「鉄の巨人」の力

吸血鬼の爪撃を真正面から受け止めたのは、仲間のドワーフ戦士ムラド。
その力の源は、彼が取り込んだ聖水の力。

聖水：鉄の巨人（アイアントロール）
- スキル【カウンターウェイト】：地に足を着けている限り吹き飛ばされない
- 追加効果：衝撃吸収

さらに彼は「生きた鎧」のスキルで装備を即座に修復し、最前線を維持する。

「俺が前を抑える！　お前たちは横から援護しろ！」

まさに盾役としての真骨頂を発揮した。

吸血鬼の血の呪いと強化

しかしカンボルメアは変幻自在。
数百のカラスに分裂し爆発、その血で仲間たちを「生贄の刻印」に染め上げる。

【キャラクターは生贄として刻印された】  
【吸血鬼公爵カンボルメアの能力値が、生贄の数に比例して上昇】

ただでさえ強大な存在が、さらに強化されていく――。

ビョルンの捨て身の戦法

仲間が倒れ、窮地に立たされたビョルンは決断する。

自ら囮となり、吸血鬼を引きつける
ポーションを飲み続けながら致命傷を無理やり回復
痛みによるショック死寸前でも盾を構え続ける

「痛みで死ぬもんか…俺はまだ生きている！」

常識外れの狂戦士戦法。
「精神力こそが真の蛮族の価値」という伝承が、現実のものとして仲間の目に焼き付けられた。

レイヴンの決断 ― 聖水「屍食鬼ゴーレム」使用

状況を見たレイヴンは、ついに秘蔵の聖水を取り出す。

聖水：屍食鬼ゴーレム（コープスゴーレム）
- 「痛覚耐性」大幅上昇
- 筋力・骨密度・耐久力の強化

「この金なんて安いものよ…命に比べれば！」

そう言い切り、ビョルンに聖水を投与。

ビョルン強化の数値と新たな希望

システムメッセージが流れる。

【屍食鬼ゴーレムの聖水が魂に浸透する】  
Pain Tolerance（痛覚耐性） +70  
Strength（筋力） +15  
Skeletal Density（骨密度） 上昇  
…  
――ビョルン・ヤンデル ステータス更新――  
レベル：2  
体力：80（+34）  
精神：46（+10）  
能力：30（+26）  
戦闘指数：203.5（+70）  
獲得聖水：屍食鬼ゴーレム（ランク7）

これにより、死地に追い込まれていた戦況に光明が差す。

次回――Episode 35｜戦士（3）。
ついに聖水を取り込んだビョルンが、真の「戦士」として立ち上がる！