私は現在の会社で研究開発業務を行っているが、業務の幅が多岐にわたるので、正直本来やるべき業務に集中できない現実がある。
日本の会社ならどこでもそうかもしれないが、うちの会社では研究開発職にいろいろな業務が集中しすぎている気がする。それについて書いてみたい。
ちなみに私のいる部署は課長を含めて6人である。
新商品の開発：研究開発職
新製品の部品や完成品の図面作成：研究開発職
新製品の仕様書の作成：研究開発職
新製品の保守部品のリスト化や販売体系のリスト化：研究開発職
新商品の要素技術の検討：研究開発職
新商品の部品の手配：研究開発職
新商品の試作：研究開発職
新商品の価格決定：研究開発職
新商品の原価計算：研究開発職
新商品の量産手配：研究開発職
新商品の量産試作品の評価：研究開発職
既製品の製造工程を変更した際の評価：研究開発職
既製品に使われている他社の部品が変更される際の評価：研究開発職
既製品が製造工程内で問題が起こった場合の原因の特定と対策：研究開発職
既製品が客先に納品された際に問題があったときの調査：研究開発職
既製品が稼働中に客先で問題を起こした場合の調査：研究開発職
既製品の部品が足りているかどうかの確認：研究開発職
既製品の部品が足りない場合の代替品の調査及び評価：研究開発職
既製品の納期が間に合うかどうかの確認：研究開発職
既製品の工場からセールス等々の細かいもろもろの対応：研究開発職
展示会の内容の検討や展示物の準備：研究開発職
正直何でもかんでも研究開発職に話を回しすぎだと思う。本来商品をどうしていくかということを考えるのが研究開発職と思われるが、それ以外に時間が割かれるせいで、本来やるべきことがほとんどできていないと思う。
この状況がある限り、弊社の研究開発職のやる気はずっとそがれ続けるだろうし、ハッキリ言って効率が悪い。
それでいて研究開発本部が悪いと考えている節があるのだから手に負えない。
私はそのうち数年でいなくなるつもりだが、現段階でも、弊社が続いてほしいと思っている社員はほとんどいないんじゃないだろうか。
自分も困るが、つぶれちまえと思っている社員は割といるだろう。。。
