『転生したらバーバリアンになった』小説版・第69話ロングあらすじ【初心者向け・保存版】

転生したらバーバリアンだった

【ネタバレ注意】『転生したらバーバリアンになった』第69話あらすじ

Surviving the Game as a Barbarian | Chapter: 69 | MVLEMPYR
Barbarian Hero (2) "They must be struggling right now, not having anyone to clear the path. Hand over the Orc Hero's essence to me. I'll take the lead and open…

〜バーバリアン英雄、覚醒の刻〜

目次

  1. 第69話の概要
  2. ビョルンの交渉 ― 英雄の聖水を求めて
  3. ダーウィ副団長マクグレインとの駆け引き
  4. 英雄の聖水(エッセンス)注入 ― オーク英雄の力
  5. 滅茶苦茶なドーピング ― 金と魔法の暴力
  6. 血の契約 ― ミーシャの兄から吸収したスキル
  7. 巨人化 ― バーバリアン英雄モード発動
  8. ビョルンの新ステータス公開
  9. 用語解説
  10. Q&A(初心者向け)

1. 第69話の概要

第69話「バーバリアン英雄(2)」では、ビョルンがついにオーク英雄の聖水を獲得し、その力を解放します。
彼は己の肉体を極限まで強化し、「英雄」と呼ばれる存在へと変貌。
絶望的な状況の中、残されたわずかな時間で仲間を導くべく立ち上がるのでした。


2. ビョルンの交渉 ― 英雄の聖水を求めて

混沌の王リアキスの《邪悪の裂け目》によって追い詰められた探索者たち。
ダーウィ一族は「守護役=道を切り開く者」を欠いており、進退窮まっていました。

そこでビョルンは叫びます。

「俺に投資しろ!俺が道を切り開く!」

この大胆な宣言に応じたのが、副団長イラズ・マクグレイン。
彼は効率主義の男であり、冷静にビョルンを評価します。


3. ダーウィ副団長マクグレインとの駆け引き

マクグレインはビョルンに問います。

「なぜ我々がオーク英雄を倒したと知っている?」

ビョルンは状況から論理的に推測。
大量の消耗品と戦略物資を用意していた理由を「オーク英雄戦への備え」と見抜いたのです。

この洞察力に副団長は納得し、ついに決断を下します。

「よかろう、英雄の聖水を授ける。ただし――もし生き残ったら我がクランに入れ」

しかしビョルンは即座に拒否。
「俺は誰にも縛られる気はない」と。

命を懸けたチキンゲームでしたが、最終的に副団長は折れ、聖水を差し出しました。


4. 英雄の聖水(エッセンス)注入 ― オーク英雄の力

ビョルンが手に入れたのは、オーク三兄弟のうち緑色の聖水。
それは【巨人化(Gigantification)】の力を宿す真なるエッセンスでした。

「オーク英雄の聖水が魂に染み込んでいく」

  • 筋力 +70
  • 敏捷 +35
  • 闘志 +40
  • 物理耐性 +20
  • 骨密度 +30

圧倒的な肉体強化。
彼の肉体には力がみなぎり、戦意が燃え上がります。


5. 滅茶苦茶なドーピング ― 金と魔法の暴力

ダーウィ一族はさらにビョルンを強化。

  • 防御強化スクロール
  • 持久力向上エリクサー
  • 精神抵抗アップの薬
  • 炎の再生(支援魔法)
  • 犠牲の棺(挑発効果)

数十万、数百万ストーン相当のアイテムが一気に投入され、ビョルンは「人間兵器」へと作り替えられていきます。


6. 血の契約 ― ミーシャの兄から吸収したスキル

さらにビョルンは吸血鬼の能力【血王(Blood Lord)】を発動。
対象は――ミーシャの兄。

「……っ、貴様!」

吸血の結果、彼が得たのは**【不浄なる者(Unholy One)】**。
すべてのアクティブスキルの性能を1.5倍に引き上げる強力な補正スキルでした。


7. 巨人化 ― バーバリアン英雄モード発動

そして、ついにその瞬間が訪れます。

「【巨人化】――!」

轟音と共に、ビョルンの体は数倍に膨れ上がり、筋骨隆々の巨人へと変貌。
威圧感と圧倒的な存在感に周囲は息を呑みました。

「……怪物だ」
「いや、英雄だ」

副団長はマントを差し出し、彼の姿を覆わせます。
残り時間は30分。
ビョルンは叫びます。

「ベヘェェェェェラ――ッ!!!」

もはや恐れるものはない。
彼は“バーバリアン英雄”として立ち上がったのです。


8. ビョルンの新ステータス公開

ビョルン・ヤンデル

  • レベル:3
  • 物理:310(+155)
  • 精神:104(+12)
  • 能力:115
  • 総戦闘指数:695.75(+167)

習得エッセンス

  • 死体ゴーレム(ランク7)
  • ヴァンパイア(守護者)ランク5
  • オーク英雄(ランク5)

まさに「人間兵器」を超えた存在。
これがバーバリアン英雄モードの完成形でした。


9. 用語解説

  • 英雄の聖水(エッセンス)
     特定のネームドモンスターから得られる魂の結晶。使用者の能力を飛躍的に引き上げる。
  • 巨人化(Gigantification)
     オーク英雄由来のアクティブスキル。身体サイズと全ステータスが比例的に上昇する。
  • 不浄なる者(Unholy One)
     スキル効果を1.5倍にする代わりに、吸収可能エッセンス枠が1つ減少する危険なスキル。

10. Q&A(初心者向け)

Q. なぜクランはこんなに物資を持っていたの?
A. 本来は「オーク英雄」討伐用に準備されていたものです。想定外のリアキス戦でビョルンに投入されました。

Q. 巨人化したビョルンはどれくらい強いの?
A. 通常の探索者では到底到達できないステータス。まさに“人類の壁役”として機能します。

Q. ミーシャの兄との関係はどうなる?
A. 現状は冷戦状態。ただし「血を吸われた」という事実が後々大きな因縁に発展する可能性があります。


まとめ

第69話は、ビョルンの真の覚醒回でした。
オーク英雄の力を手に入れ、数百万円相当の物資を惜しみなく投与され、さらに吸血によって強化。

彼はついに「バーバリアン英雄」として仲間を導く存在となりました。

次回、第70話では、この巨人化したビョルンがリアキスの分身軍団を突破し、生存の道を切り開いていきます。

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