『転生したらバーバリアンになった』小説版・第544話ロングあらすじ【初心者向け・保存版】

各話考察
📘この記事はシリーズの一部です
『転生したらバーバリアンだった』をまとめて読みたい方はこちら👇
ガイド(このサイトについて)はこちら
全話まとめ(第1話〜最新話)
編まとめはこちら
用語・設定関連の記事はこちら(聖水まとめもこちら)
Surviving the Game as a Barbarian | Chapter: 544 | MVLEMPYR
The evil spirits' gathering, Ghostbusters, opened every 15th of the month, based on city time. My routine here was almos...

【第544話】王家が地下1階を封鎖へ|『転生したらバーバリアンだった』幽霊(2)あらすじ&考察

毎月15日。

都市時間を基準に開かれる悪霊たちの集会「ゴーストバスターズ」で、ビョルン・ヤンデルにはほぼ決まった過ごし方がある。

まずコミュニティへ接続し、チャットルーム「大韓独立万歳」を確認。そのあと掲示板で最新情報を集め、イ・ベクホやヒョンビョルと話してから円卓へ向かう。

今回も同じはずだった。

しかし、掲示板を開いた直後に目へ飛び込んできた一つの投稿が、ビョルンの計画を大きく狂わせる。

「ラフドニア王家、地下1階の封鎖を決定」

最初は冗談かと思った。

本文はまだ空だったが、コメント欄を見ると誰も内容を否定していない。

むしろ、すでに事実として話が進んでいる。

つまり王家は本気だ。

地下1階へ探索者が流れ込むことを、王家は止めようとしている。

地下1階の存在はもう秘密ではない

地下1階の存在が知られてから、すでに一か月ほど経っている。

前回の周期では二つのクランが地下1階を目指した。

ただし全員が隠し領域へ入れたわけではない。

途中で都市へ戻った者も多く、そこから情報が広まったと考えられる。

地下1階という場所が存在する。

通常とは違う方法で向かえる。

そこには何か特別なものがある。

探索者にとっては、それだけでも十分に魅力的だ。

強いクランなら独自に情報を集める。

勘のいい者なら、すでに行き方まで突き止めていても不思議ではない。

そう考えれば、王家が今の段階で動いた理由も見えてくる。

なぜ王家は地下1階を封鎖するのか

掲示板では、封鎖理由についてさまざまな推測が飛び交っていた。

危険すぎるから。

犠牲者を増やしたくないから。

何かを隠したいから。

だが、ビョルンが最も納得したのは、もっと現実的な理由だった。

今は戦争中だからだ。

ラフドニアにとって大規模クランは、ただの探索者集団ではない。

戦時には、そのまま戦力になる。

もし有力クランが地下1階攻略へ何週間も人員を投入すれば、そのぶん戦線へ回せる人員が減る。

王家からすれば面白いはずがない。

地下1階へ行くな。

余計なことをするな。

今は戦争へ集中しろ。

封鎖命令には、そうした政治的な意味があるのだろう。

国家側の理屈としては理解できる。

だが、ビョルンにとっては都合が悪かった。

王家の命令でビョルンの計画が狂う

王家が明確に禁止すれば、多くの探索者は地下1階へ向かわなくなる。

特に大規模クランは、王家と正面から対立するリスクを避けるだろう。

それでは困る。

ビョルン自身が地下1階へ行きたいだけではない。

彼の計画では、

地下1階へ向かう探索者の数そのもの

が重要だった。

人が増えれば情報が増える。

誰かが新しい経路を見つけるかもしれない。

未知の仕組みを解明するかもしれない。

敵やアイテムの情報も蓄積される。

つまり探索者は競争相手であると同時に、地下1階という未知の場所を調査する大量の観測者でもある。

その流れを王家に止められるのは痛い。

待つか。

別の方法を考えるか。

ビョルンは頭の中でいくつもの展開を試す。

そして考え込んでいるうちに、かなり時間が経っていたことに気づいた。

チャットルームへ向かう。

イ・ベクホとヒョンビョルとの時間

「大韓独立万歳」へ入ると、すでにイ・ベクホとヒョンビョルが待っていた。

イ・ベクホは、遅れてきたビョルンを見てもいつもの調子だ。

主人公は遅れて登場するものだから格好いい。

そんな冗談まで言う。

ビョルンは単に考え事をしていただけなのだが、この三人の会話にはこの場所ならではの気楽さがある。

共通しているのは、三人とも韓国出身だということ。

軍隊。

政治。

食べ物。

キムチ。

この世界ではほかの誰にも通じない話題が、ここでは普通に通じる。

ビョルンは今の世界を嫌っているわけではない。

仲間もいる。

自分の居場所もできた。

それでも三人で話していると、韓国にいたころの感覚を思い出す。

帰りたいというほどではない。

ただ、少し懐かしい。

その程度の感情だからこそ、この時間は心地よかった。

イ・ベクホが語る城壁外の世界

ビョルンはイ・ベクホの近況を確認する。

彼は現在、王国の城壁外へ出ている。

目的はオーリル・ガビスを探すこと。

ノアーク側の人間とも接触しながら情報を集めているが、まだ本人は見つかっていない。

そして、そこでビョルンが特に興味を持つ情報が出た。

「城壁外では農業ができる」

ラフドニアでは、迷宮から得られる魔石が生活を支える重要な資源だ。

だが城壁外では土地を使い、作物を育てられる。

つまり、魔石だけに依存しなくても生活できる。

一見すると単純な話だ。

しかしビョルンには、すぐに別の疑問が浮かぶ。

それなら、なぜノアークはそこまで迷宮に執着するのか。

ノアークは何のために戦っているのか

城壁外でも生きられる。

食料も作れる。

ならば、なぜノアークはラフドニアと戦争を続けるのか。

なぜ迷宮へ入り続けるのか。

なぜ以前、迷宮から外へ出るために大規模な門まで作ったのか。

単純な食料不足では説明できない。

イ・ベクホにも答えは分からなかった。

ただし、理由は必ずあるはずだと言う。

そして、その理由にオーリル・ガビスが関わっている可能性を疑っていた。

ビョルンも同意する。

少なくとも今回の情報によって、

ノアークの戦争は「生きるため」だけでは説明できない

という疑問がより強くなった。

ヒョンビョルとの穏やかな時間

イ・ベクホがログアウトすると、残ったのはビョルンとヒョンビョル。

彼女から以前読んでいた本の続きを借りる。

読み始めると、ビョルンは思った以上に物語へ夢中になった。

面白い場面では笑い、感情的な場面では目まで潤む。

強敵を前にしても平然としている男が、一冊の本には簡単に感情を動かされている。

そしてヒョンビョルに声を掛けられて、ようやく時間に気づく。

円卓の開始時刻が迫っていた。

ビョルンは惜しみながら本を閉じ、チャットルームをあとにする。

穏やかな時間はここまで。

次に向かうのは、都市の裏側にある情報が集まる円卓だ。

獅子の仮面をつけるビョルン

円卓へ向かう前、ビョルンはいつもの姿へ着替える。

顔全体を覆う獅子の仮面。

濃紺のスーツ。

鏡に映る自分を見ると、不思議なほど自信が湧いてくる。

しかし同時に、本人も気づいていた。

長い間「獅子」という人物を演じてきたことで、

作った人格に、本当の自分まで引っ張られ始めている。

円卓の獅子は無口で威圧的だ。

必要以上のことは話さない。

堂々としていて、正体も感情も読み取りにくい。

最初は演技だった。

だが何年も続ければ、それが癖になる。

仮面をつけるだけで気持ちまで切り替わるようになっていた。

なぜ獅子はいつも遅れてくるのか

円卓へ入ると、ほかのメンバーはすでに集まっていた。

結果だけ見れば、イ・ベクホの言った「主人公は遅れて登場する」という言葉どおりだ。

ただし本人に演出のつもりはない。

理由は単純だった。

早く来ると雑談へ参加しなければならないから。

無口で正体不明の獅子が、会議前に世間話へ入るのは難しい。

そのため開始直前に現れる。

本人としては人付き合いを避けているだけなのだが、周囲から見れば「いつも最後に現れる謎の大物」になる。

演技と本人の性格が妙な形で噛み合っていた。

王家の地下1階封鎖は正式決定

円卓で最初に出た重要情報は、朝に見た地下1階封鎖についてだった。

王家の命令はすでに正式決定。

さらに一定規模以上のクランが命令を無視して地下1階へ侵入した場合、

身分を問わず処刑。

非常に重い処罰である。

ただし一般探索者すべてを同じように処罰するわけではない。

ここから王家の狙いはかなり明確になる。

止めたいのは、個々の冒険者というより、

戦争へ投入できる大規模クランの離脱

なのだろう。

つまり地下1階封鎖は治安政策というより、戦時における人的資源管理に近い。

ビョルンから見れば厄介だが、王家の論理としては筋が通っている。

地下1階への侵入方法まで広まり始める

続いてクイーンが、地下1階へ入る方法を公開する。

3階にある「名もなき像」。

そこへ歪曲系統の魔法を使うと、3種類の異なる模様を持つ欠片が得られる。

それらが地下1階へ向かうための鍵になるという。

ビョルンにとって侵入方法そのものは新しい情報ではない。

重要なのは別の部分だ。

円卓レベルの情報網にまで地下1階攻略法が広まっている。

ということ。

以前は存在自体が秘密に近かった。

それが今では行き方まで共有され始めている。

王家が封鎖へ動いたのも当然だった。

未知の領域。

未探索の資源。

誰も持っていないアイテム。

探索者にとっては、それだけで十分な誘惑になる。

円卓は情報交換所以上の存在

円卓の価値は、単に珍しい情報を聞けることではない。

王家。

探索者。

大規模クラン。

ノアーク。

迷宮各階層。

本来なら一人では集められない情報が、一つの場所へ集まる。

そして複数の情報を組み合わせることで、新しい意味が見えてくる。

今回、その典型となる情報が出た。

ノアーク側の精鋭隊が、

8階攻略に失敗し、大きな被害を受けた。

一見すれば、それだけの話。

しかしビョルンの頭には、即座に一つの場所が浮かぶ。

「カルヘウム」

8階の輝く都市カルヘウム

カルヘウムは8階に存在する亀裂。

そして本来そこで亀裂守護者として現れるのが、

天上の槍使いミライエル。

ビョルンが「カルヘウム」と口にした瞬間、クラウンの反応が止まった。

それまで笑っていた男が明らかに動揺する。

どうして知っているのか。

思わず漏れた反応だけで十分だった。

ノアークの精鋭隊が失敗した場所は、カルヘウムだった可能性が高い。

そしてビョルンには、もう一つ気になることがある。

今、ミライエルはカルヘウムではなく、ビョルンたちのいる特殊な領域へ現れている。

ノアーク精鋭隊のカルヘウム攻略失敗。

ミライエルの出現。

この二つは偶然なのか。

ミライエルの出現はカルヘウムとつながっている?

現時点で因果関係は分からない。

カルヘウム側で異常が起きた結果、ミライエルが別の場所へ移されたのか。

あるいはミライエルがいなくなったことで攻略に異変が起きたのか。

断定はできない。

ただ、同時期に起きている以上、無関係と切り捨てるのも早い。

前話では、

「魂が特定の世界へ引かれる」

という現象まで発生している。

通常の迷宮。

亀裂。

ビョルンたちがいる特殊な世界。

それらが何らかの方法で接続されている可能性も考えられる。

まだ仮説の段階だが、今後かなり重要になりそうな伏線である。

獅子という虚像がビョルンを守る

カルヘウムを言い当てられたクラウンは、一度動揺したあと、自分なりの答えを作った。

獅子にはノアーク内部にも情報源がいるのだろう。

本人はそれで納得する。

ビョルンは訂正しない。

むしろ、こうした誤解は便利だ。

獅子は王家にもノアークにも情報網を持っている。

周囲がそう思っていれば、ビョルンが本来知り得ない情報を口にしても不自然になりにくい。

つまり長年作り上げた「獅子」という虚像そのものが、

ビョルンの知識の出どころを隠す防壁

として機能している。

仮面は単なる変装ではない。

ここまで積み重ねた評判そのものが武器になっている。

今回は情報をもらうために来たのではない

やがてビョルンの番が回ってくる。

いつもなら、円卓で受け取った情報と同程度の価値を持つ情報を返す。

それが基本だ。

だが今回は違う。

ビョルンは情報を集めるだけのために来たのではない。

王家の地下1階封鎖によって計画が狂った。

このままなら探索者が地下1階へ向かわなくなる。

それを変える必要がある。

クイーンがすでに、

「どうすれば地下1階へ入れるのか」

を公開してくれた。

ならばビョルンが出すべきなのは、

「なぜ地下1階へ行く価値があるのか」

という情報だ。

王家は恐怖、ビョルンは欲望で人を動かす

王家が使うのは恐怖。

地下1階へ行けば処罰する。

大規模クランなら処刑する。

普通なら、それで多くの人間は止まる。

だが探索者は普通の市民とは少し違う。

毎月迷宮へ入り、命を賭けてモンスターと戦う。

危険な場所ほど大きな報酬があることを知っている。

だからビョルンは、王家と正面から戦う必要がない。

恐怖より大きな利益を示せばいい。

「地下1階――記録保管所」

ビョルンはそう切り出す。

そして続ける。

ビョルン・ヤンデルは、そこで短期間に二つの番号付きアイテムを手に入れた。

これだけでいい。

なぜ「番号付きアイテム二つ」が強いのか

ただ「良いアイテムがある」と言うだけでは弱い。

だが番号付きアイテムなら話が違う。

探索者なら誰でも価値を理解できる。

しかも一つではない。

二つ。

さらに、誰かも分からない人物の噂ではない。

ビョルン・ヤンデルという実績のある探索者が、実際に手にしている。

つまり、

「理論上あるかもしれない」ではなく「成功例が存在する」

ということになる。

地下1階=危険な場所。

そこへ、

地下1階=一攫千金が狙える場所。

という新しい印象を上書きする。

探索者の欲望を刺激するには十分だ。

王家の封鎖が逆に宣伝になる可能性

さらに皮肉なのは、王家の封鎖そのものが地下1階の価値を高く見せる可能性があることだ。

単に、

「地下1階は危険だから禁止」

だけなら人は止まる。

しかしそこへ、

「ビョルン・ヤンデルが番号付きアイテムを二つ入手」

という情報が加われば話が変わる。

一部の探索者はこう考えるだろう。

王家がそこまで必死に止めるほど、地下1階には何かあるのではないか。

禁止されればされるほど気になる。

しかも成功例まである。

王家が強く封鎖すること自体が、地下1階の価値を保証しているように見え始める可能性がある。

情報戦で重要なのは“全部を教えない”こと

ビョルンは地下1階について知っているすべてを公開したわけではない。

その必要もない。

目的は、

地下1階を完全攻略させること

ではなく、

探索者を地下1階へ向かわせること

だからだ。

ならば最も強い情報だけ出せばいい。

番号付きアイテム。

それだけで十分。

情報戦では、知っている量だけが重要なのではない。

どの情報を、いつ、どこまで出すか。

そこが重要になる。

長く円卓で情報交換を続けてきたビョルンだからこそ、その使い方を理解している。

円卓は“人を動かす場所”になった

今回の円卓を見ると、その役割も変わって見える。

単なる情報交換所ではない。

情報を持ち寄ることで、人間の判断そのものが変わる場所だ。

クイーンが侵入方法を明かす。

ビョルンが報酬を明かす。

その二つが揃えば、円卓の外にいる探索者たちの行動まで変わる可能性がある。

ビョルンは以前、円卓を情報収集の場として利用していた。

しかし今回は違う。

円卓を利用して外の世界へ情報を流し、人の流れそのものを作ろうとしている。

ここに大きな変化がある。

ビョルンは攻略者から“仕掛ける側”へ

以前のビョルンは、自分がどう生き残るかを中心に考えていた。

敵を倒す。

アイテムを得る。

仲間を守る。

その後は一族を作り、集団全体を運用する立場へ変わった。

そして今回はさらに一段階大きい。

動かそうとしているのは自分の仲間ですらない。

都市中の探索者たちだ。

直接命令する権限はない。

だから情報を使う。

地下1階には番号付きアイテムがある。

それを聞いた探索者が、自分の意思で動くよう仕向ける。

剣も振らない。

魔法も使わない。

それでも状況を変えられる。

これは戦闘力とは違う種類の力。

影響力

と呼べるものだ。

“獅子”の人格と今回の「幽霊」

今回の題名は「幽霊(2)」。

前話では、マザーキンの肉体に別の何かが入り込んでいるような不気味な出来事が起きた。

今回は、それとはまったく違う形で人格というテーマが描かれている。

ビョルンは自分で作った「獅子」という人格を演じ続けてきた。

ところが今では、仮面をかぶると本当にその人格へ引っ張られる。

もちろん悪霊の憑依とは違う。

だが、

外側に作った人格が、内側の本人へ影響を与える

という構造は興味深い。

今後の「幽霊」という章で、肉体・魂・人格という要素がどこまでつながるのかも注目したい。

城壁外で農業できることが示すノアークの謎

今回もう一つ重要なのが、城壁外では農業ができるという情報だ。

これは世界設定上かなり大きい。

ノアークが城壁外でも生きられるのなら、

彼らの戦争を「生存のため」とだけ考えることは難しくなる。

食料を作れる。

土地もある。

それでも迷宮へ執着する。

ラフドニアとも戦う。

そこには、迷宮でしか得られない何かがあるのだろう。

資源なのか。

力なのか。

あるいは迷宮そのものへ到達することが目的なのか。

イ・ベクホが追っているオーリル・ガビスも、この謎へ関わっている可能性がある。

今すぐ答えが出る情報ではない。

しかしノアークを見る視点は確実に変わった。

カルヘウムとミライエルも新たな伏線へ

ノアークの精鋭隊が8階カルヘウムで大きな被害を受けた可能性。

そして本来カルヘウムの亀裂守護者であるミライエルが、ビョルンたちのいる特殊な世界へ現れていること。

この二つも無視できない。

もし関係があるなら、現在の探索地は通常の迷宮とは独立した世界ではないことになる。

亀裂。

魂。

悪霊コミュニティ。

地下1階。

複数の特殊領域が、これまで考えていた以上に深くつながっている可能性がある。

現時点では断定できないが、今後の大きな伏線になりそうだ。

まとめ|剣を振らずに始まった王家との攻防

第544話「幽霊(2)」は、戦闘こそないものの、非常に重要な情報が次々と明らかになった回だった。

王家は地下1階を正式に封鎖。

一定規模以上のクランには、処刑級の罰まで用意した。

その一方で、地下1階への侵入方法はすでに円卓まで広まっている。

城壁外では農業が可能であり、ノアークが迷宮へ執着する理由にも新しい謎が生まれた。

さらにノアーク精鋭隊のカルヘウム攻略失敗によって、ミライエルが現在の世界へ現れたこととの関連も浮上している。

そして最後。

ビョルンは王家の封鎖に対抗するため、

「地下1階では、ビョルン・ヤンデルが二つの番号付きアイテムを手に入れた」

という情報を公開する。

王家は恐怖で人を止める。

ビョルンは欲望で人を動かす。

今回の最大のポイントは、この対立構造だ。

ビョルンはもう、自分自身が迷宮を攻略するだけの存在ではない。

一族を動かし、情報を操り、ついには都市中の探索者の流れまで変えようとしている。

地下1階へ人は集まるのか。

王家はどう対応するのか。

カルヘウムとミライエルにはどんなつながりがあるのか。

そしてノアークは、本当は何を求めて迷宮へ執着しているのか。

第544話「幽霊(2)」は、ビョルンが剣ではなく情報によって盤面そのものを動かし始めた一話となった。

▶ ガイドはこちら

▶ 他の話数はこちら

▶ 編まとめはこちら

▶用語・設定関連の記事はこちら(聖水まとめもこちら)

タイトルとURLをコピーしました