『転生したらバーバリアンになった』小説版・第71話ロングあらすじ【初心者向け・保存版】

転生したらバーバリアンだった

【ネタバレ注意】『転生したらバーバリアンになった』第71話あらすじ

Surviving the Game as a Barbarian | Chapter: 71 | MVLEMPYR
Barbarian Hero (4) Those afflicted with this status effect enter an incapacitated state. Think of it as a kind of curse....

〜英雄か、捨て駒か。リアキスとの死闘〜


目次

  1. 第71話の概要
  2. ミーシャに下された「獲物」の呪い
  3. クランとの別れと最後の疾走
  4. ミーシャの心情とビョルンの返答
  5. バフ切れと最後の3分間の死闘
  6. 巨大なるリアキスの攻撃パターン
  7. ギリギリの回避と左腕喪失
  8. 残り60秒 ― 英雄の選択
  9. 迷宮閉鎖、そして生還
  10. ミーシャが見た「英雄の眠り」
  11. 用語解説
  12. Q&A(初心者向け)

1. 第71話の概要

第71話「バーバリアン英雄(4)」では、ついにリアキスとの最終局面に突入。
「獲物」とされたミーシャを背負い、ビョルンは残り数分を必死で走り抜きます。
しかし、バフ切れ・片腕喪失・足の損傷という極限状態の中で、彼は最後まで英雄の矜持を貫きました。


2. ミーシャに下された「獲物」の呪い

システムは告げます。

「ミーシャ・カルトシュタインが【獲物】に指定されました」
「行動不能状態に入ります」

つまり、リアキスの執着対象はミーシャに固定。
彼女は完全に無力化され、ただ追われるだけの存在に。

ダーウィ一族の副長マクグレインは冷たく告げます。
「見捨てるしかない」

しかしビョルンの答えは明快でした。
「俺が背負っていく」


3. クランとの別れと最後の疾走

クランは合理的に「逆方向へ逃げる」と判断し、ビョルンと別行動を取ります。
彼らからもらったバフが切れる前に、ビョルンはミーシャを背負い疾走。

「風の加護が終了しました」
「ナビゲーションが終了しました」

次々とバフが消えていく中、リアキスの咆哮が近づきます。


4. ミーシャの心情とビョルンの返答

背中で震えるミーシャは泣き叫びます。

「もういい!私を置いて逃げて!」

しかしビョルンは言い切ります。

「バカ言え。お前を捨てる気はない」
「俺たちは仲間だろうが」

そして付け加えるのです。
「俺は死なない。生きて街に帰る」

その言葉に、ミーシャは必死に時間をカウントし始めます。
「196秒!195秒!」


5. バフ切れと最後の3分間の死闘

残り3分。
混沌の雨が降り注ぎ、無数のカオススピリットが進路を塞ぎます。

ビョルンは**再び巨人化(Gigantification)**を発動。
限られた残りMPをすべて投じ、爆走しながら敵を薙ぎ払います。

「ベヘル――ラァァァァッ!」


6. 巨大なるリアキスの攻撃パターン

ついに視界を覆う30メートル級の巨躯、リアキスが立ちはだかります。

  • 前脚の叩きつけ
  • 爪の薙ぎ払い
  • 尾の横薙ぎ
  • 炎のブレス

ビョルンはダーウィ一族の戦士たちの戦いを思い出し、すべてをパターン回避で凌ぎ続けます。


7. ギリギリの回避と左腕喪失

しかし完全ではありません。

「ビョルン!腕が――!」

彼の右腕は爪により完全に引きちぎられる
それでも一歩も退かず、盾を持ち替え突進を続けました。


8. 残り60秒 ― 英雄の選択

「残り60秒!」

本能は逃げろと叫ぶ。
だが彼は逆に突進。

「走っても追いつかれる。なら迎え撃つ」

ミーシャが絶望する中、ビョルンは自らの命を賭け、巨獣の足元をすり抜け続けます。


9. 迷宮閉鎖、そして生還

「残り5秒!」

リアキスの顎が迫る瞬間――

「迷宮は閉じられました」

光が走り、全ては闇に呑まれる。
次に目を開けた時、彼らは街のディメンジョンプラザに立っていました。


10. ミーシャが見た「英雄の眠り」

ビョルンは片腕を失い、足も折れ、全身が黒い粘液に覆われていた。
周囲の探索者たちは口々に言う。

「もう長くないな」
「バーバリアンでも死ぬだろう」

しかしミーシャが耳を当てると――

「すぅ…すぅ…」

安らかな寝息。
ただ眠っていただけだったのです。

ミーシャは静かに粘液を拭いながら呟きました。

「もし英雄がいるなら、きっとこんな姿なんだと思う」


11. 用語解説

  • 獲物(Prey)
     リアキスが指定した対象。強制的に行動不能となり、敵の執着が固定される。
  • 巨人化(Gigantification)
     オーク英雄の聖水スキル。身体が巨大化し、攻撃力・耐久・移動速度が比例的に上昇。
  • 迷宮閉鎖
     制限時間を迎えると全探索者が強制送還される安全装置。ただし閉鎖前に死亡した者は戻らない。

12. Q&A(初心者向け)

Q. なぜビョルンは「逃げずに突っ込む」選択をしたの?
A. 残り時間と距離を計算し、逃げれば炎のブレスで焼かれると判断。逆に突進して攻撃パターンに合わせて回避することで生存確率を上げたのです。

Q. 片腕を失ったのに死ななかったのはなぜ?
A. 彼には【闇の源】という吸血鬼のパッシブがあり、「心臓が残る限り死なない」状態を維持できたからです。

Q. ミーシャは今後どうなるの?
A. 命を救われたことでビョルンに強く恩義を感じ、「一生ついていく」と誓う展開が濃厚です。


まとめ

第71話はまさにリアキス編のクライマックス
死を覚悟したビョルンは片腕を失いながらも生還し、仲間たちに「英雄」として認識される存在へと変わりました。

次回、第72話――
街に戻った彼を待つのは「英雄」としての称賛か、それとも新たな陰謀か。

タイトルとURLをコピーしました