最近ポケモンダイパリメイクのバグが取り沙汰されており、以下のバグ修正がされているようである。
しかし、このバグを修正するというのは正直必要なのだろうかと思ってしまう自分がいる。
私が子供のころ、初めて買ってもらったポケモンは赤だ(弟は緑を買ってもらっていた)。
この時同時にゲームボーイポケットを買ってもらい、寝ても覚めてもポケモンにはまっていた。夜に親にゲームをしているのがばれないように部屋の電気を消し、外の廊下からの外灯の光を頼りにポケモンをして、視力が1.5から0.7に一時的に下がってしまったのも今では良い思い出である。
ちなみにゲームボーイポケットとは以下のようなものである。
ちなみにスーパーファミコンは以下のようになっている。
引用:https://www.nintendo.co.jp/n02/shvc/index.html
私は黄色を買ってもらい、弟は緑であった。
ポケモン赤と緑だったら、ゲームボーイも赤と緑なんじゃないかと普通は思ってしまうのだが、なぜか私のほうは黄色であった。塾か何かの帰りに祖父母が買ってくれていたものなので、祖父母のセンスということになるが、小学生の時分には色はどうでもよかったのだろう。(しかし、3,800円てめちゃくちゃ安いな。スーパーファミコンですら7800円なのか。サラリーマンの平均給与ってそんなに変わってないんじゃなかったか。)
少し余談になるが、サラリーマンの平均給与の推移を調べてみると以下のようになっている。(大体余談なのだが。。。)
2-1 給与所得者数・給与額・税額
区分 | 平均給与(円) |
昭和25年分 | 100,100 |
昭和26年分 | 118,500 |
昭和27年分 | 152,400 |
昭和28年分 | 170,200 |
昭和29年分 | 181,700 |
昭和30年分 | 185,000 |
昭和31年分 | 202,400 |
昭和32年分 | 216,000 |
昭和33年分 | 223,100 |
昭和34年分 | 239,800 |
昭和35年分 | 259,600 |
昭和36年分 | 294,700 |
昭和37年分 | 334,000 |
昭和38年分 | 364,800 |
昭和39年分 | 410,400 |
昭和40年分 | 450,600 |
昭和41年分 | 490,400 |
昭和42年分 | 552,200 |
昭和43年分 | 626,900 |
昭和44年分 | 713,600 |
昭和45年分 | 825,900 |
昭和46年分 | 932,800 |
昭和47年分 | 1,071,000 |
昭和48年分 | 1,321,800 |
昭和49年分 | 1,665,200 |
昭和50年分 | 1,868,300 |
昭和51年分 | 2,098,200 |
昭和52年分 | 2,263,000 |
昭和53年分 | 2,397,000 |
昭和54年分 | 2,549,000 |
昭和55年分 | 2,689,000 |
昭和56年分 | 2,803,000 |
昭和57年分 | 2,891,000 |
昭和58年分 | 2,970,000 |
昭和59年分 | 3,068,000 |
昭和60年分 | 3,163,000 |
昭和61年分 | 3,277,000 |
昭和62年分 | 3,359,000 |
昭和63年分 | 3,439,000 |
平成元年分 | 3,596,000 |
平成2年分 | 3,761,000 |
平成3年分 | 3,941,000 |
平成4年分 | 4,026,000 |
平成5年分 | 4,029,000 |
平成6年分 | 4,078,000 |
平成7年分 | 4,107,000 |
平成8年分 | 4,118,000 |
平成9年分 | 4,183,000 |
平成10年分 | 4,185,000 |
平成11年分 | 4,032,000 |
平成12年分 | 4,082,000 |
平成13年分 | 4,001,000 |
平成14年分 | 3,887,000 |
平成15年分 | 3,753,000 |
平成16年分 | 3,766,000 |
平成17年分 | 3,710,000 |
平成18年分 | 3,670,000 |
平成19年分 | 3,672,000 |
平成20年分 | 3,652,000 |
平成21年分 | 3,502,000 |
平成22年分 | 3,547,000 |
平成23年分 | 3,583,000 |
平成24年分 | 3,521,000 |
平成25年分 | 3,595,000 |
平成26年分 | 3,614,000 |
平成27年分 | 3,612,000 |
平成28年分 | 3,562,000 |
平成29年分 | 3,671,000 |
平成30年分 | 3,716,000 |
令和元年分 | 3,879,000 |
令和2年分 | 3,701,000 |
引用:https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/jikeiretsu/01_02.htm
グラフにすると以下のようになる。
それぞれのハード発売年の平均給与は以下の通り、現在switchが出ているがそれも参考
スーパーファミコン(7,800円):1990年(平成2年) 3,761,000 円
ゲームボーイポケット(3,800円):1996年(平成8年) 4,118,000 円
Switch(29,980円):2017年(平成29年) 3,671,000 円!!!???
Switchは当時のスペックと比較すると、はるかに上なので、単純に値段が高すぎるとみなすことはできないが、給与所得が1990年,1996年と比較して低下しているので、当時のゲームボーイポケットよりも手が出しにくくなっている。
給与所得がほぼ横ばいで推移しているのにも関わらず、ハードの価格は上がっている。
もちろんハードとしてのスペックは上がっているのだが、値段が値段だけにどうしても購入者のハードルが徐々に上がってくるのだろう。(もしくは高すぎるが故に、購買層の年齢が当時よりも高くなっているのかもしれない。)
だからこそ、バグが許せず、直せとの声が噴出するのだろうか。
当時は直そうと思ったら回収して焼き直し等行う必要があり、実質的にできなかったことも理由にはあるだろうが、むしろバグは積極的に楽しんでいたように思う。
もちろん進行に影響を及ぼすようなバグは直すべきだが、特定の動作をするとポケモンやアイテムがコピーできるとか、何か理想的なパーティを作れるバグは面白くない?と思ってしまうのは私だけであろうか。(大会とかがあるからそういうのはよくないとかそういうのがあるのだろうか、そういうバグを利用していたら公式で大会に出られないようにするとかできればよいのだろうが、なんだかイタチごっこになりそうで不可能な気がしなくもないし、大半の人にとってはどうでも良いのではと個人的には思ってもしまう。)
今はネットにキッズも簡単にアクセスし、攻略法を確認する時代なのかもしれないが、まずは普通にプレイして普通にクリアできれば、ゲームとしてはよいのではないのだろうか。
何もかも直そうとか、初めからバグが無いようにするとか、細かいところを切り詰めていくときりがないし、人的要因も時間も限られている。そういった細かい部分を気にしすぎた結果、今回のようなバグがいろいろ出たのではないかと思っちゃったりもするが、そんな難しい話でもなく、ユーザでバグだしすればよいかとの考えがあったのだろうか。
まあ、とにかく何が言いたいかというと、ゲームなんかにムキになるなよって思ってしまうわけである。
ポケモンダイパリメイクに命を懸けているわけでもないんだから適当に買って、適当に遊んで、普通に全クリして、その後にバグを楽しんで(途中進行不可能になるバグがあったとしても、リセットしてやり直して)、やらなくなったら売ればよいじゃないかとそう思ってしまうわけである。
現代は良くも悪くも全員が広く発信する手段を持っている時代なので、何かと情報は拡散しがちだし、それに伴っていろいろな考えの人が現れるものである。
会社もコンプライアンスが厳しくなってきて、リスクの考え方が昔と比べると過大に見積もられたりしている気がする。(個人的には)任天堂もそんな会社になるつつあるんじゃないだろうかと思うのが、今回の修正の一件である。
今回の失敗は次回に活かそうということで、次回作を作ってもらったほうが、リソースを集中させやすくより良いゲームができるんじゃないのとは思ったりするのだが、どうなんだろうか。
くそげーだなと思えば、そのくそげーを楽しめば良いじゃない。
レビューがクソだなと思えば買わなければ良いし、買ってクソだったとしてすぐ売れば良いじゃない。
粗があれば、その粗をどうしたら楽しめるのか考えれば良いじゃない。
バグなんて見つけたらネタになるし、仲間内で共有したら楽しいのにと思ったりするけどな~。と思った次第です。