よく株でどれを買うのが良いかという記事があったりする。
私もそのタイトルを見ただけでクリックしてしまうが、見た瞬間はその株が欲しいと思っても、またしばらくすると忘れて、でまた同じ記事に目を通して、、、と繰り返していることが多い。
気になるとずっと気になってしまう、これは人間の性分だと思うし、時間の無駄な気がするので、私は一株買ってしまうことにしている。(買う前に忘れたらそれはそれでラッキーということにしている。)
一株買ってしまえば、買いたいな~という気持ちは少し収まるし、値動きも見やすくなる。
米国株なら数千円だから、最悪なくなってしまっても、まあしょうがないで済ませられる損失なので良いのではないかと思っている。
大事なのは現実で楽しい何かをすることで、株を気にする時間は無駄だと思うからだ。株は手段であって目的ではない。このことは肝に銘じたほうが良いと個人的には思っている。
というところで今回だが、高配当株投資でよく話題に上がるのがSPYDとVYMとHDVだと思う。どれを買えば良いのかなんて記事をよく私も検索したりもしたことがあるし、調べても調べてもなんだか気になってしまうものである。
個人的な結論としては、先ほども話したが、気になるなら全部1株ずつ買えば良いんじゃないかということである。
投資に正解は無いと達観するべきだし、一株でも買えば大体満足できるじゃないか。
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では元も子もないので、今回少し比較してみたいと思う。
まず、株価推移だがVOOと比較してSPYDやVYM、HDVの株価がどうなのか見てみると以下の通り。
■1年の株価推移
オレンジがS&P500種指数のパフォーマンスに連動する投資成果を目指しているVOOだが、要は市場平均とみなしてよいだろう。
これを見ると、一年でのパフォーマンスは以下の通り。
VOO:+26.46%
SPYD:+26.35%
VYM:+21.91%
HDV:+14.52%
どれもプラスなのでどれを選んでも良い感じだったわけだが、配当金込みで考えるとSPYDが1番良かった感じだろうか。
5年で見るとどうだろうか。
■5年の株価推移
これを見ると、5年でのパフォーマンスは以下の通り。
VOO:+110.73%
SPYD:+18.42%
VYM:+45.78%
HDV:+21.33%
VOOの圧勝だが、ここでもどれを選んでもプラスなので御の字ではある。
何を重視するかだが、これを見てしまうと配当金投資じゃないほうが良いのではないかとも思ってしまうな。
ただ、配当金というキャッシュフローを積み上げるのは気分が良いものなので、続けていくことにするか。
キャッシュフローで引退できれば良いのだが、40過ぎで引退できるだろうか。
■まとめ
ここ1年でのパフォーマンスを見ると意外とSPYDが健闘している。
しかし、ここ5年のパフォーマンスを見るとVOOなどの市場全体に投資している方が、配当金込みで見ても圧倒的に良いことがわかる。
以上の結果からリターンのみでSPYD,VYM,HDVに順位をつけるとしたら以下のような感じだろうか。
①VYM 値上がりも配当金も狙えてバランスが良く、1年と5年のどちらで見てもパフォーマンスが良い
②SPYD ここ1年で見れば値上がりも配当金も狙えたが5年で見ると値上がりがいまいちなので2位
③HDV 配当金も値上がりもSPYDと同等かそれ以下の水準。まあ、悪くはないのかもしれないが上記二つと比べると3位かなといったところ。
ここ最近のパフォーマンスを見てしまうとVOOを買いたくなってしまうが、複利狙いで配当金投資をじわじわ続けていくのが大事なのかな。
なんだか揺らいでしまうな笑 しかしこのBloombergのサイトはいいな、簡単にグラフが作れて見やすい。あとは比べる年月をもう少し細かく長くみられるとうれしいのだが。