車のエンジン警告灯(チェックランプ)が点灯したとき、「これって何のエラー?」と不安になりますよね。
そんなときに役立つのがOBD2スキャンツール。今回は、2025年モデルとして人気の2機種、Autel MK808SとOTOFIX D1 Liteを比較し、どちらを選ぶべきかを初心者向けにわかりやすくまとめました。
目次
- そもそもOBD2診断機とは?
- MK808SとD1 Liteの違いを比較表で解説
- 初心者Q&A
- 用語解説
- どちらがどんな人におすすめ?
- まとめ
1. そもそもOBD2診断機とは?
OBD2とは、車に搭載されている自己診断機能の規格のこと。
OBD2対応の診断機を車に接続すると、故障コードの読み取り・消去、部品の動作テスト、リセット作業などができます。
2. MK808SとD1 Liteの違いを徹底比較
以下に、Autel MK808S(2025年版)とOTOFIX D1 Lite(2025年版)の違いを表にまとめました。初めて診断機を使う方でもイメージしやすいよう、機能・使いやすさ・価格など幅広く比較しています。
項目 | Autel MK808S(2025年版) | OTOFIX D1 Lite(2025年版) |
---|---|---|
メーカー | Autel(業界大手・信頼性◎) | OTOFIX(Autel傘下の新ブランド) |
日本語対応 | 日本語メニュー・日本車対応あり | 日本語メニュー・日本車対応あり |
用途 | 整備・副業・プロユース | DIY・副業・初心者向け |
画面サイズ・解像度 | 7インチ(1024×600) | 約7インチ(高解像度) |
タッチ操作 | スマホのように操作可能 | 同様 |
メモリ/ストレージ | 4GB RAM / 64GB ROM | 同等 |
バッテリー持ち | 標準的(約5000mAh) | やや長持ち |
起動時間 | 約10秒(高速) | 約15秒(やや遅め) |
対応車種数 | 1996年以降の全世界車両 | 世界中の99%の車種対応 |
故障コードの読取/消去 | 全システム対応 | 全システム対応 |
OBD2対応 | 対応(国産・輸入車問わず) | 対応 |
ライブデータ表示 | あり(リアルタイム表示可能) | あり |
アクティブテスト(双方向) | あり(部品の動作確認可) | あり |
サービス機能数 | 約28機能(DPF再生・オイルリセット等) | 約26機能(基本リセット作業対応) |
アップデート方法 | Wi-Fi経由で自動更新(1年無料) | 同様 |
日本車対応状況 | トヨタ・日産・ホンダ等全般 | 同上 |
ブランド信頼性 | 非常に高い(業界標準) | やや低め(新ブランド) |
価格帯(目安) | 約60,000〜70,000円 | 約40,000〜50,000円 |
サポート/解説情報 | 豊富(動画・公式資料あり) | やや少なめ |
おすすめ度(副業向け) | ★★★★★ | ★★★★☆ |
おすすめ度(入門向け) | ★★★★☆ | ★★★★★ |
3. 初心者Q&A
Q1. 初めて使うけど、設定は難しい?
A. Wi-Fi設定を済ませれば、あとはタッチ操作で簡単に使用できます。日本語表示も対応済みです。
Q2. 普通の乗用車でも使える?
A. はい。1996年以降の乗用車なら、国産・輸入問わず使えます。
Q3. 診断機で車が壊れることはない?
A. 通常使用で故障の心配はありません。基本的には読み取り・設定変更が中心の操作です。
4. 用語解説
- OBD2:オンボード・ダイアグノスティクス。車の自己診断システムの国際規格。
- DTC(故障コード):車が記録するエラーのコード。例:P0171(燃料系統の異常)。
- アクティブテスト:診断機から命令を出して部品を実際に動かすテスト機能。
- サービスリセット機能:オイル交換後などの「メンテナンス通知」をリセットする機能。
5. こういう人にはコチラがおすすめ!
Autel MK808Sがおすすめな人
- 整備知識があり、副業や整備士の仕事に活かしたい
- 信頼性の高い診断機を1台で長く使いたい
- YouTubeやネットで使い方を調べながら活用したい
OTOFIX D1 Liteがおすすめな人
- 初めての診断機として手頃に試したい
- 家族や友人の車の診断で副業してみたい
- シンプルな機能で使いやすさ重視
6. まとめ
- 本格的な整備対応、拡張性・信頼性重視なら
→ Autel MK808S(2025年版) - 初心者や副業のスタート用、コスパ重視なら
→ OTOFIX D1 Lite(2025年版)
どちらも高性能な診断機で、使いこなせば**「ちょっとした副業」や「家族の車の安心管理」**に大活躍します。