ポケモンダイパリメイクのバグについて

Children Win Success Video Game  - StartupStockPhotos / Pixabay その他
StartupStockPhotos / Pixabay

最近ポケモンダイパリメイクのバグが取り沙汰されており、以下のバグ修正がされているようである。

『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』更新データ(Ver. 1.1.2)配信のお知らせ|ポケットモンスターオフィシャルサイト
お客様各位任天堂株式会社株式会社ポケモンいつも『ポケットモンスター』シリーズをお楽しみいただきまして、誠にありがとうございます。2021年12月2日(木)、Nintendo Switch専用ソフト『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』の更新データ(Ver. 1.1.2)を配信いたしました。...

しかし、このバグを修正するというのは正直必要なのだろうかと思ってしまう自分がいる。

私が子供のころ、初めて買ってもらったポケモンは赤だ(弟は緑を買ってもらっていた)。

この時同時にゲームボーイポケットを買ってもらい、寝ても覚めてもポケモンにはまっていた。夜に親にゲームをしているのがばれないように部屋の電気を消し、外の廊下からの外灯の光を頼りにポケモンをして、視力が1.5から0.7に一時的に下がってしまったのも今では良い思い出である。

ちなみにゲームボーイポケットとは以下のようなものである。

引用:https://www.nintendo.co.jp/n02/dmg/hardware/gbp/index.html

ちなみにスーパーファミコンは以下のようになっている。

引用:https://www.nintendo.co.jp/n02/shvc/index.html

私は黄色を買ってもらい、弟は緑であった。

ポケモン赤と緑だったら、ゲームボーイも赤と緑なんじゃないかと普通は思ってしまうのだが、なぜか私のほうは黄色であった。塾か何かの帰りに祖父母が買ってくれていたものなので、祖父母のセンスということになるが、小学生の時分には色はどうでもよかったのだろう。(しかし、3,800円てめちゃくちゃ安いな。スーパーファミコンですら7800円なのか。サラリーマンの平均給与ってそんなに変わってないんじゃなかったか。)

少し余談になるが、サラリーマンの平均給与の推移を調べてみると以下のようになっている。(大体余談なのだが。。。)

2-1 給与所得者数・給与額・税額

区分平均給与(円)
昭和25年分100,100
昭和26年分118,500
昭和27年分152,400
昭和28年分170,200
昭和29年分181,700
昭和30年分185,000
昭和31年分202,400
昭和32年分216,000
昭和33年分223,100
昭和34年分239,800
昭和35年分259,600
昭和36年分294,700
昭和37年分334,000
昭和38年分364,800
昭和39年分410,400
昭和40年分450,600
昭和41年分490,400
昭和42年分552,200
昭和43年分626,900
昭和44年分713,600
昭和45年分825,900
昭和46年分932,800
昭和47年分1,071,000
昭和48年分1,321,800
昭和49年分1,665,200
昭和50年分1,868,300
昭和51年分2,098,200
昭和52年分2,263,000
昭和53年分2,397,000
昭和54年分2,549,000
昭和55年分2,689,000
昭和56年分2,803,000
昭和57年分2,891,000
昭和58年分2,970,000
昭和59年分3,068,000
昭和60年分3,163,000
昭和61年分3,277,000
昭和62年分3,359,000
昭和63年分3,439,000
平成元年分3,596,000
平成2年分3,761,000
平成3年分3,941,000
平成4年分4,026,000
平成5年分4,029,000
平成6年分4,078,000
平成7年分4,107,000
平成8年分4,118,000
平成9年分4,183,000
平成10年分4,185,000
平成11年分4,032,000
平成12年分4,082,000
平成13年分4,001,000
平成14年分3,887,000
平成15年分3,753,000
平成16年分3,766,000
平成17年分3,710,000
平成18年分3,670,000
平成19年分3,672,000
平成20年分3,652,000
平成21年分3,502,000
平成22年分3,547,000
平成23年分3,583,000
平成24年分3,521,000
平成25年分3,595,000
平成26年分3,614,000
平成27年分3,612,000
平成28年分3,562,000
平成29年分3,671,000
平成30年分3,716,000
令和元年分3,879,000
令和2年分3,701,000

引用:https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/jikeiretsu/01_02.htm

グラフにすると以下のようになる。

それぞれのハード発売年の平均給与は以下の通り、現在switchが出ているがそれも参考

スーパーファミコン(7,800円):1990年(平成2年)  3,761,000 円

ゲームボーイポケット(3,800円):1996年(平成8年) 4,118,000 円

Switch(29,980円):2017年(平成29年)  3,671,000 円!!!???

Switchは当時のスペックと比較すると、はるかに上なので、単純に値段が高すぎるとみなすことはできないが、給与所得が1990年,1996年と比較して低下しているので、当時のゲームボーイポケットよりも手が出しにくくなっている。

給与所得がほぼ横ばいで推移しているのにも関わらず、ハードの価格は上がっている。

もちろんハードとしてのスペックは上がっているのだが、値段が値段だけにどうしても購入者のハードルが徐々に上がってくるのだろう。(もしくは高すぎるが故に、購買層の年齢が当時よりも高くなっているのかもしれない。)

だからこそ、バグが許せず、直せとの声が噴出するのだろうか。

当時は直そうと思ったら回収して焼き直し等行う必要があり、実質的にできなかったことも理由にはあるだろうが、むしろバグは積極的に楽しんでいたように思う。

もちろん進行に影響を及ぼすようなバグは直すべきだが、特定の動作をするとポケモンやアイテムがコピーできるとか、何か理想的なパーティを作れるバグは面白くない?と思ってしまうのは私だけであろうか。(大会とかがあるからそういうのはよくないとかそういうのがあるのだろうか、そういうバグを利用していたら公式で大会に出られないようにするとかできればよいのだろうが、なんだかイタチごっこになりそうで不可能な気がしなくもないし、大半の人にとってはどうでも良いのではと個人的には思ってもしまう。)

今はネットにキッズも簡単にアクセスし、攻略法を確認する時代なのかもしれないが、まずは普通にプレイして普通にクリアできれば、ゲームとしてはよいのではないのだろうか。

何もかも直そうとか、初めからバグが無いようにするとか、細かいところを切り詰めていくときりがないし、人的要因も時間も限られている。そういった細かい部分を気にしすぎた結果、今回のようなバグがいろいろ出たのではないかと思っちゃったりもするが、そんな難しい話でもなく、ユーザでバグだしすればよいかとの考えがあったのだろうか。

まあ、とにかく何が言いたいかというと、ゲームなんかにムキになるなよって思ってしまうわけである。

ポケモンダイパリメイクに命を懸けているわけでもないんだから適当に買って、適当に遊んで、普通に全クリして、その後にバグを楽しんで(途中進行不可能になるバグがあったとしても、リセットしてやり直して)、やらなくなったら売ればよいじゃないかとそう思ってしまうわけである。

現代は良くも悪くも全員が広く発信する手段を持っている時代なので、何かと情報は拡散しがちだし、それに伴っていろいろな考えの人が現れるものである。

会社もコンプライアンスが厳しくなってきて、リスクの考え方が昔と比べると過大に見積もられたりしている気がする。(個人的には)任天堂もそんな会社になるつつあるんじゃないだろうかと思うのが、今回の修正の一件である。

今回の失敗は次回に活かそうということで、次回作を作ってもらったほうが、リソースを集中させやすくより良いゲームができるんじゃないのとは思ったりするのだが、どうなんだろうか。

くそげーだなと思えば、そのくそげーを楽しめば良いじゃない。

レビューがクソだなと思えば買わなければ良いし、買ってクソだったとしてすぐ売れば良いじゃない。

粗があれば、その粗をどうしたら楽しめるのか考えれば良いじゃない。

バグなんて見つけたらネタになるし、仲間内で共有したら楽しいのにと思ったりするけどな~。と思った次第です。

タイトルとURLをコピーしました