【ネタバレ&解説】『Bjorn Yandel the Barbarian』Episode 37|ギルド(2)― 略奪罪と死刑宣告
目次
- 取り調べ開始 ― 略奪罪の濡れ衣
- ビョルンの証言と「証拠のなさ」
- ギルド規則改定 ― レベル9冒険者狙い撃ち
- 魔法検証すら拒否される不条理
- 新たな罪状 ― メッセージストーンからの冤罪
- 死刑宣告 ― 逃亡か、反撃か
- エルウェン視点 ― 待ち続ける者の不安
- ビョルンの決断 ― 「肉体爆発」と反撃の兆し
取り調べ開始 ― 略奪罪の濡れ衣
ビョルンが拘束された理由は、「ラビリンス内での略奪」。
調査官コルド・ビアマンは、彼の荷物をひっくり返し、他冒険者の装備品を証拠として突き付ける。
しかしそれらは「襲撃してきた略奪者4人組」から奪ったもの。
ビョルンは正当防衛を主張するが、証拠不十分として退けられる。
ビョルンの証言と「証拠のなさ」
ビョルンは正直に経緯を説明するが、調査官は一蹴。
さらに 「首の傷跡が残っていない=嘘」 と決めつけられる。
実際は、吸血鬼の聖水(エッセンス)による驚異的な再生力で傷跡すら消えていただけだった。
ギルド規則改定 ― レベル9冒険者狙い撃ち
ここで明かされたのは、数日前にギルド規則が改定されたという事実。
- レベル9冒険者から優先的に取り締まり対象
- 「大量のマナストーン」や「不自然な装備」を持つ者が狙われる
つまり、弱者から見せしめ的に裁く方針だったのだ。
魔法検証すら拒否される不条理
ビョルンは「魔法による真偽判定」を要求。
しかし――
- 検証はレベル7以上からしか正式請求不可
- たとえ料金を払っても「どうせ死んだら国庫に戻る」と拒否
完全に出口を塞がれた形だ。
新たな罪状 ― メッセージストーンからの冤罪
さらに調査官は 「メッセージストーン」 を証拠として提示。
その所有者は既に死亡しており、クランの証言を根拠に――
「ビョルンは過去にも略奪を行い、追手を殺した」
と、新たな罪まで捏造されてしまう。
死刑宣告 ― 逃亡か、反撃か
結論は一方的。
ギルドは 「証拠・証言・状況が揃った」として死刑を決定。
ビョルンは牢に閉じ込められ、執行日を告げられる。
もはや話し合いでは解決不可能。
「……このままでは終わらない」
彼の中で、反撃の覚悟が固まっていく。
エルウェン視点 ― 待ち続ける者の不安
一方その頃――エルウェンは帰還後、宿でビョルンを待つが、彼は姿を見せない。
- 宿の主人から「死んだに違いない」と冷たく突き放される
- 2日間宿前で待ち続けるが、ついに姉ダリアに連れられる
ここで彼女は決意する。
「お姉ちゃん、私もっと強くなりたい」
彼女の成長の兆しも描かれる。
ビョルンの決断 ― 「肉体爆発」と反撃の兆し
牢獄2日目。
ギルド雇用の低ランク魔術師による精神鑑定も、ビョルンの「精神力90超」で完全耐性。
八方塞がりの状況の中、彼はついに決断する。
「静かに処刑されるわけにはいかない」
そして――
「キャラクターは【肉体爆発(Flesh Explosion)】を発動した」
ついに 反撃開始。
まとめ
Episode 37は、ギルドによる冤罪と死刑宣告、そして ビョルンの決起が描かれた緊迫回。
- レベル9冒険者は見せしめ的に狙われる存在
- 魔法検証拒否で「冤罪=死刑」の理不尽な構造
- ビョルンは逃亡ではなく「反撃」を選ぶ
- エルウェンは「もっと強くなる」と誓う
次回、ビョルンの【肉体爆発】がどのように発動し、ギルドとの対決が始まるのか注目だ。