【ネタバレ注意】『転生したらバーバリアンになった』第67話あらすじ
〜リアキス襲来、混乱と裏切りの避難所〜
目次
- 第67話の概要
- 黒き雨 ― 絶望の始まり
- ダーウィ一族の「総力戦」
- ビョルンの観察と分析
- 探索者たちの暴走と避難所崩壊
- 混沌の王リアキス、第2段階へ
- 用語解説
- Q&A:初心者向け解説
1. 第67話の概要
第67話「フィールドボス(3)」では、ついに混沌の王リアキスがオーク野営地へ姿を現し、戦闘が本格化します。
避難民の恐怖、クランの総力戦、そして裏切りの暴動。安全地帯は一瞬で地獄に変貌していきました。
2. 黒き雨 ― 絶望の始まり
突如として天井から降り注いだのは、黒い雨。
「キャラクターは継続的に混沌属性ダメージを受けています」
「キャラクターの魔法耐性が大幅に低下しました」
「警告:継続的な混沌ダメージにより一定確率で[混乱]状態が付与されます」
これはリアキスの固有スキル**《絶望の雨》**。
探索者たちはパニックに陥り、怒りと恐怖の矛先をダーウィ一族へ向けます。
「保護費を取っておいて逃げるつもりか!」
「責任を果たせ!」
怒号が飛び交う中、ダーウィ一族の幹部はついに覚悟を決め、全戦力を投入してリアキスと対峙します。
3. ダーウィ一族の「総力戦」
合図とともに、クランの戦士・魔術師・僧侶たちが一斉に行動を開始。
- 《体力増幅の高級スクロール》
- 《精力回復の高級スクロール》
- ナンバードアイテム《太陽神の旗》
数千万単位の資源が惜しげもなく使われ、結界と炎の壁が展開されました。
やがて姿を現したリアキス――黒い巨体、禍々しい角、咆哮と共に揺れる大地。
「混沌の王リアキスだ!!」
ついに決戦が幕を開けます。
4. ビョルンの観察と分析
戦いの中心に加わらず、ビョルンは冷静に戦況を見つめます。
- 前衛は「受け止める」のではなく「避ける」ことを徹底。
- 被弾者は即座に回復し、再び前線へ。
- 後衛は黒いオーブ(吸収ギミック)を即座に破壊し、リアキスを強化させない。
「これは…安定している」
かつてゲームでしか見られなかった**“本物のレイド戦”**を、目の前で体験するビョルン。
彼は大規模クランの戦術と準備に舌を巻きつつも、「消耗と犠牲の多さ」を理解し、フィールドボスを狩らない理由を悟ります。
5. 探索者たちの暴走と避難所崩壊
しかし、戦場の周囲にいた避難者たちは冷静ではありませんでした。
- クランの犠牲者が増える → 「守れないなら装備を返せ!」
- 恐怖と不満が暴動へ → 「俺たちも戦う!奪い返せ!」
先導したのは、前話で登場したジャック・リーチャー。
「奴らに任せておけない!装備を取り戻せ!」
数百人規模の暴徒がクランの物資へ殺到し、戦線は崩壊。
探索者同士の小競り合いが発生し、秩序は完全に失われます。
「ミーシャ、準備しろ」
「準備って…?」
「今すぐここから出る」
ビョルンは即座に判断し、混乱の避難所を見捨てて脱出を決断。
6. 混沌の王リアキス、第2段階へ
炎の壁を突き抜け、カオススピリットを突破しながら走るビョルンとミーシャ。
しかし、5分後――世界が闇に覆われます。
「混沌の王リアキスが源の力を吸収しました」
「範囲効果《邪悪の裂け目》が半径5kmに適用されます」
これはリアキスの必殺フェーズ。
**触れた者を一撃で葬る“即死級フィールド”**が展開され、探索者たちはさらなる絶望に叩き込まれるのでした。
7. 用語解説
- 絶望の雨(Rain of Despair)
リアキスのパッシブ。継続的な混沌ダメージ+精神異常付与。 - 邪悪の裂け目(Crack of Evil)
リアキスが黒いオーブを吸収すると発動する広域必殺スキル。
半径5kmの探索者を“死”に巻き込む。 - ナンバードアイテム
特別な固有アイテム。強力な一時効果を持つが消耗品であり、使用には勇気と決断が必要。
8. Q&A:初心者向け解説
Q. なぜ避難者は暴動を起こしたの?
A. 恐怖と不安の中で「クランに裏切られた」と思い込み、装備を奪い返そうとしたためです。人間心理の弱さが露呈しました。
Q. ビョルンはなぜ戦わなかった?
A. 戦っても勝てる相手ではなく、生存率が下がるだけだからです。彼の目的は「生き残って都市に帰還すること」。
Q. リアキスは倒せるの?
A. 現状の戦力では不可能。ダーウィ一族ですら「時間稼ぎ」が精一杯であり、探索者個人にできるのは“逃げ延びること”のみです。
まとめ
第67話は、まさにカオスと人間の愚かさを描いた回でした。
リアキスの登場により避難所は壊滅し、ビョルンは冷静に見切りをつけて脱出。
そしてついにリアキスが「源の力」を吸収し、第2段階へ――。
次話、第68話「フィールドボス(4)」では、さらなる惨劇が展開されます。